見出し画像

豆繋がりの文化から学ぶ

皆さんこんにちは!

久しぶりの投稿になります。11月末に田舎に引っ越しを済ませ、風車と川に囲まれた新天地で子育てと仕事に全力投球している 自称 家族ごはん研究家の「おやつのおと」です。

カナダでもコロナの影響はまだまだ続いており、クリスマス明けからこちらは外出禁止令で厳しく取り締まりを受けている状況です。 もちろん学校もリモートです。 

もともと我が家はホームスクールを選択していたので、社会のペースに振り回されることはありませんでしたが、お友達はもちろん、おばあちゃんやいとこたちにも会えない生活が1ヶ月続くと、流石に心も寂しい日々です。

そんな理由で、家時間が多い(というか家時間がほぼ全て)の生活をしていますので、必然的におうちごはんが 1日を過ごす中で大きな楽しみになってきます。

子ども達はもちろんのこと、私にとっても パパにとっても。 

今までの様に当たり前に食べるごはん。 でもずっと家にいるわけですから子どもたちもその過程に自然と興味が出てくる様子。 

野菜を洗う水音から始まり、包丁のリズム感、そうしているとコトコトグツグツとお鍋の中から香ってくる空気。 まさに ごはんの 音!

今のこの経験が彼らの命の糧になる。 そう思うと厳しい外出禁止令も 辛い事ばかりではないのかな? 有難いと思う事にしよう と思えるのです。

さて、今日は豆を炊きます。

これも、豆を選るところから一緒に経験することができるお家ごはんの醍醐味ですね。 ご紹介する炊き方は、その後色々使いまわせるので大家族にもおすすめ!な展開料理。 日本の小豆や黒豆でも同じように料理できます。

画像1

「豆を選る」こんな経験を持って台所に立つ人は今どのくらいいるのでしょうか。

田舎育ちの私はおばあちゃんが小豆や黒豆をよっているのをそばで見て育ちました。
それでも 大人になってスーパーで買う豆は大抵揃って綺麗で 選る 事をいつしか忘れてしまっていました。

それがカナダにきて 同じ豆食の文化を持つパパの家族から料理を習い始めたところ、まずこの 「豆を選る」作業から入る事を知りました。
なんだか心の隅っこにあったお婆ちゃんとの思い出が蘇るようで 言葉に表せられない あったか〜い気持ちになりました。

お盆にザーッと豆を出して、まずはじっと見て、いくつか欠けている豆をつまみあげます。
それから手でカラカラっと音を立てるように優しく掻き回すと見つかる傷んだお豆ちゃんたち。
5分もかからないこの作業を きちんとこなす事で美味しい豆料理になるーこの事をきちんと子ども達に伝えていかなければ。

それにしても、こちらで買う豆、お値段お安い分、傷んだ豆結構入ってます(^^;;

画像2

「エルサルバドル🇸🇻の豆スープ」

私の大大大好き❣️な家庭料理の一つです。

パパの親族だけでも作り方は 家庭それぞれ。
家庭料理なので、色んな作り方があって良いんだと思います。

今日は約2年かけて落ち着いた、我が家流をレポートしてみたいと思います。

まず、
選った豆をしっかり洗い、写真のような野菜たちと一緒に水を入れます。
ニンニク、丸々です。 外の皮は剥いて、ところ切れ目を入れてあります。

ローズマリーやタイムのハーブがいい仕事をしてくれるのでぜひおすすめ。

画像3

画像4

このまま 蓋して沸騰させます。
そのあとは中火にして 40分〜50分かな。
豆がい良いくらいに炊けたら火を止めます。

画像5

そしてクズ野菜を全て、引き上げます。
味付けは シンプルに美味しい塩と胡椒を少し。


画像6

野菜の旨味が染み込んだこの豆スープ

私はパクチーとネギ、唐辛子を乗せて。時にはライムを絞っても。
子ども達はサワークリームを乗せるのが大好きです。
熱々が なんとも体に沁みる豆スープです。

そしてここからが 辰巳芳子先生の展開料理の出番!

沢山炊いて、豆は汁ごと小分けに冷凍。
そして広がる煮豆の展開料理。

これは豆を甘く炊いてしまうとできないので
エルサルバドル🇸🇻の豆文化に大いに学ばせていただいています。

画像7

チリコンカン。
美味しい煮豆と煮汁があると 一気にハードルが下がる冬にも夏にも大活躍。

たくさんの方に お豆料理を手軽に楽しんで頂きたくて記事にしました。

是非大好きな展開法を見つけてくださいね❣️



いいなと思ったら応援しよう!