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LHTRPG 種族特技一部・雑感 後編

この記事はログ・ホライズンTRPG(以下LHTRPG)における善の八種族のうち「猫人族」「狼牙族」「狐尾族」「法儀族」の種族特技、さらにそのうちでもキャラクターの特技組み合わせ(通称:ビルド)を考える際において重要度が高いとyu-jin個人が個人的に感じているものについて、雑感を述べただけのものです。
また、yu-jinは明確な目的なく【STR基本値】等の能力値を「盛る」タイプのビルドをあまりしないので、そうした能力値に基づいた評価はあまりしておらず、またそれに基づいた適性もあまり語りません。すまんな。

LHTRPG 種族特技一部・雑感 前編

猫人族

外見上の好みがわかれるものの、楽しい種族。少々とがった性能をしており、個人的には一部の守護戦士、施療神官、暗殺者以外の武器攻撃職などに特に適性が高いように感じる。
注目したい特技は《キャッツウィスカー》《キャットリフレクション》《キャッツベル》。

《キャッツウィスカー》

知覚判定の修正が《異常探知》に非常に有用だが、暗殺者の《コールドステア》とかぶる。知覚は[隠蔽]されてる[プロップ]の発見や[隠密]状態のエネミーの発見、ミッションなど役割が多い。《エクスプローラー》は便利だが、ミッション時にはほぼ活用できないため、こうした特技を取得したうえで取得した方が安心。

《キャットリフレクション》

非常に独特な特技。[追撃]はいくつでも乗ってしまうので、細かくいくつも[追撃]を投げられるような戦場では、回復職固有のBS回復ではなく《キュア》の必要性が出てくる。この特技はその必要性を減らす、という意味では戦士職向きか。

《キャッツベル》

たいへんロマン特技。守護戦士が《スカーレットスラスト》、施療神官が《オーロラヒール》を使う際、それまでにたまったヘイトを【回復力】に変えられる。我々に必要なのはこういうロマンであって効率なんかじゃないんだ!!!!!!

狼牙族

戦闘面において非常に強力な種族。因果力が少なく、《アサシネイト》などの大量消費が求められる局面は苦手なのが弱点と言えば弱点。
注目ポイントは《ウルフズアルファクション》《ワイルドランナー》《ムーングロウ》。《ムーンライトベール》や《サイレントプレデター》も使い方を絞るとかなり強烈。

《ウルフズアルファクション》

[隠密]しているエネミーだけでなく、[隠密]してる仲間への支援が滞らないという点が強力。さらに【因果力】までもらえるのなんなんですか。

《ワイルドランナー》

【移動力】が1伸びるという強烈な特技。LHTRPGは移動の価値が非常に重いゲームなので、それが恒常的に伸びるのは大きな意味を持つ。また、軽鎧も、魔法防御力には優れてるので決して極端に「弱い」防具とはいえないため、制限も小さい方かといえる。とはいえ戦士が扱うなら、うまく[軽減]などを利用して補いたい。
これを持った武士が《一騎駆け》と《ロングストライド》で、5Sq《ラン》したりするのを見るともう大変なことになります。スキ。

《ムーングロウ》

単純に使いやすい【回復力】補助として機能する。回復職が《オーロラヒール》や《ガイアビートヒーリング》《護法の障壁》などの範囲回復特技と併用するのが基本だが、《スカーレットスラスト》や《ヒーリングフォージ》と併用するのも楽しい。シーン1回は強すぎひんか……?

狐尾族

なにやらかしてくるかわからない、GMとしてとても警戒度が高い種族。向いてるアーキ職は一応回復職であるが、どの職でも問題なく活用できる。
注目特技は《千変万化の七尾》《ファムファタル》《三尾の妖力》あたり。《変わり身の一尾》についてはTwitterの「#変わり身の一尾同好会」で。

《千変万化の七尾》

ギャンブルが楽しい特技であるが、実は近接回復職だとどれが上がってもうれしいという、近接回復職支援特技。いろいろ苦しいビルドであるが、こうした特技を活用してうまく立ち回ってほしい。

《ファムファタル》

現状、盗剣士や武士の自傷〈人斬りの〉武器戦術用特技と言ってほぼ過言ではない。自身を巻き込んだ範囲攻撃を行うとき起動して命中を補ってくれるため、槌斧分類の武器が非常に使いやすくなる。とても邪悪で楽しい。

《三尾の妖力》

回復職などの、細かく【因果力】を使う職に人気が高い。行動による制限もないため、気軽に3回【因果力】1点を誤魔化せる。ただし通常の【因果力】とは併用できない点に注意。

法儀族

特技性能で勝負するビルドを好む人たちに人気の印象がある種族。HPが少々低いが、戦士に向かないというようなことは特にない。しいていうならば正統派の回避抵抗主体の武闘家を運用する際にわずかにリスク、といったところか。
注目する特技は《アクティベーション》《タトゥーパターン:ストレングス》《オーバードライブ》。

《アクティベーション》

無法。これのおかげで《キャッスル・オブ・ストーン》がシナリオ中に2回ぶっ飛んできたりするので、GMは何を訴えればいいのかじっと手を見ることになる。シーンn回特技は回復されないので、そこはまだ救いと言えば救い。

《タトゥーパターン:ストレングス》

他の《タトゥーパターン》系特技で得られるステータスは他にもいくつかソースが存在するが、【攻撃力】そのものを上昇させるソースはだいぶ貴重。他にはブレイサー系腕装備と〈強撃の小瓶〉系の水薬、あとは《アタックマスタリー》程度しか存在しない。訓練枠も必要としないため【攻撃力】を参照する特技を多く持つ戦士職の時はぜひ活用したい。

《オーバードライブ》

《エナジープロテクション》や《コールストーム》など、一度使用すると効果が持続するバフ系の特技に重ねると強力。攻撃特技だと《ライトニングストレート》や《フラッシュニードル》のようなSR×2Dのペースで火力が伸びる特技に合わせて使用するのがスタンダードだが、個人的には《ヴァイパーストラッシュ》や《バーンドステイク》に合わせて大変なことにするのも面白い。

以上、LHTRPGの「猫人族」「狼牙族」「狐尾族」「法儀族」における種族特技の中で、個人的にビルドに組み込みやすい特技を概観し、雑感を述べた。
種族は他のTRPGシステムではPC観点において干渉不能の領域であるが、LHTRPGにおいては「〈エルダーテイル〉のキャラクター」という時点で、種族すら選択可能性を「もっていた」こと、そして今は「持っていない」領域へと変化した部分であることは、注記を必要とすることだろう。そのうえでこの種族という問題をどう扱うかは、各々の判断に任せられるべきことであるように思う。
願わくは、この雑記があなたの冒険に少しでも楽しさを添える役に立つことを。

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