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【連載小説+あとがき+エッセイの勉強中】恋愛ファンタジー小説:気づいたら自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(54)+あとがき+エッセイの勉強中「俳句再開します! と 輝さん打ってくれー」

前話

「母上。今夜はここに俺一人残ります。世話をする人間がいないと流石に生き残れません」
 それじゃ、と言いかけた私とウルガーは制す。
「ゼルマと一夜明かしたとなれば、またお手つき騒動が浮かびかねない。かといってマチルダ様に来てもらっても危ない噂が立つからね。俺一人ですませるよ。赤ちゃんのことはフローラ姉上の時に嫌というほど味わって知ってるから」
 ウルガー、とお母様が言う。
「恨んでますね。相当。恋人同士の時間を赤ちゃんの世話にこき使い倒したと」
「よくおわかりで。母上。あの地獄はもう身に染みついているので赤ちゃん一人ぐらいは俺一人で大丈夫です。ゼルマも安心していいよ。女性は母上しか通さないから」
「そうでないと、焼き餅妬いてお盆でたたき殺すからね! 行きましょ。お母様。ヘレー達の散歩が中途半端でしたわ」
「そうね。頼みましたよ。ウルガー」
 そう言ってお母様は私と腕を組んでで行こうとする。ちらり、とウルガーを見れば「感謝する」という視線を送っていた。私も少しだけ瞼を落として反応する。わざと焼き餅妬いたように見せて、何かとし出そうとするお母様達をここから出したのだ。おそらく、あのスティーナの命はウルガーの手にかかっている。私達では何もできない。
 生きて。スティーナ。
 祈る私の腕をお母様が叩く。
「あなたも小芝居が出来るようになったわね。わかってますよ。あの場はウルガーしか対応できませんからね」
「お母様! 知って……」
「あなたの何倍生きて、あの子の母だったか、わかってますね。あなたもウルガー並みに芝居を打てるようになって安心です。これで王位を移せるわ」
 !
 その話に私はびっくりした。しばらくはヨハネスお父様が国王陛下だと思っていた。
「夫が最近言うのよ。王位はウルガーにまかせて自由に菜園を楽しみたいと。あなたはどう思うかしら?」
「どうもこうも。まだ、物語師の件もレテ姫の件も片付いていません。いきなり国任されても困ります!」
 私が必死で言うと、お母様は吹き出して笑う。
「ほんに。権力志向のない姫ね。だからこそ、この王家には必要ね」
「お母様~。驚かせないで下さいー。本気にしたじゃないですか」
「ヨハネスは本気よ。だけど、甘い新婚生活を送らせてやってと伸ばして伸ばしているのよ。あなた達がさっさと婚礼を挙げないからヨハネスもすねてるのよ。花嫁の父を弟と取り合ってるぐらいだから」
 花嫁の父って。ヨハネスお父様は嫁ぐ方の父親なんだけど……。
「あのー。ヨハネスお父様は嫁ぐ方の父親になるのですが」
 思った事をそのまま言う。
「娘がいなかったからしたいのよ。男の願望かしらね。娘を持ちたいという」
 少しお母様は悲しげな顔をなさる。亡くした方がいたはず。そして娘代わりのレテ姫も亡くなった。私一人が生き残っているのだ。
「そんな深刻な顔をしなくても私の目の黒いうちはヨハネスに陣頭指揮を執らせますよ」
「それってお母様が裏で操るってやつですか?」
 そうね、とお母様は笑う。
「夫の操縦方法をあなたも学ぶ必要があるわね」
「そ、そうじゅう……」
「まぁ、初心なこと」
 私が真っ赤になっているとお母様はけらけら笑う。他人事だと思って。乙女心は微妙なのよ。
「はいはい。わかってますよ。アミルとヘレーネを運動させないとね。でも、もう夕方近いわ。運動場で遊ばせましょう。ヨハネスはそれも宮殿の敷地に作ろうと策を練っているのよ。あなた達が上手く作ったから」
「そうなのですか?」
 義理とはいえ母と娘の会話は賑やかに花開く。ここに望まれて嫁ぐ日が待ち遠しくなる日だった。


【あとがき】
スティーナの話は物語師の後と決めていたのに飛び込んできたのでした。当時、え? うそやろーと己の手を見たことを覚えています。勝手に打ち出しちゃったんですよね。そしてまた最新話の方で何事が起こるの? ダーウィット様という状態です。スティーナ使わないとなぁと思って書いてたらやばいことに。スティーナがやはりお兄ちゃんから出番を奪うようです。もう、トビアスもいい子供だしね。三歳児ならまだまだですが、もう一人妹できますから。あ。性別決めてなかった。男の子にしようかなー。ということでさっさと寝ろとスマートウォッチにせかされています。明日は買い物。できるかな? 朝ご飯をあげることができたらいいんですが。昼までねてるかも。阪神負けたー。輝さんいじめられてるー。平田コーチまでいわんでも。一発屋かそうでないかみたいな論評があちこちに。岡田監督は愛の鞭だけどね。それでも言われてるし。本人が一番わかってると思う。エラーの少ないトラなんで。特守もうけてるのに。這い上がってほしいです。ほんに。では、大発表の次のコーナーへ。


【エッセイの勉強中】
 何年かぶりに「おウチde俳句くらぶ」に入り直しました! 俳句、再開します。締め切りに追われる私を見て母が大反対したので今回はのんびり、毎回毎回出すのではなくもっとほかの方の句を勉強しようと思います。鑑賞の本もあるのでそれを見てまずは見よう見まねから始めます。本も固執せずにこなせない俳句の本を横に置いてまずは三回読めばなんとかなるというほんのドリルを進めます。途中で読み損なっていたので一から読み直してドリルをしていきます。どうもややこしいタイプの読み手らしいので。何かの句でどっちを入れるタイプ?みたいなのでややこしいタイプでした。もともと散文的な俳句作りなのでそれより映像的な俳句を作れるように努力します。ただ、小説は続けます。どっちかに偏るかもしれませんが、両立します。伊月庵通信には今のところ手を出しません。ひたすらお勉強。俳句ポストとかあるそうなんですが、その辺がわからないし、お金にも限りあるし頭脳も限りあるし。でも、好きなんです。俳句。なので少しずつ経験値を上げていきます。これ、母に内緒なんです。風呂でいろいろ考えていて句を考えていたら1時間以上入ってました。こうなるからやばいんですよ。仕事どころじゃなくなるから。どうやら今月の締め切りはあさってぐらいなので次回からのチャレンジになるんですが、まだ出さないようにしようとつくづく自分のハシ坊くん歴を思い出すのでした。たまにはいいのでるんですけどね。でも並にもならない。点数つかない~。たった二句しか提出できないことを考えればもうちょっとましなものが作れるようになってから行きたいとつくづく思います。凡ミスだけはしたくない。ので、ここでもダメダメ俳句載せるときがあるかもしれません。あとは季語で書くショートショート。こっちを先にできるようにした方がいいですよね。春霞、今のうちに書かないと。でももう寝る時間。ねなきゃ。でもラーメン食べたい。リバウンドする体重。二日寝込んで三キロ落ちましたがもう一キロ弱戻ってます。何か食べるもの考えて寝ます。ピカチュウとお約束してるので。時間がない! ということで火曜日の阪神戦が勝って輝さんが打てるように祈って寝ます。こりゃ、タオル買って願掛けしないといけないかしら。メジャーだし、門さんに入れこんでたけれど二軍。輝さん打ってくれー。二年目の恐ろしさを痛感中。

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