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LHTRPG ビルドコレクション:施療神官・後編

この記事はログ・ホライズンTRPG(LHTRPG)におけるキャラクターの特技組み合わせ(通称:ビルド)と装備選択についてyu-jinが見聞きしたり自分で遊んでみたりしたものをサンプルキャラクターの形でまとめたものです。実際運用する際は好みにアレンジすることをお勧めいたします。

○施療神官とは

施療神官は《リアクティブヒール》を中心に、傷ついた仲間を即座に癒すことを得意とする回復職。ダメージに対する即応性が回復三職の中でも最も高く、混乱した戦況の中でも安定して仲間を守り切ることができる。
後編となる本記事では「ハイヒーラー」「フォージマニア」の2ビルドを紹介する。
LHTRPG ビルドコレクション:施療神官・前編

■ハイヒーラー

施療神官の主力である《リアクティブヒール》は、即応性こそ高いものの、CR10までその回復量は限られたものであり、それを補うために何度も使用すると今度はヘイトがかさむ、という構造的な問題を抱えている。
この問題を、回復量を上昇させて《リアクティブヒール》の手数を抑えるという手段で解決するのがハイヒーラービルドだ。
《リアクティブヒール》の回復量を上昇させる《リアクティブマスタリー》と《ホワイトローブ・スタイル》を中心に、一手ですべてのBSを解除できる《キュア》、回復力を高める《スクリプチャー》、ヘイトを下げる《スーズマインド》など、少ない手数で回復し、ヘイトを抑えるための特技を中心的にそろえていくのが特徴。

▼狼牙族のハイヒーラー CR3 サブ職業〈宝石職人〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:2/0
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:5/1

行動力:4 射程:至近 攻撃力:3 魔力:13 移動力:2 回復力:16 物理防御力:10 魔法防御力:7
最大HP:68 初期因果力:0

戦闘特技
《グレイス・オブ・フェイス》1、《ホワイトローブ・スタイル》2、《リアクティブマスタリー》2、《スーズマインド》1、《キュア》1、《ヒール》1、《リアクティブヒール》2

一般特技
《プリーチャー》1、《ウォーターブリージング》1、《インビュー》1

装備
〈パッデドアーマー〉
〈神秘の灰の指輪〉、〈快癒のシジルガード〉〈スナネズミのマント〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、〈蘇生の宝珠〉、〈結界の宝珠〉(職人、魔法学者、採掘師にコネがあれば*2)、金貨60枚

解説
駆けだしを抜け出し始めた、ハイヒーラービルドの狼牙族の施療神官。
《リアクティブヒール》の威力は平均20。《ヒール》の威力は平均39.5。
よほどの大ダメージでなければ十分押し返せる数値を誇る。
やることは極めて単純で、ヘイトトップの仲間のダメージが40点を越えそうなら《リアクティブヒール》で押し返し、そうでなければ静観。自分の手番になれば《スーズマインド》でヘイトを下げつつ、ダメージが大きい仲間へ《ヒール》。もし危険なバッドステータスがあれば《キュア》。両方求められるなら【因果力】を使って対処。徹底したピュアヒーラーとして立ち回ることができる。
《インビュー》によって入手した〈結界の宝珠〉は、〈受け渡し〉によって戦士職に事前に渡しておくことによって、過酷なヒールワークを和らげてくれるだろう。
また、《ウォーターブリージング》は、これによってパーティ全体が水地対策をする必要なくなり、資金に大きく余裕が出るため、その分武器や防具の質が上がると考えると、かなり強力。
今後の課題は【因果力】の向上、《リアクティブヒール》や《ヒール》の威力向上、また範囲攻撃への対抗手段を手に入れること、辺りになる。

▼狼牙族のハイヒーラー CR6 サブ職業〈宝石職人〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:12/4 【DEX基本値】/【DEX】:5/1
【POW基本値】/【POW】:12/4 【INT基本値】/【INT】:9/3

行動力:6 射程:至近 攻撃力:4 魔力:18 移動力:2 回復力:19 物理防御力:19 魔法防御力:19
最大HP:86 初期因果力:3

戦闘特技
《グレイス・オブ・フェイス》1、《ホワイトローブ・スタイル》3、《リアクティブマスタリー》5、《スーズマインド》1、《スクリプチャー》2、《キュア》1、《ヒール》1、《リアクティブヒール》2

一般特技
《フォーチュンスター》1、《プリーチャー》1、《ウォーターブリージング》1、《インビュー》1、《ディバインフェイバー》1、《リバースセルフ》1

装備
〈トラベラーズチュニック〉
〈神秘の透の指輪〉、〈快癒のシジルガード〉、〈スナネズミのケープ〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈ベリーのタルト〉*2、〈蘇生の宝珠〉、〈結界の宝珠〉(職人、魔法学者、採掘師にコネがあれば*2)、金貨120枚

解説
ハイヒーラービルドの狼牙族の施療神官。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《リアクティブヒール》の威力は平均33.5、《ヒール》の威力は《スクリプチャー》込みで59.5まで上昇しているため、かなり少ない手数(=ヘイト)で傷ついた仲間を戦える状態にまで回復させることができる。
範囲攻撃が飛んできても、うまく工夫すれば問題なく仲間を生存させることができる。回復面においてはほぼ盤石の存在と言えるだろう。
ここから上は《インヴォークリアクト》を取得する、《フォースコンバージョン》と《リアクティブエリアヒール》を取得して火力として振る舞う、などの方向性が考えられる。

アレンジ
《リアクティブマスタリー》5を《リアクティブマスタリー》3、《オーロラヒール》2に変更することによって、広範囲攻撃への対応が楽になり、使いやすくなる。その分ヘイトはかさむため、戦士職からのフォローが必要になる。また、《リアクティブマスタリー》5、《スクリプチャー》2、を《リアクティブマスタリー》4、《リザレクション》1、《ソウルリバイブ》2に変更するのもありと言えばありか。

■フォージマニア

《ヒーリングフォージ》は回復と攻撃を同時に行える優れた特性を持つ特技だが、ダメージが通らなければ回復が起きない、射程が至近、回復は範囲だがその量は限定的など、課題も多い。
だがその《ヒーリングフォージ》の性能に魅せられ、これらの問題を乗り越え、運用することを試みる者たちがいる。その一部の者たちがたどり着くビルドは、奇異とわずかな尊敬の混じった目を向けられ、こう呼ばれることになる。フォージマニア、と。
威力を最大化するための《フォースコンバージョン》と《リアクティブマスタリー》、タイミングを最適化するための《スクランブル》、回復量を補うための《ホワイトローブ・スタイル》や《ヒーリングマスタリー》、《ヒーリングライト》など、文字通り《ヒーリングフォージ》の効果を最大化し、《ヒーリングフォージ》一本でなんとかするための特技構築となっている。また、行動力を稼ぐためにステータス配分は【STR】【INT】が特徴。

▼法儀族のフォージマニア CR3 サブ職業〈刻印呪師〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:2/0
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:12/4

行動力:7 射程:至近 攻撃力:16 魔力:0 移動力:2 回復力:19 物理防御力:15 魔法防御力:11
最大HP:52 初期因果力:2

戦闘特技
《グレイス・オブ・フェイス》1、《ホワイトローブ・スタイル》3、《スクランブル》1、《ヒーリングライト》1、《キュア》1、《ヒーリングフォージ》1、《ヒール》1、《リアクティブヒール》1

一般特技
《プリーチャー》1、《法義の伝承》1、《ウォーターブリージング》1

装備
〈鬼神のグレートソード〉、〈堅守のレザーアーマー〉
〈快癒のブレイサー〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨40枚

解説
駆けだしを抜け出し始めた、フォージマニアビルドの法儀族の施療神官。
《ホワイトローブ・スタイル》のSRから上げ始めているため、まだまともに見える。
武器は攻撃力不足を補うための〈鬼神のグレートソード〉。
待機し、《リアクティブヒール》を使いながら様子を見て、戦士がもたなさそうなら《スクランブル》で割り込んで《ヒーリングライト》や《ヒーリングフォージ》、ラウンド終了まで持つならば待機を解除せずにラウンド最後に《ヒーリングフォージ》を叩き込むのが基本戦術。
範囲攻撃に巻き込まれた際もダメージの多いヘイトトップのキャラクターに《ヒーリングライト》を割り振り、残りは《ヒーリングフォージ》の範囲回復で対応するような冷静さが求められる。
《ウォーターブリージング》は、これによってパーティ全体が水地対策をする必要なくなり、資金に大きく余裕が出るため、その分武器や防具の質が上がると考えると、かなり強力。
今後の課題は打撃力と生存能力。とはいってもまだいくらでもできることはあるのだが。

▼法儀族のフォージマニア CR6 サブ職業〈刻印呪師〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:12/4 【DEX基本値】/【DEX】:5/1【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:15/5

戦闘特技
《グレイス・オブ・フェイス》1、《ホワイトローブ・スタイル》3、《リアクティブマスタリー》5、《フォースコンバージョン》1、《スクランブル》1、《ヒーリングライト》1、《キュア》1、《ヒーリングフォージ》1、《ヒール》1、《リアクティブヒール》1

一般特技
《プリーチャー》1、《法義の伝承》1、《ウォーターブリージング》1、《シジレーション》1、《ディバインフェイバー》1、《リバースセルフ》1

装備
〈吸血のグレイモア〉、〈クィルブイリ〉
〈快癒のブレイサー〉、〈スナネズミのマント〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈ベリーのタルト〉*2、〈ヒーリングワード(初級)〉*2(知識人、占い師、筆写師にコネがあれば*3)金貨30枚

解説
フォージマニアビルドの法儀族の施療神官。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《フォースコンバージョン》《リアクティブマスタリー》を全開で取得し、打撃力を確保したため、武器を〈吸血のクレイモア〉へ変更。生存能力を上昇させた。また《シジレーション》で得た霊符〈ヒーリングワード(初級)〉は《ヒーリングライト》と《ヒーリングフォージ》の回復量を同時に大きく上げてくれる。
基本的な戦術は相変わらず。1ラウンド目はヒーラーとして振る舞い、戦況が安定する2ラウンド目からその真価を発揮するのが安定と言えば安定。

アレンジ
《リアクティブマスタリー》5を《リアクティブマスタリー》3、《リアクティブエリアヒール》2に変更することによって、《フォースコンバージョン》起動中でもある程度の保険がきく様になり、扱いやすくなる。
ただし、その場合は打撃力が不足する可能性があるので武器を《吸血のクレイモア》から《鬼神のクレイモア》に変更した方がバランスはとりやすい。

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