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日本が没落した原因は国民じゃない

景気の循環は3つのステップが存在します

第一フェーズは
世の中が不景気で国民が困っている状態

この時は政府が国債発行、通貨を作り民間に流通させることで、国民の家計を下支えする必要があり、そうすることで国民のお金の不安を減らし、消費を促す

第二フェーズは
国民が消費をすることで、企業の売り上げが上がる
企業の売り上げが上がると、賃金が上がり、雇用が安定します

さらに企業は物やサービスが売れるので、事業拡大のため銀行からお金を借ります

経済の仕組みで、政府が国債を日銀に買ってもらう、又は企業が銀行からお金を借りると、世の中のお金の量が増えるので、景気がよくなります

第二フェーズでは政府は通貨発行を止めるのですが、代わりに企業が銀行からお金を借りることで景気が拡大するのです

第三フェーズでは、
政府が通貨発行、企業が借り入れによって、お金がジャブジャブに民間に流れすぎている状態

景気が良すぎると、国民がお金を使いすぎます
そうすると、国民が欲しいと思う量に対して、用意する商品の量が足りなくなります
こうなると、インフレ、物価が高騰することで、国民の家計を圧迫させる現象がおきます

このインフレを抑え込むために政府は増税や金利を上げたりなどの対処をするのです

増税や金利を上げれば、民間のお金の量が減るので、相対的に国民の消費が減ります
国民の消費が減れば物価高騰が防げるのです

では政府がやってきたことは❓
景気が悪くて国民がお金に困っているときに増税

第一フェーズでは政府が国民にお金を出して助けなくてはいけないのに、逆にお金を強奪したわけです

そうなれば景気が拡大しないので、いつまで経っても第二フェーズに移行することができません

それどころか、国内で物が売れないのだから、企業は賃金を下げるしかないし、最悪海外に移転してしまいます

だから日本は30年ものあいだデフレ、景気が下がり続けて、世界で1人負けしたのです

圧倒的マクロ経済音痴が政府や日銀、官僚にはびこっている
それらを掃討しないかぎり日本に未来は
ありません

次の選挙で日本の明暗が決まります

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