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  • Alanの月刊アイドル批評

    毎月10日投稿(たまに遅刻) 前月11日〜当月10日の中で特に印象に残った現場についてレポを書きます。

  • アイドル音楽理論

最近の記事

UNIDOL選曲傾向に見る地下アイドルの下剋上

本稿は地下アイドルAdvent Calendar 2023の企画に寄稿するのである。 日本で最も人気な(女性の)アイドルとは。AKB48であろうか、乃木坂46であろうか。ビルボードのチャートなど、アーティストの人気を定量的に測る手段は様々取られきた。本稿ではUNIDOLでの選曲率という観点から女性アイドルグループの人気を論じていくこととする。 1.UNIDOLとは序文にて唐突に現れたUNIDOLという固有名詞について、馴染のない方に向けて説明する。知っているという方は読み

    • エンドコンテンツアー攻略メモ

      およそ1週間でDLsite、FANZA合わせて30,000本の売上を記録した名作エロゲ「ヤリステメスブター」。このクリア後のやりこみ要素であるエンドコンテンツアーを1敗もせず23連勝したため、その構築やプレイングについて解説していく。 仕様1〜13戦目:相手の手持ち2体 14〜17戦目:相手の手持ち3体 18〜23戦目:スタートレーナー、手持ち3体 スタートレーナーは初手で奥義を使用してくる 完全ガード、柳に風、天衣無縫などで透かしても次に使っては来ない 構築経緯 相

      • モンスターズ新作ありがとう

        ドラゴンクエストモンスターズの最新作は2020年8月6日にリリースされたイルルカSPであり、マイナーチェンジやリメイクなどを除いた完全新作は2016年3月14日にまで遡る。 我々は7年待ったのだ。 私がゲーム制作をしていることはたまに言及しているが、私にとってゲーム体験の原風景はスーパーファミコンだ。スーパーマリオワールドとドラゴンクエストⅤは大いなる原点である。 ゲーム制作の原点は、ニコニコRPGとドラゴンファンタジー2。ああいう夢の作品を作りたいと発起してツクールに

        • UNIDOL2022-23冬のセトリ分析

          UNIDOL、それはUniversity-Idolの略称を由来とする大学生のアイドルコピーダンスの大会である。衣装にVJに、様々な工夫の光るパフォーマンスを見ることができる非常に価値ある催しでもあるが、やはり一番わかりやすい工夫はセットリストだろう。 UNIDOLではハロプロの曲が多いとか、ももクロは少ないだとか、なんとなくの認識はある程度足を運んでいる人なら持っているだろうが、さっと検索したところそれらを定量的に検証しているものは見当たらなかったため、UNIDOL2022

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        • Alanの月刊アイドル批評
          9本
        • アイドル音楽理論
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        記事

          アイドルの彼氏問題へのひとつの回答

          ※筆者が女性アイドルのオタクなので、主に女性アイドル。とくに地下アイドル想定で書いてます。 アイドルに彼氏の存在は相応しくない。なんとなくそんな風潮は間違いなくあるだろう。彼氏バレしたアイドルが、ほどなくしてグループを脱退するなんてことは決して珍しいことでもなく、不定期に現れる風物詩のごとく扱われる。 "アイドルに彼氏がいていいのか" 人権問題、フェミニズム、処女崇拝、さまざまな思想の入り交じるこの問題に、僕なりの答えをここで書こうと思う。 1.アイドルの魅力結論から

          アイドルの彼氏問題へのひとつの回答

          あわてんぼうのサンタクロース

          10月、ハロウィンとかこつけて多くのグループが正規の衣装と異なるコスプレ姿でのライブ出演を行うことがあったのも束の間、11月に入れば世間はクリスマス模様へと染まっていく。 資本主義に塗れた信仰の原型も無い有様である。 などというありきたりな経済批判を行うことが当記事の目的ではない。 本記事では、そんな興行上早期から現れた素敵なサンタさんを紹介しよう。 ※可読性のため敬称略とします。 概要要するに、生誕ライブのレポ記事となる。 昨年はイヴの夜にやっていた生誕がなんと

          あわてんぼうのサンタクロース

          AKB48の恋愛ゲームを地下アイドルのオタクがプレイした

          概要AKB1/149恋愛総選挙、それはAKB1/48 アイドルと恋したら…やAKB1/48 アイドルとグアムで恋したら…に続くシリーズ3作目の作品だ。 2012年8月当時のメンバーが出演する作品であり、今はいないメンバーも含めて当時の様相を伺うことができる、かもしれない。 48Gなんて中々縁がない(STU48の派生ユニットを対バンで1度見たきり)ような声落ち地下オタクだが何故このゲームを購入したのかというと、元NMB48にして現愛乙女☆DOLLのメンバーたる太田里緒菜が出

          AKB48の恋愛ゲームを地下アイドルのオタクがプレイした

          【4/17】Alanの月刊アイドル批評【八王子J:COMホール】

          5月投稿分は対バンイベントとなる。過去8本の投稿の中で6本は単独公演であり、少々対バンの投稿量が足りていないこともあって今月分は対バンのレポとすることとした。 出演者は【なんキニ!】と【二丁目の魁カミングアウト】が辞退して20組。1日通して行う対バンとしてはあまり多い方では無いが、選りすぐりのグループであったと感じた。 出演者名の知れた大手のグループが多く、【勝手に!四国観光大使 from STU48】や【神宿】は初見となる。 出演辞退の2組については非常に残念であった

          【4/17】Alanの月刊アイドル批評【八王子J:COMホール】

          ある日、特典会を終えて会場を出て、だんだんと浮かび上がるチェキに目を下した。日付、サイン、そして「ダイスキだよ♡」のコメント。 通って4ヶ月、単に推しが多いと書いて単推しなもので、ライブに行くのもまだ3回目。そんな自分への不釣り合いなコメントに思わず苦笑した。

          ある日、特典会を終えて会場を出て、だんだんと浮かび上がるチェキに目を下した。日付、サイン、そして「ダイスキだよ♡」のコメント。 通って4ヶ月、単に推しが多いと書いて単推しなもので、ライブに行くのもまだ3回目。そんな自分への不釣り合いなコメントに思わず苦笑した。

          アニソンとライブアイドルまとめ【7月19日更新版】

          地上アイドル≒メディアアイドルと対をなす地下アイドル≒ライブアイドル。メディア出演よりもライブイベントを重視するその在り方に反して、案外アニメとのタイアップ曲を持つライブアイドルは存在する。 今回は私の見解の範囲内でそんなアニソン・ライブアイドルをまとめてみた。漏れがあったらコメント欄で教えて欲しい。随時追加していく予定だ。 流石にすべての現場に足を運んだことがあるはずもなく、伝聞による情報もあるため正確性は保証できない。叩き台のような記事だと思っていただき、誤った情報や

          アニソンとライブアイドルまとめ【7月19日更新版】

          【4月3日】Alanの月刊アイドル批評【Veats】

          やらかした。何ヶ月かぶりの遅刻となる。 今月は【群青の世界】のワンマンライブを取り上げていく。反省する。 セットリストM1.BLUE OVER M2.夢を語って生きていくの M3.メロドラマ M4.アンノウンプラネット (MC) M5.コイントス M6.Quest M7.シンデレラエモーション M8.ロールプレイ M9.未来シルエット Intro ver. (MC) M10.Puzzle M11.青い光 M12.僕等のスーパーノヴァ M13.最終章のないストーリー (アン

          【4月3日】Alanの月刊アイドル批評【Veats】

          夢占い進行【アイドル音楽理論#2】

          まず夢占い進行などという言葉は私が勝手に作ったものであり、一般にはマリオ進行と呼ばれているようだ(ステージクリアのファンファーレに使われている)。しかし、今回はアイドル楽曲のみについて言及するためあえて夢占い進行と呼ぶこととする。てへっ。 今回の記事は音楽理論的な知識の無い方でも楽しめるように動画を多めに用いて執筆した。夢占いとは銘打っているがなんキニ!以外のオタクも楽しんでほしい。 夢占い進行とはそもそも夢占い進行とは何なのかを解説する。「Ⅵ♭→Ⅶ♭→Ⅰ」と書いてわかる

          夢占い進行【アイドル音楽理論#2】

          好きなフリゲ4選

          フリーゲーム。それは無料のゲーム、自由なゲーム。 そのほとんどは個人開発、いくらかはサークルなどの小規模な集団による開発であるが、商業作品にも負けず劣らず素晴らしい作品も存在する。 この記事では、私がプレイしてきたお気に入りのフリーゲームを紹介する。暇つぶしの執筆なので雑なのは許して欲しい。 Girls CarnivalシリーズRPGツクール製のRPG作品。終始コメディ調の作品で、テンポよく進んでいく。キャラクターが多く、スキルツリー制のため攻略の自由度が高いながらも戦

          好きなフリゲ4選

          【2/26】Alanの月刊アイドル批評【キネマ倶楽部】

          この公演は本来1月23日に開催されるはずだった公演であり、メンバーの新型コロナウイルス感染に伴い延期されてこの日程となった。 一度の延期を経てからのこの日は大変待ち遠しいものであり、ひとしお印象に残るものであった。 セットリスト0. SE(いつもと違う) 1. Password 2. ラブ×タイムソルジャー ~未来と君を行き交う戦士~ 3. 迷宮カタルシス 4. Twinkle "5" stars!!☆ 5. Happy Birthday to You 6. Shall

          【2/26】Alanの月刊アイドル批評【キネマ倶楽部】

          【1/29】Alanの月刊アイドル批評【1000CLUB】

          正直なところ、今月号で取り上げるのは号外を出そうかと思うほどに別格のライブだった。 【C;ON】は楽器奏者3名とボーカル2名で構成される音楽グループであり、いわゆる一般的なアイドルとは異なった構造をしている身でありながらも主な出演イベントはアイドル対バンであり、1500円でサインチェキも撮れるという極めて異質な存在だ。 【C;ON】はアイドルであるか、その答えは各々の胸の中にあるだろうが、ひとまずは普段からアイドル対バンに出演しているグループということでこの月刊記事にて取

          【1/29】Alanの月刊アイドル批評【1000CLUB】

          【1/9】Alanの月刊アイドル批評【duo MUSIC EXCHANGE】

          今月こそは10日に記事を投稿する。その意気込みで前日の夜に執筆をきちんと始めている。なぜなら当日は高野麻里佳のワンマンライブがあるためだ。声優現場のオタクの顔つきになる前にケリをつけなければならない。 そんな中で今月分の記事は2022年1月9日、duo MUSIC EXCHANGEにて行われた【SOL】単独公演、《きょうみ》の生誕となる。 セットリストM1.終わらないように/きょうみ M2.星まで/きょうみ M3.運命のダンス M4.アサキユメミシ M5.ディエス・イレ

          【1/9】Alanの月刊アイドル批評【duo MUSIC EXCHANGE】