「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第5回 出会った人たち
こんにちは!noteに記事を書くのはおひさしぶりとなったALKOTTO 3回生の河原のどかです。
今回の記事はALKOTTOメンバーで浴衣を着て、京都の初夏の楽しむという本企画のシリーズ第5回目。わたしは今回のイベントで出会った人たちについてとくに書いていきたいと思います(企画の内容は他メンバーの記事に、よりくわしく記されていますので、読んでみてくださいね)。
というのも、当日は雨予報だったけどなんとか太陽を拝め、暑いくらいだったこの一日で本当にたくさんの人々にお会いできました。京都生活3年目の中でこれまでもたくさん感じていましたが、今回あらためて京都の人の温かさを感じました。ぜひそのエピソードを聞いてください。
まずは朝8時、私たちに着付けしてくださった4人の着付け師さん。第1回のイントロダクションでも書かれていましたが、一時は自分たちで着付けする状況になりそうでした。素人の学生が着付けることは着崩れの心配などいろいろな不安が予想できます。そんな中、『千總』さんのイベントのご縁で繋がった上田靖子さんが急遽引き受けてくださいました。当日は朝早くから4人態勢でご協力していただきました。手際良く、着崩れの心配がなさそうな着付け方、そして、かわいい兵児帯の結び方をしていただき、「さすがプロ」と痛感しました。私たちだけならどうなっていたことやら…
なによりうれしかったのは、着付け師の皆さんもワクワクされていたことです。「浴衣を着てみんなで歩くの楽しそうですね。」「すごくいい企画ですね!」と言ってくださったことにALKOTTOメンバーとして誇りを覚えました。
今回のイベントにおける最大のミッションは、「浴衣で目立ち、ALKOTTOを知ってもらう」だと私は解釈しています。そのため、メンバーは過去の紙面と、SNS等のQRコードが添付されているカードを出会う人に渡して宣伝していきます。要は歩く広告です。
浴衣に着替えて丸太町橋をスタート地点に鴨川沿いを5分ほど北へ向かって歩いていると早速、声をかけたい第1ターゲットを発見!大学生のスポーツサークルのようです。お声をかけに行くと『ハリー・ポッター』に登場するクィディッチというスポーツを現実世界で行っているというとてもユニークな団体でした。練習風景も観ていると、箒をイメージした棒に跨ぎボールを輪の中に入れています。ハリー・ポッターが好きな私からすれば目から鱗です。
「何かお祭りがあるんですか?」と聞かれ、企画を説明すると、興味津々に聞いてくださました。まだ午前中でしたが、太陽も高く昇り、気温が高かったため「暑さに気を付けて練習頑張ってくださいね」と話すと「皆さんも気を付けて」と言ってくれました。他大学の方とお話できてうれしかったです。
ここで、シャボン玉タイムが始まり、鴨川に無数の淡い玉を浮かべます。今思い出しても視界がキラキラしてましたね。
シャボン玉を手に持ちながら歩いていくと、第2ターゲットを発見!小さい男の子とお母さんの親子が芝生で遊んでいました。男の子が浴衣集団の私たちに興味を持ってくれたので、シャボン玉でさらに興味を惹きつけます。するとシャボン玉を追いかけてくれ、その光景にみんなにんまり笑顔に。男の子はなぜだか松島さんとはおしゃべりしていました。さすがは2児の父です。
さらに北へ歩いていくと、第3ターゲットを発見!外国人の方がこちらを見ていたので、紙面とカードを持って話しかけに行きます。タイから観光で来られたご夫婦でした。浴衣姿が珍しかったのか、一緒に写真を撮っていただきました。日本旅行の思い出の一つになればいいな。最後は「コップンカー(ありがとう)」でさよならを。
賀茂大橋に向かって進んでいくと、こちらに向かってくる女性が。今回の企画に欠かせない風呂敷を貸し出していただいた、「むす美」の悦子さんが暑い中来てくださいました。浴衣との組み合わせも悦子さん考案。そのため、実際に着用した姿を見ていただけてよかったです。
時間はお昼時、昼飯の前に枡形商店街の和菓子屋「おた福屋」さんで水無月を買いに行ってくれました。なんとそこで3つおまけしてくださったとのこと。なんて優しい世界なのだろう。
昼食後、近くのコンビニによると、既視感のある方を発見しました。昨年からももかちゃんとご縁ができ、ALKOTTOとしても何度か一緒に活動させていただいた、インスタグラマーの京都ぶらりさんが大量のドリンクを買っていました。思わず声をかけてみると、なんと私たちへの差し入れ用とのこと。ありがたくボトルを持たせてもらい、京都ぶらりさんも一緒に鴨川デルタに向かいました。
鴨川デルタでもシャボン玉タイムが始まり、その中、いろんな方に声をかけ、紙面を配ります。1年生のふみあきくん、いぶきくん、はるまくんが、やいやい言いながらも、国籍問わずいろんな方に声をかけていたのをよく覚えています。ナムさんは3カ国語を駆使し、広報隊長をしてくださいました。
水無月を食べゆっくりしていると、天気予報通り、黒い雨雲がやってきて、私たちは枡形商店街で雨宿りしました。すると、出町ふたばの前あたりに露店を出していた、たこ焼き屋さんと話すメンバー。数分後にはたこ焼きと焼きそばをサービスしていただき、手に持ってきました。きっとメンバーが可愛かったのでしょう。突然の夕立のおかげで偶然に立ち寄った商店街で、人の優しさに出会えるのも京都らしいなとわたしは感じました。
雨も止み、最終目的地である護王神社へ。たまたま京都に来ていたうちの母も様子を見に来てくれました。よく大学生活やALKOTTOの活動のことも母とは話していたので、お世話になっている友人や先輩方、松島さんを紹介できて個人的にはうれしかったです。
今日は新しい出会いに加え、ふだんお世話になっている方が駆けつけてくださり、なんだか授業参観のよう。1人の時間が好きな私も、ALKOTTOのみんなと夏の思い出を作れたことが楽しくて、私たちの活動を知ってほしいと、思いがけずいろんな方に声をかけていました。今日初めて会った方達に私たちがなにかしらの刺激に、思い出になっていればいいななんて思っちゃったりして。また、改めて京都好きのメンバーに出会えたご縁に感謝。ALKOTTOが中心となって輪が広がる瞬間をたくさん目撃できて、胸がいっぱいになった1日でした。
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