苦手なものは何かと聞かれると、真っ先に思い浮かぶのは「虫」の存在だ。奴らはグロテスクな見た目で、何を考えているか分からない。しかし、奴らも我々と同じように必死に生きている生き物だと思うと、殺すのも少し気が引ける。でも苦手なあまり、いつもティッシュに包んで捨ててしまう。 部屋に虫が出ると、ふと思い出すのはこんな出来事だ。ある日、私は母とリビングでテレビを見ながら団欒をしていた。すると、パタパタと音が聞こえ、恐る恐る見上げると、大きな蛾が出現した。母も大の虫嫌いだ。 家の構造
⬆️是非爆音で聴いてください。 「Teenager’s Rock」。 全ての想いがタイトルに納まってしまった。 だが、より細分化したものが曲となっている。 この曲は、作詞作曲、全楽器演奏、ミックスなどなど全部私一人が手がけた。 正直、ミックスは全く思い通りにいかず、その上ファイルも削除してしまったため取り返しがつかない。が、それもまた味なのだろうか。 サウンドは70年代、80年代のアメリカンロックをベースにしている。私のルーツと言っても過言ではない、AC/DCやKISS
ある日の電車内。 車内は海外からやってきた観光客が多く、わいわいと賑わっていた。 私はとあるガタイのいい男三人に目が行った。恐らく欧米の方たちで、一人の男性が大きな袋に手を入れニヤニヤしていた。ちなみに周りの二人もニヤニヤしていた。 懐かしい。 取り出したのは、『ドラゴンボール』のキャラクター、「ゴジータ」のフィギュアである。一応説明するとゴジータとは、言わずと知れた悟空とベジータが、フュージョンという方法で二人で一人になった姿である。 「とてもクールだぜ」だのなんだの言いな
そして数ヶ月が経った頃、浴室にいわゆる「G」が出現した。全世界が嫌っていると言っても過言ではない存在だ。それもかなり大きめのサイズ。応戦を試みたが、そんな度胸もなく、結局父に助けを求めた。しかし父が駆けつけた時には、奴の姿はなかった。不思議だ。隠れられるスペースもないし、シャワーを全体にまいても出てこず。私は奴の再出現に怯えながらお風呂を済ませ、その日は何かと無事に終わった。 あんな大きなゴキブリは初めてで、私しか見ていなかったため父も母も半信半疑だった。 その日以来、奴を