【訳あり姫君前半あらすじ】番号調整(79)
訳あり姫これまでのあらすじ 前半
ゼルマ伯爵令嬢は舞踏会で王子様にダンスを申し込まれることを夢見てその場にいた。だが、王子様は隣国の姫に夢中、必死にアピールするも隣にいた異国の王太子ウルガーにナンパされる。自分の踊りを見せられるとあってしかたなく一緒に踊り始める。
そんな中毒を盛られたと大騒ぎになる。盛られたのは自分の父だった。その急場にさっきまでヘラヘラしていた王太子が毒を中和する。なんでも医術の心得があるという。
舞踏会から帰って、父を療養させる。
そして、ゼルマが伯爵の代わりに執務をとることとなり驚愕の事実を知る。家はあちこちから借金をしていた。証文の山に呆然とするゼルマ。その背中に妻になるなら借金を変わって上げるとウルガーが言う。
理性と感情の間で揺れながらゼルマは契約結婚を承諾する。
そして、父とともに異国へ嫁ぐこととなる。
ウルガーの王宮に華の宮という宮があり、ゼルマは王太子の婚約者として宮の主となる。
すんなり嫁ぐと思えば問題が次から次へと起こる。その間に父はあっけなく亡くなってしまい、母のいないゼルマは天涯孤独のみとなる。その辺の畑を耕そうと思っていたが、いつの間にかウルガーに恋をしていた。
ウルガーの闇を癒やせないと思っていたゼルマだが、ウルガーは無償の愛を周りに注ぐゼルマに救われていた。二人はあらためて気持ちを確かめ合う。
二人きりの空間で抱きしめられていたゼルマは急に元の世界に戻ることとなる。意思とは別に起こったことだった。そこで思い出す。これまでの事は自分が小説として書いていた事だったと。
だが、自分が書いていたのはダンスを王子に申し込まれるところ。お手つき噂などつく話は書いていなかったと思い出す。だが、世界に帰ってきた瀬里は元の世界に戻って生活するつもりだった。
だが、ウルガーの事が忘れられない瀬里はもう一度原稿を見る。なぜか真っ白だった。どうして、と見るとそこへウルガーのゼルマを求める言葉が浮かびあがる。
戻りたい、そう願うと意識と無意識の境という場所のいた。そこには場所の番人として捉えられている元、ウルガーの婚約者レテ姫がいた。
意識の世界に戻れないと知ってもゼルマとして生きる決意を固めたゼルマこと瀬里はレテ姫の力でウルガーの世界に戻る。
そこでは一年もの時間が経っていた。
ここからレテ姫を解放することとゼルマとして生きることを選んだお手つき噂付き分けあり瀬里ことゼルマの異世界生活が始まる。
あとがき
後半のあらすじが複雑すぎて全部かけませんでした。明日も挑戦します。
中という括りになるかと。読んでくれる人がいるってうれしい。お礼のスキが多い中、マガジンをフォローしてくれる方がいるのが本当にうれしいです。ちっちゃな天気の神様との恋物語書いていましたが、先にこちらで頭を整理し見ました。ここからでも訳あり姫君を読む方がいてくれたらうれしいです。