強制隔離体験記・日航ホテル退所日
2021年12月19日、3日間の強制隔離最終日の検体検査で陰性結果が出、無事に退所できました。
フランスから関西国際空港へ飛び、日航ホテルに入所しフランスから関西国際空港へ飛び、日航ホテルに入所するまで様子は下のnoteで。
日航ホテルの様子設備、食事等は下のnoteを御覧ください。
同じ日航ホテルでも状況は刻々と変わっています。例えばお弁当の仕出し会社や細かい点が今年の前半と後半では異なるようです。
強制隔離期間の過ごし方
自分の場合の日課
6:30 起床、洗面、体温を測って報告
7:30 朝食、神戸の父親に連絡
8:30 メイルチェックなど
10:30 トレーニング
12:00 昼食
13:00 デスクワーク
16:00 トレーニング
18:00 夕食、フランスの夫と息子に連絡
19:00 デスクワーク
21:00 トレーニング
23:00 入浴、マッサージ、ストレッチ
01:00 睡眠
入所日と退所日はこの半分が諸手続きや荷造りで消えました。
毎日体調報告をし、時々アプリで位置確認やビデオコールに応える義務があります。
退所日の様子
朝唾液を採取して7時に提出し、2時半に陰性の結果が出ました。
8:30 朝食の出るのがいつもより遅かった。
ハイヤーの予約に部屋内の外線を頼む、大阪市内で一本の電話に250円かかる。
12:30 昼食、ホテル日航で最後の食事。
夕方5時に部屋を出る。ホテル内でも空港で使うカート(一番上の写真)で荷物を運べます。体温計を返し、陰性のスタンプと今後使う検査キットをもらい、終了。
自主隔離所へ向かうハイヤーに乗り込んで日航ホテルをあとにしました。
3日間強制隔離の総括
持ってきてよかったもの
眠れるお茶
部屋に煎茶のティーバックはありますが夜に飲むと眠れなくなるので、ノンカフェインのお茶があるといいです。
ビタミンD サプリ 外に出られないのでビタミンD の生成量が減るため
おやつ 素焼きナッツや干し果物、
私はインスタント食品やレトルト食品は何も持ち込みませんでした。
外での買い物も頼まなかった。入浴剤、パック、マッサージクリーム、
今回の強制隔離で良かったことは、たっぷりとしたお湯のお風呂に毎日入られたこと。顔のパックや身体の手入れが存分にできた。フランスの家ではお湯が不足しているし日本の実家は浴室周辺が寒すぎる。ホテル日航はセルフエステに大変良い環境です。
紙の読み物
スマホにキンドルが入っているし荷物になるから、紙の本はあまり持ってこなかったのですが、眼痛でブラウザは見られなくなるのでもう一冊くらい紙の本があったほうがよかったな。
今後の希望
この点を改善してほしいという希望はどんどん発言したほうがいいと思うのです。ホテル日航は隔離施設の中ではマシな方だと思うのですが、先発組が「野菜が少ない」「保湿器がほしい」「外での買い物を頼みたい」と言ってくれたおかげで、我々のときにはそれらを取り入れてもらったのです。だから次の人達のためにあえて言えば :
ホテルの屋上や中庭などを散歩する自由がほしい。
せめて窓を開けたい。
お弁当を白米ではなく玄米ご飯にしてほしい。
焼き魚や鶏のささ身などの蛋白質がほしい。
生野菜ではなく蒸した野菜がほしい。
電子レンジを使いたい。
掃除道具がほしい数日に一回は掃除機をかけたい。浴槽を洗うスポンジなどもほしい。
スタッフの人との連絡が一回線しかなく、いつも繋がらないので複数作ってほしい。
反省点
次回は年末年始の渡航は避け、遅くとも11月中には入国しておこう。
防寒着だけでなく、薄い服も用意しよう。館内は暖房が効いて暑いくらい。
今回の帰国の準備、情報収集に多くの時間や労力を費やし心を痛めた割には、肝心なところが抜け落ちてたり無駄が多かった気がする。
絶対に肥満してはならない
外出禁止されてエサを与えられる一方だったら肥満して当然なんです。パンやご飯は半分以上残すこと、念入りにエクササイズ、マッサージをすることを気をつけました。絶対にデブ化したくない。フランスを出た朝に量った体重は45,5kg。日航ホテルを退所した翌朝は44kg。結果、5日間で1,5kg痩せました。
自由な時間がたっぷりあった割には大して有効に使えなかったな……。
周囲に気の散るものや人のいない、白い壁に囲まれたスッキリした環境で、どうしても頭に入らなかった本を読んだり、自分のこれからの課題について考え、人生の優先順序を決め、脳内の掃除、棚卸しをすればいいな。だから強制隔離ではなく、自分から進んでレジデンスに来ていると考えると時間、機会を無駄にしなくて済むのかな、
そうはいっても今回のための余計な出費と時間はかなりのもので損失は大きいですが、まあ、明るく生きていきましょう。
明日から11日間の自主隔離期間に入ります。
有科珠々