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徒労

「1駅分歩く」をした。「サザエさん」の世界観に存在するサラリーマンが酔いを覚ますためにやるやつ。30分に1本くるような路線なので、1駅といっても1時間弱くらい歩いた。一瞬の思いつきで1時間が徒労に消えた(定期券を携行しているため特に1駅分の運賃が浮いたとかもない)。30分くらい歩く見積もりだったが、自家用車での移動が主である地域なので意外と徒歩のルートが見つけづらく、結果的に少し遠回り気味になってしまった。でも良かった点はあって、人生ではじめて遮断機の存在しない踏切を渡る経験

    • 最近聴いた作品

      柴田聡子 - ぼちぼち銀河 [2022] まったく聴き飽きる気配がなく怖い。LPを買いました。イヤホンで良い音質の音源を聴きたいためCDも集めたいと思っている。ジャケこそ暖色のあたたかくカラフルなイメージを持っているが、掴もうとすると手の間から抜け落ちていくような変質性が全体にあって意外。すごい。アコースティックな温かみ、根源的な安心感のようなイメージも、他人の日記を無断で見ているような罪悪感さえ感じさせるリアリティと少しのインディートロニカ的要素も、どちらも受け持っている不

      • Dry Cleaningの新譜に感銘を受ける

        清潔さと下品さの混ざったジャケットとコンセプチュアルで示唆的なオープニングトラックが我々を迎え入れてくれるわけですが、今思えばこの時点でかなり良かったのかもしれない。過剰さの無い、寧ろ枯れたギタープレイのダーティさとオルタナティヴさが平坦でポストロック的矜持を持ったバッキングと絡み合い、世界に中指を立てているようなやけに厭世的な感じのするボーカルの音量は大きめに、マスロックやノイズを押し出す作品の多い近年のUKポストパンクとは違う切り口での反抗、また静かに人々を冷笑するような

        • ジャンルを絞り込んで良さげな新しい音楽を探している

          良いのか分からない。「ジャンル」を聴いているのか、「音楽」を聴いているのか分からなくなるときがある。 それはさておいて、最近の日本のインディーシーンだと岡田拓郎さんや柴田聡子さん等のインディートロニカの混じったようなある程度キャッチーなアコースティック調の音楽が好きで、海外の音楽にしてもTortoiseなどを聴いているので、Rate Your Musicで新譜情報にあり付く時はIndie Pop, Indietronica, などと画面に張り付いて打ち込んでいる。Court

          Tortoiseに触れて感動しています

          今まで"TNT"しか聴いたことが無かったが、先日「ポストロックディスクガイド」が届いたこともあり腰を据えて聴いている。といってもまだ初期の3枚くらいだが。"TNT"でコンピュータの凄い装置を使って良い音を作っていそうなのもわかるし、それ以前の2作はクラウトロックに分類しやすい反復性みたいなものが中央にあって、TNTの上澄みにあるアート的な含み、遊びの部分がまだ余り成されていないのもわかる。血肉になっていくような不思議な音楽ですね。 ポストロックディスクガイドについては、かな

          Tortoiseに触れて感動しています

          日記

          いわゆる「名盤」として定着しきっているアルバムを先ずは聴いた方が良い、みたいなムードが希薄なのでVaporwaveを最近よく聴いています。作品を聴く順序が大きな意味を成すとは思わないが、散逸している多様な作品の中に手を突っ込んでただ探るような聴き方がしやすくて、より本来的な「音楽をディグる」行為が可能な気がするから。腰を据えて聴いていくと、逃避の音楽なのだな、という気付きがある。よくVaporwaveの空虚さは廃墟になぞらえて説明されることがあるが、作為的に人間がそういう虚ろ

          iPhoneのやけに凝った写真機能を使って撮った月怖いなー

          怖い

          iPhoneのやけに凝った写真機能を使って撮った月怖いなー

          日記

          ディスクユニオン柏。の前。行くたびに店の前で記録用に写真を撮るが、特に被写体がどうとかではなくただ「行った」記録として写真を撮るためかなり適当な写真になっている。地面を撮っている。かなり優良店舗だと信じている。行くたびに品揃えに感じる新鮮味は流石に都心部の店舗よりかは劣るが、値付けがかなり絶妙。たとえばDiscogsで¥2000するようなCDがよく¥500とかで転がっていたりする。少なくとも私の好きな海外のインディーズに関してはそう。ずいぶん前にスミスのMeat Is Mur

          日記

          Lauryn HillのForgive Them Fatherかっこよすぎる。これでアルバムトラックなのか。/Taiko Super Kicksを作った10曲というSpotifyのプレイリストにXTCのThat's Really Super, Supergirlが入っている。明らかにTaiko Super KicksのBSという曲に影響を感じられて良い。/オセアニア圏のシューゲイザーに可能性を感じている。Underground LoversやBailter Space等がいる

          BlurのLeisureについての諸々

          31周年を迎えたと聞いて書きたくなったので書く。最初に聴いたのは5,6年くらい前だった。たしかブックオフで買ったGorillazのDemon Daysを直ぐに気に入ってその後Parklifeとかを聴き、その後に聴いた気がする。これが記憶違いでなければ、かなり順当なデーモン・アルバーン入門への道を辿っている。/その頃はあまりCDに拘りは無く(今の自分であったら絶対にFOODから出たUKオリジナル盤を買っている)、95年の日本盤リイシューを買った。COOL PRICEという廉価版

          BlurのLeisureについての諸々

          最近聴いているアルバムです

          Dis- - The Historically Troubled Third Album [1996] / ポストハードコア。耳につくサウンドとメロディが多くかっこいい。 Flowchart - Cumulus Mood Twang [1997] / かっこいい。重層的なポップス。 MMNK - Uměnení 2: Ohnivá pomsta [2022] / 鋭いポストパンク。ジャケットの花束持ってるやつ、プレイヤーに攻撃され反撃している時のエルデンリングのNPCに似

          最近聴いているアルバムです

          日記

          最近聴いているアルバム。Disco Infernoの"D.I. Go Pop"。ブリットポップとかグランジの風を凌いでこういうアルバムを出しているのって凄い。カテゴライズしてみろと言われたらポストロックになるがそこに収まりきらないフィールドレコーディング的な奔放性を感じる。/Stone Rosesの"Second Coming"。1stは好きだが2ndは長さがバカすぎるという理由で敬遠していた。CDで聴いたんですがやはりこのバンドはイヤホン爆音で聴くのが好ましいのか。/a f

          音楽についての文章

          ・聴きたいアルバムがどんどんライブラリに溜まってゆく。サブスクはここが本当に良くない。見境なく音楽を聴けすぎてしまうシステムを構築したのはSpotifyであり、Apple Musicなのだから、おなじ"ライブラリに存在するアルバム"といってもそれらを「好きなアルバム」「これから聴きたいアルバム」等に分類することのできる機能を実装してほしい。 ・メタルをあまり聴かないがUlverの"Bergtatt"を聴きAlcestいけるかもフェーズに入っている。ブラックゲイズが私のために

          音楽についての文章

          日記

          水をコップに注いでいたら誤って肉の載った皿に水が入ってしまい、Survivor "Burning Heart"の空耳である「カニに味噌つけ 洗う」を思い出しました

          日記

          散歩に行ったんですが、頭部を覆ったりする物が無い状態だと30分くらいでもう駄目ですね。強い日差しがあって、そういう環境下だと脳が正常に働かないため…みたいな論理性は最早そこには無くて、ただただ理性を失った太陽が直接的に痛覚を刺激するような頭痛を感じていた。キモいですね。 いつも歩道橋を渡る時に思うが、そこで持っていた傘が吹き飛ばされて例えば真下の車道に落下したら何か「進路妨害」みたいなよく分からない罪に問われそうじゃないですか?犯罪者になるトリガーって意外と生活の中にたくさ