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キャリアブレイクという考え方①(適応障害休職中)
適応障害で療養している中、ネット情報や動画を調べて情報を得ている方も多いと思います。
そんな中、下記の本が紹介されていました。
今回、読書していく中でいいなと思った部分あったので、紹介させていただきます。
キャリアブレイクとは
キャリアブレイクとは、本や研究所のページで下記のとおり定義されています。
キャリアブレイクは「離職・休職などを通じて一時的に雇用から離れ、人生と社会を見つめ直す期間」のことを指します。造語ではなく、欧州では一般的な文化で、旅、留学、自主的な挑戦、勉強やトレーニング、休養、療養、出産、子育て、家族のケアなど、過ごし方は様々です。
ブレイクに入る契機は、体調不良に伴う休職、退職や、一時的に旅行へ行く等のポジティブな要素まで色々あるようです。
自身は、適応障害の診断を受けお休みに入ることになり、今後の不安が高まっている状況ですが、同じような境遇の方もおられるなと思いました。
本では、働くの中で転機を迎えたときに、
①現状維持(今の会社で働き続ける。)
②働く環境を変える(異動希望する。転職する。)
という2つの選択肢しか持てないが、3つ目の選択肢として、
③キャリアブレイクという選択肢もあるということを、考えておくだけでもいいとのことです。
私は公務員からの転職組ですが、転職時に、③も少し考えたのですが、空白が空くのが怖く、②を選択しました。
日本的には、まだまだ「キャリアブレイク」は一般的な言葉になっていないようですが、欧米では割とよく使われているようです。
5つの段階
①解放期
・とにかく飽きるまでは休む。
・時間がなくできていなかったことをやって、小さな願望を解放していく。
→まずはゆっくりと休むこと、その後自分がしたい活動をしていくことを意識してできればと思います。やりたいことリスト作ろうかな。
②虚無期
・所属がないことへの不安感。
→私自身は、まだ休職中ですが、将来の不安感が大きく、社会の役に立ってない感を感じ始めています。
③実は期
・本当の自分の声を聴き始める。
→①解放期、②虚無期の期間が重要なようです。ゆっくりと時間をかけつつ、休むこと、自分の声を聴くにあたっての要素となります。また、本音(多少無理なことかもしれなくても。)に向き合いたいと思います。
④現実期
・再び社会との距離を探る。
→③自分の理想、思いをどう形にするのか、必要であれば資格取得したり、今後にどう落とし込んでいくかが大切です。正直、まだこのタイミングにはないので不安ですが…。
⑤接続期
・自分のキャリアブレイクを定義する。
(会社に迎合しすぎなくて良い。)
読んで心に残った言葉
離れたことで、自分の可能性を広げる無意識のところにある、本音にしたかった考えを拾い上げることができる。
職場、仕事から離れることで
・目的を思い出し、復職。
・やりがいのある活動を小脇に抱える、復職。(スラッシュ型)
失敗という経験がほしい
→成功は自信をもたらし、失敗は成果をもたらす。
【企業からみたキャリアブレイク】
企業人事担当としては
・空白があり、理由を説明できたらいい。
・1年以上の長期になると、履歴書チェックの時点で上司が気にする。
・そもそも休んだことを隠そうとしない。
・最後は仕事とのミスマッチがないか確認
最後に
この本を読んで、率直に、自分と同じような境遇におられる方(キャリアブレイクのタイミングを迎えている)が思ったより多くいるなと思いました。
また、5段階を紹介しましたが、今後の進み方について、具体例も示されているので参考になりました。
支援者側、当事者側、企業等の観点から「キャリアブレイク」について、
それぞれ記されていますが、いずれもポジティブな面での評価、「色々と模索した中で、やっとたどり着いた」ということが考えられています。
(もちろん、否定的な面もあるとは思いますが…。)
少なくとも、休職という状況に陥った状況をどうとらえるか、意味づけるかという部分が重要だと思っています。
ここに書ききれない、いい要素が本には載っていますので、ご参照ください。
転機等、キャリアコンサルタント目線でも参考となる内容も多かったので、また別途記事を掲載できればと思います。
乱文乱筆ですいません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。