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 それはそれは、美しい満月の夜だったわ。そんなとき、あなたに出会ったの。だけど、私が好きになったのは教えなかった。でも、そんなときにあなたは言ったのよ。
「一目惚れって信じる?」
 って。
 もちろん信じるけれど、そのまま認めるのはシャクだからあなたにこう言ったの。
「指一本触れずに落とすのね」
 って。
 あなたは目を丸くして驚いていたわね。私は言うだけ言って帰っちゃったわ。それからあなたとのラブゲームが始まった。
 純粋なあなたは何をすれば良いかわからない。私もよ。だって、言った台詞はドラマの中の台詞を借りただけだもの。
 毎日がスリルの連続だった。純なあなたはどうすれば私の気持ちが振り向くか必死だったわね。私の心はもうあなたのものだったのに。自分で自分の恋の邪魔をしたのは失敗だわ。もうあんな台詞借りない。私は女優さんじゃないもの。あなたとただ、一緒にいたいだけ。さて。種明かしをする時間がやって来たわ。私はあなたに向き合う。そして言う。
「あなたは私を落としたのよ」
 あなたはまた目を丸くして驚いた。


あとがき

昔書いた作品が満月の下で始まったら、なんて考えてぽちぽち打ってみました。恋物語シリーズを始め見てもいいでですね。また、こうしてマガジンが増える。一応、今の所は記事をマガジンに収めてはいないけれど。いずれマガジンを作ることになるでしょうね。これはバックアップ取っておこう。
ここの画面で直打ちなので、テキストエディタに保存してないんです。小説以外。字数を見ながら即興で作ってるものでして。
そして現在胃がいたい。薬の出番か。昨日も痛かったような。足がましになると胃腸痛が戻ってきた。明日、エッグタルト作れるかしら。ココットも欲しいし。でも、明後日が仕事なので明日は大人しくしてます。野球は月曜日ないのです。アメリカはともかく。自由に過ごす絶好のチャンス、です。

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