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LHTRPG ビルドコレクション:妖術師・前編

この記事はログ・ホライズンTRPG(LHTRPG)におけるキャラクターの特技組み合わせ(通称:ビルド)と装備選択についてyu-jinが見聞きしたり自分で遊んでみたりしたものをサンプルキャラクターの形でまとめたものです。実際運用する際は好みにアレンジすることをお勧めいたします。

○妖術師とは

魔法攻撃職の中でも、特に範囲や複数体に対する広域攻撃を得意とする強烈な火力職。 自動取得特技である《デスクラウド》からして広範囲1の範囲攻撃であり、対集団戦においては12職の中でもトップクラスの対応能力を誇る。[火炎]、[冷気]、[電撃]の三属性のいずれかに特化していくことが多く、またそれによって得意とする戦術が変わっていくことが特徴。
前編となる本記事では「ヌーカー」「コンバットメイジ」の2ビルドを紹介する。
LHTRPG ビルドコレクション:妖術師・後編

■ヌーカー

瞬間的な大火力によって敵陣営を瞬間でめちゃくちゃにしてしまうことを得意とする火力ビルドがヌーカーだ。nuke(核)の名を冠するにふさわしく、一度爆発してしまえば戦場に致命的な影響をあたえる。反面、対単体火力を恒常的に出し続けじわじわ押すといった、お行儀の良い戦闘は苦手なことが多い。攻撃対象を拡大する《~シンタックス》系の特技や、瞬間火力を増大させる《スペルマキシマイズ》や《メイジハウリング》を多用する特技構築が特徴。

▼法儀族のヌーカー CR3 サブ職業〈無法者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:6/2 【DEX基本値】/【DEX】:5/1
【POW基本値】/【POW】:5/1 【INT基本値】/【INT】:9/3

行動力:5 射程:至近 攻撃力:2 魔力:15 移動力:2 回復力:0 物理防御力:4 魔法防御力:6
最大HP:43 初期因果力:2

戦闘特技
《アルテマギカ》1、《アークスペル》1、《ロバストバッテリー》3、《オービタルブラー》1、《デスクラウド》1、《ライトニングネビュラ》1、《スペルマキシマイズ》2

一般特技
《リテンティブメモリ》1、《マジックトーチ》1、《マスアナライズ》1

装備
〈ファインダガー〉、〈矢除けのドレス/礼服〉
〈神秘の黒の指輪〉、〈先見の灰の指輪〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨40枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたヌーカービルドの法儀族の妖術師。
大火力、広範囲の《ライトニングネビュラ》を主力として戦場を制圧する。戦士職に群がったエネミーをまとめて焼くのが得意。《ロバストバッテリー》からの《ライトニングネビュラ》の火力は30+5D6(約47.5)。このレベル帯の攻撃型のモブならこんがり焼ける。
《アークスペル》はセットアップに宣言することによって、そのラウンドのメインプロセスのヘイトを0にしてくれる妖術師の切り札の一つ。使用した際は遠慮せずに暴れたいし、使うからには状況をしっかり見極めて使いたい。
〈先見の灰の指輪〉はラウンド開始時に宣言すれば特に代償を必要とせず【行動力】を+6してくれるお得な装備。仲間やエネミーより先に動きたいときに使用するのが基本。
1つのSqに集中しない、遠距離攻撃を持つエネミーへの対処手段の拡充が今後の課題か。

▼法儀族のヌーカー CR6 サブ職業〈無法者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:8/2
【POW基本値】/【POW】:8/2 【INT基本値】/【INT】:12/4

行動力:7 射程:至近 攻撃力:2 魔力:17 移動力:2 回復力:0 物理防御力:17 魔法防御力:23
最大HP:55 初期因果力:4

戦闘特技
《アルテマギカ》1、《アークスペル》1、《ラミネーションシンタックス》1、《ロバストバッテリー》3,《オービタルブラー》1、《デスクラウド》1、《ライトニングチャンバー》1,《ライトニングネビュラ》1、《スペルマキシマイズ》3、《メイジハウリング》1、《フェイクデス》1、《ヴォイドスペル》1

一般特技
《フォーチュンスター》1、《リテンティブメモリ》1、《ダブルセット》1、《マジックトーチ》1、《マスアナライズ》1、《フリップゲート》1

解説
ヌーカービルドの法儀族の妖術師。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《ライトニングチャンバー》によってやっかいな遠距離攻撃を持つエネミーを速やかに始末できるようになった。《ラミネーションシンタックス》と併用すれば3体まで同時に攻撃できる。《ダブルセット》で《アークスペル》まで同時起動させることができれば、ダメージロールに《スペルマキシマイズ》や《メイジハウリング》をのせてもヘイトを3点だけで済ませることができるため、罪悪感が少ないのがポイント。また、その後にある程度状況が長引いても、たまったヘイトは〈スナネズミのケープ〉や《フェイクデス》でコントロールできる。
他に大きいのは、魔法攻撃職の切り札とも言える《フリップゲート》と《ヴォイドスペル》の取得。《フリップゲート》は速やかな戦線構築を可能にし、《ヴォイドスペル》は戦況が煮詰まってきた頃合いに使えばエネミーからの致命的な行動を一手しのぐことができる。

アレンジ
《スペルマキシマイズ》3、《フェイクデス》1を《スペルマキシマイズ》1、《フォアストル・スタイル》3に変更して、火力と行動力の増強を図り、より過激化させる方向も面白い。その場合、〈ファインダガー〉は別の装備になることになる。

■コンバットメイジ

LHTRPGにおいて射程は明確な強さのひとつであり、妖術師の強みの一つであるが、コンバットメイジはそうした利点に背を向け、至近距離からの攻撃で一点突破を図る掟破りの攻撃型ビルドだ。《ルークスライダー》や《ブリンク》などで標的に急接近し、《クローズバースト》で強化された攻撃で速やかに対象を排除していくのが特徴で、メジャーアクションで使用する特技により近接魔術師型と魔法剣士型に分かれる。

▼ドワーフのコンバットメイジ CR3 サブ職業〈御者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:3/1 【DEX基本値】/【DEX】:7/2
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:9/3

行動力:8 射程:― 攻撃力:1 魔力:12 移動力:2 回復力:0 物理防御力:6 魔法防御力:11
最大HP:59 初期因果力:0

戦闘特技
《アルテマギカ》1、《フォアストル・スタイル》2、《ラティスシンタックス》1、《クローズバースト》2,《デスクラウド》1、《フラッシュニードル》2、《スペルマキシマイズ》1

一般特技
《リテンティブメモリ》1、《マジックトーチ》1、《マスアナライズ》1

装備
〈鉄身のパッデドアーマー〉
〈神秘の灰の指輪〉、〈カメレオンのマント〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈矢除けのドレス/礼服〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨30枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたコンバットメイジビルドのドワーフの妖術師。
至近距離での魔法攻撃を得意とする近接魔術師型。《フォアストル・スタイル》で行動力と命中値を補っている。《クローズバースト》からの《フラッシュニードル》を得意としており、ヘイトあたりのダメージ効率に優れている。気になる火力は12+7D6(平均36.5)と、スピアータイプなどの攻撃型モブ相手なら十分。
戦士職に群れたモブには《デスクラウド》、どうしても範囲攻撃が必要な時は《ラティスシンタックス》と、比較的様々な状況に対応できるのも強み。
普段は〈矢除けの礼服/ドレス〉を身につけており、ブリーフィング時に〈鉄身のパッデドアーマー〉に着替えることで戦闘時に[軽減(至近からの攻撃):10]と[軽減(至近以外からの攻撃):10]の双方を得るというテクニックで、ある程度の防御力を確保している。
イニシアチブタイミングで[隠密]状態になれる〈カメレオンのマント〉は防御面における切り札。どうしても攻撃に巻き込まれてはいけない局面などで活用したい。
今後の課題は機動力。ダメージ効率がいかに良くても接近しなければ本領を発揮できない。ムーブアクションでの効率の良い移動能力が求められる。

▼ドワーフのコンバットメイジ CR6 サブ職業〈御者〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:6/2 【DEX基本値】/【DEX】:10/3
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:12/4

行動力:10 射程:― 攻撃力:2 魔力:21 移動力:2 回復力:0 物理防御力:14 魔法防御力:22
最大HP:71 初期因果力:0

戦闘特技
《アルテマギカ》1、《フォアストル・スタイル》3、《ラティスシンタックス》1、《クローズバースト》3,《デスクラウド》1、《フラッシュニードル》3、《スペルマキシマイズ》3、《ヴォイドスペル》1

一般特技
《リテンティブメモリ》1、《ディスペルマジック》1、《マジックトーチ》1、《マスアナライズ》1、《ブリンク》2

装備
〈鉄身のトラベラーズチュニック〉
〈神秘の透の指輪〉、〈カメレオンのマント〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈矢除けのドレス/礼服〉、〈ベリーのタルト〉*2、金貨70枚

解説
コンバットメイジビルドのドワーフの妖術師。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《フォアストル・スタイル》と《フラッシュニードル》のSRが向上しダメージ効率が上昇した。《クローズバースト》からの火力は21+9D6(45.5)とほぼ及第点。また《スペルマキシマイズ》のSRも上昇しているために爆発力も向上している。
《ヴォイドスペル》は魔法攻撃職の切り札の一つともいえる特技。戦闘が煮詰まった状況で使用すればエネミーの致命的な行動を一手しのぐことができる。
《ブリンク》を取得したことで機動性も向上した。また《ディスペル》はSR1では射程が短いため、通常は使いづらく感じることが多いが、接近を前提とするこのビルドではそうした問題をある程度緩和することができる。

アレンジ
《フラッシュニードル》3、《ラティスシンタックス》1を《ライトニングネビュラ》3、《アークスペル》1に置き換えると短いながらも射程と、そして範囲攻撃を手に入れることができる。ヘイトが非常に大きいために、一手は《アークスペル》で誤魔化すにしても、短い手数で戦闘を終わらせる戦術が求められる。
また《フォアストル・スタイル》を《ソードソーサー・スタイル》に切り替え、魔石(=魔力)を使わず、両手剣と《ウェポンバッシュ》で立ち回ることも可能と言えば可能。

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