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とくしま回帰セミナー レポート 〜徳島で見つける新しい生き方〜
皆さんこんにちは!人生後半戦、さあ、いこう!アライブ・ラボです。
2025年1月31日(金)、東京・オンラインで「地方とつながるオンラインセミナー&移住相談会」が開催されました。
イベントでは、「今すぐ移住はしないけど、地域と関わりたい」、「地方のプロジェクトに参加したい」と考えている方々に向け、徳島県内で地域課題の解決に取り組む団体やプロジェクトが紹介され、アライブラボからは、岡さんが登壇しました!写真はサックスの演奏中です。
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2025年1月31日(金)、東京・オンラインで「地方とつながるオンラインセミナー&移住相談会」が開催されました。本イベントでは、「今すぐ移住はしないけど、地域と関わりたい」、「地方のプロジェクトに参加したい」と考えている方々に向け、徳島県内で地域課題の解決に取り組む団体やプロジェクトが紹介されました。
NPO法人アライブラボ 理事長 岡 正伸氏
人生の後半をどう生きるか——その問いに真正面から向き合いながら、徳島でユニークな活動を展開しているのが、NPO法人アライブラボの岡正伸氏です。
岡さんは、高齢者の孤立や孤独死を未然に防ぐためのコミュニティづくりに尽力しており、その代表的な活動が「スナック雑談」です。ここでは、日常の雑談を通じて人と人がつながり、互いを支え合う関係が生まれています。この取り組みは単なるカフェではなく、地域の絆を深める重要な役割を果たしています。
「移住というと若い世代向けの話が多いが、中高年にとっても徳島は新しいつながりを持てる場所」と岡さんは語ります。特に、長年都市で働き続けた人が、新しい居場所を見つけるのは簡単ではありません。そこで岡さんが提案するのが、「馴染みの店をつくる」こと。
「まずは3日間連続で同じ店に行き、同じものを注文する。それだけで、店主や常連と自然に会話が生まれ、気づけば地域の一員になっている」。このシンプルな習慣が、移住後の生活を充実させる大きな鍵になるといいます。
また、岡さんは空き家問題にも取り組んでいます。終活支援と連携し、空き家を「放置される資産」ではなく、「人と人をつなぐ拠点」として活用するプロジェクトを進めています。コミュニティスペースや地域の拠点としての活用例も増えており、単なる移住先としてだけでなく、関係人口の交流拠点としても可能性が広がっています。
さらに、岡さんは「問屋町のびっくり日曜市」や「スナック雑談」など、移住者が地域の人と出会う場の重要性を強調。実際に、これらの場所を訪れてみたいという声が多く上がりました。
岡さんの講演の中で特に印象的だったのは、「人生後半こそ、新しいことにチャレンジできる」という言葉でした。都会では得がたい「人との距離の近さ」や「支え合う文化」が徳島にはあります。孤立しがちな中高年が、コミュニティを通じて新たな居場所を見つけることができるのです。
神山まるごと高専スカラーシップ活動担当 濱上 隆道氏
続いて登壇したのは、2020年に徳島へ移住した富士通の濱上隆道氏。現在はIT企業のCEO室に所属しながら、神山まるごと高専との協働を推進しています。
濱上さんが紹介した神山まるごと高専は、テクノロジー・デザイン・起業家精神の三本柱を掲げる日本で約20年ぶりに開校した高等専門学校。地域に根ざしながら、実践的な学びを提供する独自の教育方針が注目されています。
「移住者として地域に溶け込むには、仕事だけでなく、地域活動に関わることが大切」と濱上さんは語ります。自身も神山町に移住し、地域のプロジェクトに参加する中で、都会では味わえない人とのつながりを実感しているそうです。
神山町では、学生たちが地域課題の解決に取り組んでいます。例えば、町営バスの廃止に伴う移動手段の確保について、AIを活用したデータ分析を行い、より効率的な交通システムを提案するプロジェクトが進行中です。
また、濱上さん自身も「神山町に住んでみてわかったこと」として、地方での暮らしのリアルな一面を共有しました。都市部の便利さとは違う不便さもあるが、それ以上に地域とのつながりが人生を豊かにしてくれると感じたそうです。
「地方だからこそ生まれるイノベーションがある。地域に根付いたプロジェクトに関わることで、新しい働き方や生き方が見えてくる」と濱上さんは力を込めて語りました。
オペラと地域活性 〜徳島に文化の灯をともす〜
セミナーの最後には、徳島で進行中のオペラハウスプロジェクトについての話題提供がありました。
オペラは都会のもの、というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、徳島ではクラウドファンディングを活用しながら、地域住民が主体となってオペラ公演を企画・運営しています。プロのアーティストと地元の人々が共演し、地域文化の活性化に繋げる取り組みです。
「地方にいるからといって文化活動を諦める必要はない。徳島だからこそできることがある」との力強いメッセージがありました。
徳島とつながる第一歩を踏み出そう!
移住は単なる引っ越しではなく、新しい生き方を見つけるための一歩。都会のスピードに違和感を覚えたり、第二の人生を充実させたいと考える方にとって、徳島は理想的な場所かもしれません。
徳島には、人との距離が近く、支え合う文化が根付いています。地域と関わりながら自分らしい暮らしをしたい方にとって、ここには温かいつながりと新しい挑戦の機会があります。中高年の方にとっても、より豊かな暮らしを実現するための「つながり作り」が育まれています。
ぜひ 問屋町のびっくり日曜市 や スナック雑談 に足を運んでみてください。そこでの出会いや会話が、あなたの新たな人生の扉を開くきっかけになるかもしれません。
徳島でお会いできるのを楽しみにしています!
後日談おまけ)
登壇したゲストお二人の出会いも問屋町。
楽器、初めて触って、JAZZを始めて、徳島ジャズストリートにデビューをしちゃいました。
【アライブラボからのお知らせ】
「スナック雑談のれん分けプロジェクト」養成講座開催(3月)のお知らせ
Alive Labでは、安心して語り合える「スナック雑談」の場を広げ、地域課題解決や孤独・孤立防止を目指しています。2回目は実践からの振り返り。
アライブラボのサイトができました。https://alivelab.jp/
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アライブラボでは、地域の多様な団体や個人と連携し、終活支援や人生後半戦に焦点を当てた取り組みを行っています。私たちは、「おひとりさまの終活支援」という理念に基づき、誰もが安心して人生のフィナーレを迎えられるような環境づくりに努めています。協働事業は、こうした活動にさらなる広がりと深みを加えています。
協働事業を通じて、人生後半を迎える人々が安心して豊かなつながりを築ける社会を目指しています。他団体との協働により、個々のニーズに寄り添い、地域全体の幸福感を高めることを目標としています。
一緒に雑談しませんか?
一緒に雑談しませんか? スナック雑談は日曜市の問屋町で青いのれんのオープンしています。 人生後半戦、さあ、行こう!青の大きなのれんが目印です!