【連載小説+エッセイの勉強中】恋愛ファンタジー小説:気が付けば自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(57)+エッセイの勉強中:感情があっちいきこっちいき……。「収集なさい」と宿主が命令しても飛んでいく。
「愛する方の元へ戻りたくはないのですか?」
私が言うとマチルダ様は悲しげで儚げな表情をなさる。
「きっとあの人はもう忘れているわ。ただ、この子に兄妹を持たせたくて。それにトビアスが妹が欲しいとだだをこねるときが多くなってきて。お兄様がいるでしょう、と言っても一番下なのが気に入らないようで……」
「そうね、弟の時は兄になりたい者よね。兄は弟になりたがるけれど。私とウルガーはスティーナをマチルダ様に預けるつもりです。名前もマチルダ様のお好きな名前にしてあげてください。私がとっさにつけて名の由来も何もないのですから可哀想だわ」
「ゼルマ様……」
「マチルダ様、私に様は不要です。一番下の娘なんですから。気軽にこの華の宮にも来て下さい。いつだって大歓迎します。トビアス様もヘレーネと遊んで下さい。きっと喜ぶわ」
「わんわん?」
「そう。わんわんがトビアス様と遊びたいって言ってるわ。いつでも遊びに来て下さいね」
「うん! ねぇ。トビアスのいもうとはどこなの? ははうえにおねがいしてるのにかなしそうなおかおをするの」
「今、ウルガーお兄様がトビアス様の妹を看病してるわ。少し疲れているの。もう少しすればトビアス様も抱っこできるわよ」
「ほんと?」
トビアス様が喜びの余り椅子の上に立ち上がる。
「これ。トビアス!」
「マチルダ様。いいの。少しぐらい腕白の方が元気があっていいわ。タピオほどいたずら好きになれば困るけれど」
「タピオいたずらしないもんー」
タピオが言う。そこへ私は突っ込む。
「だーれだ。木の宮でウルガーと結託していたずらばかりしてた子は」
「あれは兄上がやれって言ったんだもん」
「そんなこと言ってるとお菓子あげないわよ」
「姉上ー」
まるでウルガーが情けない声を上げたときとそっくりで可愛くなる。
「あとで、ウルガーに夕食を持って行きましょう。トビアス様も行く? 妹がおねむしてるわよ」
私が言うとマチルダ様がびっくりする。
「ゼルマ様、本当に?」
「ええ。ウルガーも同じだと陛下は仰っていたわ。子供を育てたことのある方に任せるのが一番よ。だけどお母様もあのわんぱく小僧二人を育て上げないといけないし、適任はマチルダ様よ」
「ありがとう! ゼルマ!」
マチルダ様は涙を浮かべている。トビアス様がちょんちょんとテーブルクロスでその涙をふく。
「これは涙を拭くものじゃないのよ」
マチルダ様が言う。
「じゃぁなに?」
「いいの。この宮のものはトビアス様の物でもあるの。自由に使えばいいわ」
私が大胆にも言うとお母様が笑う。
「流石はウルガーの妻ね。男気があっていいこと」
「お母様!」
わいわいがやがやと楽しい食事が続く。一件落着かしら、私は次の事にもう心を動かしていた。
【エッセイの勉強中】
実のところ、父が死んで姉妹間の間が究極に悪化していて、それはともかく、自由にどこにも行けない自分がつらかったり、妹に恨み言を言いたかったり、はては、味方にもならない母に愚痴をいいたかったり。まぁ、今日はあのドラマの医療現場を見てそれが大爆発。だけど、私の言っていることは母には理解できないほどとっちらかっていて、あっちいきこっちいき。意味がつながらない、と言うのですが、私は泣きながら言うので必死でしかも脳内でつながっているため「どうして理解できないの!」とまた怒りが噴火。
かわいそうなお母様でございました。久々に八つ当たりになりましたね。ほんと。もともとは更年期のセルフチェックですぐ病院行きの数値になり、かといって母はそんなところ通ってないし、誰に相談すれば、という状況。ただでさえゆらゆらしていた感情がテレビで違う方向に誘発され、久々に号泣でした。そして、落ち着いてスマホのニュース見ていて、「タンタン」のエピソードを読んだら妙に涙がでておんおんなきそうで、あわててタオルで声を押し殺して泣きました。これも母のことで泣いたと思われたらまた私を悪者にしている、と言い出すので。
実はその前に伏線はもう一つありました。大谷選手のホームラン記録。それはそれで喜ばしいけれど、そんなにしつこくせんでもというのが私。ホームランばかりに目をやらなくても地道に記録を積み重ねている選手は多いです。そんな、やいやいいうことではない。私にはできないけれど、たぶん、大谷選手は赤の他人にやいやい言われるより、身近な人に祝ってもらいたいんじゃないかなぁと思うんですよ。めでたいけれど、私は私の事情で両手挙げて喜べはしなかったです。それが母と対立して。すごいからすごいでいいじゃないかと言ってイライラしてたんです。母自身。母も母の価値観を認めないといらつく人なので。テレビにまた大谷選手の名前がでるとチャンネルをすごい勢いで消したのでそこでも一悶着。その後にご飯を温めて普通に開けた音が大きすぎてこれで一悶着。今日は、もめごとだらけでした。
メンタルも豆腐状態で、本来なら更新どころじゃない。もう布団に潜って寝たい。でも魚のご飯の時間がずれて消化時間を上げないといけないのと、更新すると書いたためやらにゃ、と起きてます。明日休むつもりもなかったけれど、母がしつこく伏線張ってるというので本当に休みたくなってきました。父がなにかそうやって騒ぐときは大抵次の日休む、と言っていたそうで。母はもろうけ。最近の私は人間関係が身内以外は良好なため仕事は結構いけて、何か体調不良があっても休むよりまず出勤してぎりぎりまで働いてます。帰りがタクシーになって稼ぎにならないけど働く、が重要なんです。
きよらのお布団かけてください……てな気分です。寝たい。眠たい。だけどベタが~~~~~。消化二時間確保せねば。で、次の更新に向かいます。