文字に触れる環境づくりの紹介
小学校に入学するまでに、
子どもに文字を教えて、本を読む力を身につけて欲しい。
そう願い、文字を教えている家庭も多い事だと思います。
ひらがなの50音表を壁に貼ったり
ひらがなのカード(絵カード)を揃えたり
など用意している家庭も少なくありません。
今回は、家の中の環境を少し工夫して、
家での生活環境そのものが、子どもに文字を教える。
そのような環境の作り方を紹介していきます。
環境づくりの重要性
子どもの発達と環境は結びついています。
子どもは自ら、環境に働きかけ、自分と環境との相互作用を通して、豊かな感情や意欲、技能を身につけて、発達していきます。
家族、身近な人(人的環境)や自然(物的環境)との関わりの中で、主体的に学び、行動し、様々な知識や技能を、習得していくのです。
それほど、子どもの発達と環境には、強い結びつきがあります。
子どもの能力にあった、適切な環境を用意する事で、子どもの能力が発揮され、伸びます。
子どもの読む力を育てる環境の作り方
多くの家庭で見かける、50音表を壁に貼るのも1つの方法だと思います。
ただ今回は少し変えて、
より生活に近い感覚で、文字の理解を養い、読む力も育てられる環境を紹介していきます。
おままごと用のスプーンやフォーク、包丁、や食器類などの、おもちゃを分類している片付け用のBOXを用意して「名前シール」を貼る。
写真では
こんな感じです。
ポイントは
名前シールは全て「ひらがな」で書きます。
その名前シールを見て、何があるのか分かる。頭の中で物をイメージするのです。
さらに、何を入れて、片付けるのかが分かる事も1つの狙いになっています。
使って遊んだ後、片付け場所が名前シールを見て分かる様になると言うことです。
そうする事で、
文字を見ただけで、その対象の物を、頭の中でイメージする事が出来るのです。
文字を見ただけで、頭の中でイメージ出来る!
本好きになるには、これが必要不可欠な能力です。
一方で動画、テレビを見る事に慣れて、文字に触れる機会が少ない子どもは、
文字を見ただけでは、頭の中でイメージが湧かないのです。
それは、本を読んでもイメージが出来にくい、
内容が分からない。
そんな事から、本が苦手になってくるのです。
生活の中で文字に触れる、そして興味がもてる事が何よりも大切です。
本好きな子どもになって欲しいと思う、ご家庭は是非、名前シールを試して下さい。
何歳から始めたら良いのか?
スラスラと話せる様になってきたかなと思ってきたくらいからが良いと思います。
年齢にすると、だいたい3歳くらいからです。
話せるようになって、絵本にも興味がある。
その時に、文字環境を作る事が大切です。
まとめ
家庭の中でも、遊びながら文字に触れられる、環境作りが大切です。
文字が読めると、本好きになります。
読む力がつくと、小学生になって自分でも勉強ができる子になります。
読む力は、本が読めることでもあり、
教科書が読める事でもあるからです。
読む力を身につけている子どもは、
自学自習が出来ています。
教科書が読めて、内容が分かるからです。
子どもに文字を教える方法として、
生活の中で、文字に触れられる。
そんな環境を作る「名前シール」を試してみてはいかがですか。
環境を少し工夫するだけで、子どもは変わるのです。
子どもの吸収力と成長に驚かされます。
子どもとの日常が、喜びと挑戦に満ちた日々になりますように。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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