宝塚歌劇団は世界で唯一の女性だけの劇団です。 私にとってはそれが当たり前で、逆に宝塚以外の舞台を観劇すると男性がいることに違和感を感じるくらいなのですが・・・ 実は初期の頃には男性の加入についてもたびたび議論されていたそうです。 実際、師匠の岸田辰彌が小林一三に招聘されて宝塚に入った時、当時19歳だった白井先生は男性の俳優を養成するための「男子選科」に入ったのです。 しかし、少女歌劇の人気が根強く、男性の加入に反対するファンが多かったようで、男子選科は数か月で解散となりま
皆さんは「守破離」という言葉を知っていますか？ 私は白井鐵造演出の『パリゼット』は守破離だと思うんです。 『モン・パリ』の全ての振付をした白井鐵造に小林一三は洋行を命じました。 半年で日本に帰る予定でしたが、白井先生はパリレビューのあまりのすごさに、半年では足りないと判断。ちょっと観て似たようなものを作るのではなく、パリの生活に身を置いてパリの文化を自分の中に染み込ませようとしました。 安い下宿を借り、フランス語を勉強し、タップダンスを習い、劇場に通ってアイディアをノ
白井先生のことをもっと知りたい！と思った私は、田畑きよ子さんの白井鐵造と宝塚歌劇「レビューの王様」という本を読みました。 この本を読んで白井先生の「ここがすごい！」と思ったことについて少しずつ書いてみたいと思います。 レビューの王様と言われる白井先生も、最初から何でもできる人だったわけではありませんでした。 宝塚でのデビュー作は21才の時。 劇団に入って数ヶ月の白井先生のデビュー作『魔法の人形』は、脚本が少女歌劇に合っておらず、かなり不評だったようです。 雑誌「歌劇
皆さんは「レビュー記念日」をご存知ですか？ 『モン・パリ〜吾が巴里よ！〜』は岸田辰彌が欧米視察に行き、持ち帰ったパリのレビュー。 岸田先生の助手をしていた白井先生は、パリの舞台写真を見ただけですべて振り付けたそうです。 当時ほとんど誰も見たことがないレビューというものを、パリに行っていない人間が振り付けるのは、とてつもない苦労だったと思います。 白井鐵造という人がどんな人だったのか…。調べてみるとその生き方にどんどん引き込まれていきました。 その話はまた書きたいと思
白井鐵造は宝塚レビューの基礎を作った人で、「レビューの王様」と言われています。ではどんなことをした人なのでしょうか？タカラヅカ・スカイ・ステージで放送された、白井鐵造没後40年特別番組「レビューの王様 白井鐵造」や宝塚歌劇団HPを参考に書いてみたいと思います。 （モン・パリ〜吾が巴里よ！〜は岸田辰彌演出、パリゼット以下は白井先生が演出した作品です。） モン・パリ〜吾が巴里よ！〜（1927年） ・ラインダンスを日本で初めて振り付けた パリゼット（1930年） ・「すみれの
初投稿で自己紹介をしましたが、自分についてもう少し詳しく書いてみようかなと思います！ 浜松で生まれ、高校までは浜松の学校に通い、大学で上京。就職して東京で数年働き、現在は浜松で事務の仕事をしています。 母の影響で宝塚を見るようになり、初観劇は2000年望郷は海を越えて／ミレニアムチャレンジャー。煌びやかな世界に心を奪われました。はじめは年に数回観劇できたら幸せだったのが、今では毎月東京か宝塚に遠征するほど熱狂的なファンに。 宝塚を観ることが心の栄養。宝塚を観るために働いてい
今までSNSは「見る」専門だった私。 noteで発信してみよう！と思ったきっかけは、宝塚歌劇の演出家、白井鐵造先生です。 タカラヅカ・スカイ・ステージ（宝塚の専門チャンネル）で 白井鐵造没後40年特別番組「レビューの王様 白井鐵造」 を見て「白井先生ってこんなにすごい人だったんだ！！」と衝撃を受けたんです。 例えば、タカラジェンヌという呼び方は白井先生が生みの親だった、とか！ 「モン・パリ」の振付を写真を見ただけで全て振り付けた、とか！ とにかく白井先生のことをもっと
はじめまして。ぺんぺんと申します。 SNSは見る専門でしたが、最近発信したいと思うことがあり、今日は誕生日ということもあり、初めての投稿をしてみよう！と思い立ち、書いています。 私は静岡県浜松市在住の会社員です。趣味は宝塚観劇、猫を愛でることです。 宝塚歌劇の演出家、白井鐵造先生のことについて発信して、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします！
