スタイロフォームの特性と加工方法
スタイロフォームとは
スタイロフォームはポリスチレン樹脂を主原料とする合成樹脂素材である発泡プラスチックの一種である。
断熱工法に適しており、主に住宅の断熱材や屋根に使われる。
スタイロフォームの素材の特性
加工が簡単(カッター、ノコギリ、熱線など)
軽くて丈夫(圧縮され丈夫)
優れた断熱性
軽量である(水の約30分の1の重さ)
耐水性に優れている
衝撃や荷重に弱い
溶剤で溶ける(シンナー、アルコールなど)
紫外線で劣化してしまう(表面の変色が起こる)
スタイロフォームの加工方法
切る
削る
磨く
接着する
溶かす
スタイロフォームを加工してみた
スタイロフォームの加工方法の 切る 溶かす 加工方法を合わせた電熱線を使い
切断加工を行いました。
上の写真のような形を目標に加工をしていきます。
手順
①スタイロフォームを立方体に切り出します
②下の画像のように紙をつけて切り出すガイドをつけ、ガイドに沿って曲線をつけていきます。
③切断した面には凹凸ができているのでヤスリで削り平にして仕上げていきます。
これらの工程を経て完成したのが下の写真になります。
ヤスリの使い方
最後に仕上げの作業で使ったヤスリの基本的な使い方について説明します。
ヤスリには番号が振られてり、番号の数字が小さいほど粗さが粗くなっています。
最初は切り出した断面など凹凸がついている面を番号の小さな粗いヤスリで削り
その後少しずつ番号を大きくして細かなヤスリで綺麗に形を整えていきます。
スタイロフォームの加工について特性をよく理解し、使用用途などを考えて加工方法を使い分けていきたいです。
また、加工するにあたり、さまざまな道具についても知ることができました。