初海外で移住してみた話

誰に話してもだいたい「え!?」って言われるんですが、初海外が今年の4月からの移住でした。


もちろんその前に練習として行こうと思えば行けたんですが、あえて"ぶっつけ移住"を選びました。


とはいえ、そんな冒険ができたのも、一緒に移住する旦那は海外旅行を何回か経験していたことと、今回の移住が旦那の海外駐在という名目だからだったのは言うまでもありません。


駐在にかかる移住ゆえ、会社の手厚いサポートがありました。わたしは役所に行って書類を揃えたり、ハローワークに失業保険の申請に行ったりで、ほとんどの手続は会社(と旦那)がやってくれました。なので、「わたしも、ぼくも、海外住みたいんですけど!」と相談されても、手続きの類いは何1つ分かりません(笑)


さて、先程あえて"ぶっつけ移住"を選んだとお話ししましたが、なぜなのか。



海外にまるっっっきり興味がなかったんです。



というか、今回の駐在の話がなければ、海外に行くつもりが一切なかったんです。

(や、ごめんなさい、「一切」はちょっと盛りました。「ほぼ」が正解です。ベトナムとニューヨークだけは死ぬまでに1度行ってみたいなと思っています)


元々旅は好きでした。でも、仲の良い友達もわたしも揃いに揃って国内旅行派。日本に訪れたい地がまだまだたくさんあったし、やはり治安の面や言語の面が不安で、海外への憧れがまるでないどころか、むしろ積極的には行きたくないな、とすら思っていたのです。


なので、「練習」と題して行った海外で嫌な思いをしたら、それこそ移住自体嫌になってしまう!と思い、それならもうぶっつけ本番で行っちゃえー!!と謎の決断力を発揮し、【初海外が移住】というパワーワードを生み出したのです。


おそらくいま「……なんでそんなひとが海外駐在に付いて行ったのよ。行かないって選択肢もあったでしょ?」と思っている方がおられるでしょう。


もちろん「わたしは行かないから1人で行って欲しい」と言うこともできました。


しかしですよ!これが不思議なことに「海外駐在が決まった」と連絡が入ったときに「…どうしよう。行きたくないな」って考えは全くよぎりませんでした。


それどころか「あ、すぐに親にも言わなきゃ。退職の手続きもあるから早めに上司にも言わなきゃ」がプチパニックの脳内を冷静に駆け巡っていました。


いまあの日のことを思い返して思うのは、直感的に「こうでもしないと、日本出ないわ」と感じたんだと思います。


いわゆる「神様が日本を飛び出てみなよ、と言っている」的なあれです。


そして勝手に神のお告げということにして、海外に飛び出てみました。


その結果、


「あれ、案外暮らせるぞ……??」


最初はもちろん戸惑いの日々です。


英語圏ではないので、お互いイントネーションや発音が怪しい文法めちゃくちゃの英語を振りかざし、意思疎通1つとっても大変です。それでも時には偉大なるGoogle翻訳大先生のお力を拝借して、なんとかコミュニケーションを取っています。


もちろん初の海外、カルチャーショックも受けまくりです。目眩を起こしそうなほど、日々カルチャーしのアッパーを喰らいまくりました。もうだいぶ慣れましたけど。


最初は予想通り孤独を感じたり、ホームシックにもなったし、8ヶ月経ったいまも「日本に戻りたいいいいい!!!」ってなることは、多々あります。日本で行われる色んなイベントや行事に参加できないたびに「……なんで海外にいるんだよぉおおお!!」って毎回大騒ぎ(これは海外民みんなが通る道なのかしら…?)


最初は初の海外に警戒心丸出しでオロオロしながら始まった生活も、ようやく落ち着きを見せ、多少は板について来たかな?と感じています。


その辺の話はまた今度。


長文お読みくださりありがとうございました。

#エッセイ #コラム #海外 #移住

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