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【ショートショート連載群】探偵さんとお嬢さんシリーズ#01 迷えるお嬢さん

まえがき
これはこのアカウントでしていたものです。さる人ともめて取り下げましたが、もういないようなので、作品には罪はないので載せます。ただ、テーマがサスペンスがらみでどうしたら計約結婚のロマンスになるか考え中。これもショートで500字程度という書き物です。



 私は手にしている名刺とビルの名前を確かめた。
 あっている。
 そろり。
 一歩一歩あしを踏み入れようとすると後ろから声をかけられて飛び上がるほどびっくりした。
「ああ。秘書のアルバイト応募ですか?」
 まるで19世紀のイギリス紳士のような細長い体と険しい鼻筋、鋭い目線に圧倒された。これが、かの、有名な名探偵。その人物は30世紀のシャーロック・ホームズと言われていた。名前は当然違う。シャーロックは物語の人物だ。そう観察しながらも名刺を見せる。
「ここに来れば、解決できなかった事件も解決できる、と…」
 ここしかなかった。彼の居場所を探せるところは。私の婚約者は結婚式に分かれ分かれの車に乗って出かけると忽然と姿を消したのだ。
「では、お話をうがいましょう。どうぞ」
 彼の案内で二階の事務所に行く。階段はご丁寧にも17段。物語と同じ。ドアを開けるとスリッパからネズミが飛び出してきた。そして壁にはビクトリア女王の頭文字の弾痕。シャーロック・ホームズと何から何まで一緒だ。階段数まで合ってるなんてできずぎだ。
「シャーロック・ホームズがお好きなんですか?」
「ええ。まぁ。私はコナン・ドイルと遠く血がつながってるのですよ」
 彼は肘掛椅子に座り長い手を合わせて私を見た。まじまじと見らていると緊張する。
「ああ。緊張はいりません。それで要件は?」
「それは……」
 新たな事件の幕開けだった。


確か元ネタはシャーロックホームズのボヘミアの醜聞だったかと。シャーロックホームズが初恋なので、いつまでたっても卒業できません。推しはサトテルですが。いつになればロマンスになるんだい? シャーロックホームズが生身としてでる作品もあります。これは全部、Wordpressに移動してました。愛だ恋だと歯の浮く台詞の応酬なのでどうしましょう。これは千字か二千字ぐらいかと。もっとも昔から書いていた過去作を弄っただけです。また暇見つけて持ってきましょうかね。そろそろ寝ないと本気であしたおきれない。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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