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【連載小説】気づいたら自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(68)+【エッセイの勉強】「週三でばてる」

前話

「おにいちゃんの葡萄を上げるから桃はお姉ちゃんに返そう」
 ウルガーが子供たち手にある桃を取り上げようとするけれどいたいけな瞳の攻撃に困って固まる。見かねたアルポおじいさんが仲裁にでる。
「これこれ。ケーキを食べたじゃろ。ウルガー王子の葡萄はもらえても桃はゼルマ姫の大事な人へのプレゼントじゃ。みんなも誕生日のプレゼントを誰かにあげられたらいやじゃないか?」
「いやー」
「やー」
 ウルガーがこの仲裁にそく食いつく。
「じゃ。お兄ちゃんの葡萄を一緒に水洗いしてくれる子だーれだ?」
「ぼくー」
「わたしー」
「うー」
 ウルガーが葡萄を台所のある所まで誘導する。そしてウルガーと子供たちはいなくなった。さすが、アルポおじいさんの弟子ウルガー。慣れている。
「さぁ、桃を大事に持っておきなさい」
「すみません。バタバタして」
 真っ赤になりながら桃を受け取る。
「いや、久しぶりに賑やかじゃった。最近は子供の数が減ってな。少々寂しいところだったんじゃ。よい遊び相手が来てくれた」
「減ったというのは、流行病……?」
「そうじゃ。この辺まで救護の手は伸びるのには難しくて小さな命が犠牲になった。じゃが、安心せい。すぐに新しい命が生まれる。その頃にはウルガー王子も何か手を打っているだろう」
「そう……」
 あの亡くなったゆかりある人たちを思い出す。それが子供なら親はどれだけつらいだろうか……。
「そうだよ。今度はワクチンを子供から優先的に受けれるよう父上と政策を練っているんだ。ワクチン券でも作ろうかと思ってる。それとアルポおじいさんのような高齢者にもね。はい。ゼルマの分」
 小さなお皿に乗った葡萄が渡される。
「あーあ。そんな瞳したら抱きしめて離さなくなるだろう?」
「だって……」
 私は泣いていた。消えていった命に心が痛んで……。
「おねえちゃん。どこかいたいの?」
「いたいのいたいのとんでけーってしてあげる」
 子供たちが葡萄を後にして私に声をかける。
「幸せ者じゃな。ゼルマ姫も。こうして心配してくれる子がこんなにもおる。さぁ。涙を拭いて葡萄を食べてしまいなさい。もう夕暮れだ。城に帰らねばな」
「えー。おねえちゃんかえっちゃうのー」
「やー」
「これこれ。ゼルマ姫にはあの桃を大事な人に渡す任務がある。それを邪魔してはいかんよ。さぁ。もうお帰り」
 床に落ちていたローズウッドのお盆を渡しながらアルポおじいさんは言う。
「じゃぁ、また」
 ヘレーネとアルミはまだ子供たちと遊びたそうだったけれどまた今度、と約束して私たちは華の宮へ帰った。
「ただいまー。お母様」
 キンモクセイの宮へ戻るとお母様が即やってきた。
「まぁ。ゼルマまたこんなに目をはらして。ウルガー、何をしたのです」
「俺は……」
「下町の子供たちの命が露と消えたと聞いて悲しかったんです。あんなに可愛くて元気だったのに」
 そういってまたぽろぽろ涙を流す。どうしたの、私。心の中が真っ暗に見える。
「子供はまた生まれますよ。その子を愛して御上げなさい。あなたも母となる日が来ます。その時までその優しい愛情は置いておきなさい」
 そう言って抱きしめてくれる。母親特有の香りが、ほっとさせる。
 お母様の腕の中で私はわっ、と泣き崩れてしばらく涙していたのだった。ウルガーがいつまででも優しく頭をなでていてくれた。


【エッセイの勉強】

疲れたー。たった週三回の勤務にばてばて。早く週四にしようとおもってるのにこれでバテてたらまだ無理。週の前半は、水槽の茶コケ掃除と、コリの水槽お引っ越しに疲れてすごい筋肉痛になって仕事に行ってました。その後の仕事の疲れからなのか120パーセントの力で仕事したせいか、公休の昨日はほぼ動かない。今朝出勤するために起きたときはまた違う筋肉痛でバテてました。その中でまた120パーの仕事。明日は休みだからと言い聞かせてばたばたとしてたのでこれで明日も仕事なら休みそうで怖い。とりあえず、一ヶ月週三いってからのはなしですね。

さて、これからどうしようと思って二次の話をシーズン6だけ切り離そうとテンプレートを入れたのはいいけれど、なんとも第一部が23話もあって、その題名をつらつら書くのが嫌になります。で、進まない。

今日、conohablogなるものを知り、借りてみたいなぁと思ってます。でも何書くの? みたいな。テンプレートで綺麗なのがあればやってみたいですが。しかし、毎日更新もできないのに増やしてどーする。なのです。

とにかく見に行ってみます。ここは、また澄川市物語が残っていれば載せに来ます。あと星の誓い、と。ストックないような気もするのですが。あとは登販の本、現物で取り寄せることにしました。問題集はさておき。タブレットマーキングできない。重要用語のチェックをつけられない。これはこまる。ので、買います。すっからかんですが、なんとかして。

集中力が出ない。やばい。野球見れるだろうか。とにかく検索だ。

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

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