アリス九號.『cosmic world』-悩める人の味方でいてくれる-私の推し曲
先月noteフェスで#スキな3曲を熱く語る という企画でアリス九號.の推し曲を3曲書かせていただいた。
執筆後、アリス九號.のある曲を改めて聴いて心に沁みた曲がある。
アリス九號.『cosmic world 』
だ。
『cosmic world 』のどこが魅力的なのか、語らさせていただこう。
↓ちなみに私が書いたアリス九號.の推し曲3選のリンクはこちら
https://note.com/alice9daizy7/n/n9815182ad819
●cosmic world
テンポがいいリズムが印象的な今作。
リズミカルなメロディとは裏腹に歌詞に出てくる登場人物には少し影を感じる。
モノクロなシックな服で言われるまま前習えで
笑えずに立ち止まってたコウノトリは夢を見てた
こちらは1番と2番の冒頭に出てくる歌詞だ。
今、自分の意思より周りを気にして生活している人、何をしても笑えない人いるではないだろうか。
でもこの後、
冷めているふりの君も六度五分の熱を持っている
高らかに産声をあげ 無色の空飛び立つまで
と、それぞれこの状態を否定せず肯定してくれている。
悩んでいたり、前に進めない状態でも「今の自分って間違ってないんだ」って言ってくれているような気がしてとても勇気をもらえた。
この曲の歌詞で特に気に入っている部分は“不器用な君”へのメッセージ
終わりのない旅路へ飛び出した 不器用な君でも空を掴みとれる
終わりのない旅路へ飛び出した 不器用な君だから一緒に歩いて行こう
不器用な人にとって器用に生きられないって実はとても大きな壁。
だから“空を掴みとれる”と肯定してくれたり、“一緒に歩いて行こう”って手を差しのべてくれることは不器用な人にとっては大きなパワーとなるのだ。
そのほか“夜空” “宇宙” “幾千の灯”とアリス九號.らしいキラキラワードが曲を彩り、間奏の熱くて失踪感あるギターソロがさらにハッピーな空間を作り上げている。
アリス九號.が描くcosmic world は今現状がよくない人、悩みを抱えている人の心に灯を灯してくれるだろう。
❮収録音源❯
・2007年発売のアルバム『AIpha』
・2010年発売のベストアルバム『Alice Nine Complete Collection 2006-2009』