夜明け直後の散歩は気持ちいい。
2024年8月10日。夏の長期連休に入った。いわゆるお盆休みというやつだ。あまりに暑くて出かける気にならない。台風も接近中だしね。お盆休みはエアコンの聞いた室内でゴロゴロしながら高校野球を見るというのがここ数年の過ごし方。見ず知らずの高校生に感情移入し、一喜一憂しながらテレビにかじりつく…。う~ん、暇だ。
今年は旅行の予定はない。リビングのテレビ台の上にドーンと鎮座しているカメラに目を向け、心の中でつぶやく。「キミの出番はないよ」と。
「暑いよねぇ。犬を飼っている友達は早朝や夕方遅くに散歩に連れて行っているみたいだよ、大変だねぇ」
私の奥さんは優秀だ。何気ない会話の中から、たまにこういう気付きをもたらす。何もカンカン照りのお昼に出かけなくてもいい。早朝だ、早起きすればいいのだ。カメラがニヤリと笑ったように見えたのは気のせいか。そういえば日の出前のマジックアワー的な感じの時に散歩したことなかったな。日の出時刻を調べてみよう。4:48かぁ。酒に侵された私の体で日の出前に起きれるだろうか?
翌朝。気温22℃。天気曇り。
前日の夜(数時間前)に飲んだビールが抜けきっておらず、車は使わないことにした。出不精の私は近くの道の駅まで車で行く→そこから歩いて田園風景を散策と頭の中で思い描いていたが、あえなく却下となった。仕方なく家から歩くことにしたのだが、これがなかなか気持ちいい。田舎暮らしの私はどこに行くのも車なので、自らの足で歩くことが極端に少なくなる。軽い運動のつもりで歩くのもいいものだ。
空が白み始めるころ、目的の田んぼのド真ん中に到着。結果から言うと空は全く焼けなかった。残念。次回以降の楽しみが出来たということで。
まずは田園風景に並ぶ鉄塔を撮りました。ギリギリまで近づき、夏の朝焼けする空に広角側でギューンと空に伸びる感じで撮りたかったのですが、あいにくの曇り空。鉄塔をカッコよく見せるのは難しいですね。空に入道雲が浮かんでいたら季節感が出たかな?
夜明け直後の空を縦構図で。風景はf値高めで…という固定観念を捨てられなかった一枚。Aモードで撮っていたのですが明るさを確保するためにISOを上げるか、カメラ任せのオートを使えばよかったかな?RAW現像である程度ノイズを消して明るくしてみましたが…う~ん、空の明るさと田んぼの暗さの差がありすぎでした。
鉄塔の方向から登ってくる朝日と焼けた空を撮る予定だったのですが、自然は操れないのでまた別な機会に。
シャッタースピード1/8でしたがレンズの手ぶれ補正が効いたため、手ブレは抑えられました。タムロンのレンズ、手ぶれ補正がかなり優秀ですね。
空が焼けないなら足元に目を向けると稲に着いた朝露が。これは朝露のかわいい感じを表現できたらと。なるべくf値を低くして明るくなるように意識したのですがもうちょっと明るめでもよかったかな?
ちょっと歩くとエノコログサが。こちらは朝露を纏った稲を背景にしてキラキラ感を出してみました。もうちょっとエノコログサに寄って撮ればよかったかな。
最後に公園を散歩して帰宅。百日紅の花がきれいでした。
ちなみにこの数時間後、足が攣った。本気で運動に取り組まないといけないかもしれない。