【4月3日】Alanの月刊アイドル批評【Veats】
やらかした。何ヶ月かぶりの遅刻となる。
今月は【群青の世界】のワンマンライブを取り上げていく。反省する。
セットリスト
M1.BLUE OVER
M2.夢を語って生きていくの
M3.メロドラマ
M4.アンノウンプラネット
(MC)
M5.コイントス
M6.Quest
M7.シンデレラエモーション
M8.ロールプレイ
M9.未来シルエット Intro ver.
(MC)
M10.Puzzle
M11.青い光
M12.僕等のスーパーノヴァ
M13.最終章のないストーリー
(アンコール)
EN1.最後まで推し切れ
EN2.However long
EN3.カルミア
演出
ステージの手前には半透明の薄い布によるスクリーンがあり、開演を告げるテロップが映し出された。曲が始まってもスクリーンが撤去される様子は無く、演出映像が映し出される。《BLUE OVER》ではエフェクトが中心、《夢を語って生きていくの》ではテロップが中心だ。(公式のLyric Music Videoのテロップ部分のみのような感じだったかと思う)
3曲目のメロドラマにて「始めようメロドラマ」と歌い、無音が会場を支配した瞬間、バサリとスクリーンが落ちた。
うっすらと靄かかって見えていたメンバーの姿が明瞭となり、照明がありありと映し出した。
新曲
新曲はアイドルの卒業を見送るファンの目線で歌われる《最後まで推し切れ》で、前曲《However long》と同じく作詞作曲は杉山勝彦氏となっている。
《ロールプレイ》や《アイ・ワナ・ビー》、《BLUE OVER》といった苦悩や葛藤を滲ませるどこかほの暗い魅力を持った【群青の世界】の雰囲気とは大きく異なり、底抜けに明るい一曲となっている。筆者はこの楽曲の浮きっぷりについて《群青魂》を思い出した。
「やりたいんだよね、なんか幻の曲になっちゃってるんだけど……」
――村崎ゆうな、特典会にて《群青魂》について
新衣装
青色を基調とした旧来の衣装と異なり、1つ前の衣装のように紫色が基調となっている。チェック模様は青色のラインで構成されており、腰にはコルセットが装着される。腹部が露出することもしばしばあった旧来の衣装に対して露出が抑えられているように見えるが、スカート丈については前衣装より短めとなっている。
余談だが、【群青の世界】歴代の衣装で最も肌露出が多いのは《青い光》と思われる。
最終章の先のストーリー
自分が見てきた【群青の世界】の単独公演では《最終章のないストーリー》が概ねアンコール内に用いられていたのに対して、今回はアンコール前のトリに持って来ていたというのが非常に印象的である。《BLUE OVER》といったアンセムを序盤に持って来ており、《僕等のスーパーノヴァ》や《However long》、《カルミア》といった新顔が後半の要としての役割を果たしている。
《最後まで推し切れ》のように今までの印象とは多きく異なる楽曲、青とは異なる色合いの衣装と、青で居続けるだけでない空模様を感じさせた。
総評
半透明のスクリーンを用いた演出、新衣装、新曲が目玉となるライブだった。レア枠は《夢を語って生きていくの》《Quest》《コイントス》といったところ。
「いつも見上げる果てしなく青い世界には、まだ足りないものがある」
まだ見たことの無い空模様を予期させてくれる、素晴らしいライブだった。
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