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AIソリューション導入プロセス:ヒアリングから実運用まで二人三脚

“AIソリューションの導入”と聞いて、皆さんはどんなプロセスを想像しますか?

企業でDXを担当することになった方、導入経験の無い方などは特に、考えただけで気が重くなってしまう…なんてこともあるのではないでしょうか。

様々な産業の複雑な運用計画を独自のアルゴリズムによって最適化するAIソリューション「Optium (オプティウム)」の開発にあたって、ALGO ARTISは一貫してお客様に寄り添うことで、産業特有の制約や会社ごとの課題を理解し、一つ一つのフェーズを丁寧に重ねながら解決していくオーダーメイド開発です。

今日はそんなOptium開発のヒアリングから運用までのプロセスについて詳しくご紹介していきます。ソリューション導入は確かに簡単なことではありません。でも、二人三脚でやれば乗り越えていける…そんなことをイメージしていただけたら幸いです。


Optium開発プロセス(全体図)

ALGO ARTISの標準的な開発プロセスは以下のフェーズで進めていきます。
各フェーズを順にご説明していきます。

※期間は1フェーズあたり3〜5か月、トータルで1年〜2年ほどが平均的です。
※案件によっては、本内容と異なるプロセスの場合もございます。

フェーズ1: お問い合わせから初回面談まで

  • まずはデータや資料を共有し、お客様の困り事や課題をヒアリングします。その上でよりイメージを鮮明にするため、改善後の業務イメージ、お客様が会社として注力する方向性もヒアリングします。

  • ヒアリング時に留意しているのは、業界固有の課題、アルゴリズムによる解決の可能性、費用対効果をざっくりと見極めることです。

  • 抽象的な困り事や課題を誤解釈しないため、必ずお客様が理解できる言葉で言語化し、互いの認識に齟齬がないかを確認しながら進めます。

フェーズ2: アセスメント

次のフェーズはアセスメントですが、ソリューションの土台を固めるステップになります。

  • プロジェクトのフィージビリティ確認

    • データや資料の共有やヒアリングを通じて、業務概要、フロー、課題を理解します。

  • 顧客の期待価値の定義

    • さらにお客様が実現したい導入後のイメージを明確化します。

    • 意思決定に必要な材料を議論し提案書と見積書を提出

アセスメントは、顧客との共通認識を築くために重要なフェーズです。不明点や不安を解消し、次のステップに安心して進んでいただけるよう、継続的なコミュニケーションを行います。
課題の本質理解と、それに合わせた対策がご提案できることはもちろん、イメージをお客様としっかり合わせる「言語化」も重要なポイントと言えそうです。

フェーズ3: PoC(概念実証)

アセスメントで合意がはかれたら、PoC(観念実証)に進み、お客様の困り事や課題解決のためのアルゴリズムが実際に適用できるかを確認していきます。

  • フィージビリティと効果の大まかな把握

    • 実際にアルゴリズムを組み、アセスメントで確認した課題が解決されるか、導入後のイメージに沿った効果が得られるかを検証します。

  • コミュニケーションで相互理解を深める

    • 定例ミーティングを重ね、さらなるヒアリングを実施することで、対象となる業務理解、そしてお客様のソリューション理解を深めていきます。

効果試算に合意が得られたら、次フェーズへと進んでいきます。

フェーズ4: プロトタイピング

次はいきなり本開発…に進むのではなく、プロトタイプ(試作品)の作成を実施します。
このフェーズも重要で、プロトタイプによってそれまで見えなかった課題が浮き彫りになることも。

  • 実際の運用に使えるレベルの検証を行う

    • おおむねの条件を実装して、完成ではないが十分に高度な計画出力ができることを目指したプロトタイプを作成し検証していきます。

  • 改善が必要なものは現実的な修正方法を明らかにする

    • 社内はもちろん、お客様にも実際の運用をイメージしながら操作いただき、フィードバックを得ながら検討します。

    • 実運用に活用できる計画とするための、具体的かつ現実的な修正方法を明らかにしていきます。

    • 必要であれば追加実装要件を整理し、本開発中に実装すべき要件を合意していきます。

具体的なシナリオを用いたシミュレーションを行うなど、顧客が実際の運用後の業務を体感できるようベータ版を提供します。その後、PoCよりも精度の高い効果試算を提出し、本開発以降の実施に合意をいただいたら、いよいよ本開発です。

フェーズ5: 本開発

これまでのフェーズで仕上げた成果物をベースに、まず全ての実装を完了させます。そして修正点の対応も判断をしながら、実運用に活用できる水準の計画を出力できる状態にしていきます。

既存の運用方法から脱却し、より効率的な新しい運用に切り替える最終フェーズ。「お客様が実運用を通じて、期待していた価値を享受できること」を目指し、本開発を仕上げます。

本開発で効果試算が完了後、運用契約へと進んでいきます。

導入後〜

スムーズに実運用いただけるように、具体的な操作マニュアルやトレーニングセッションを通じてオンボーディング支援を行います。
導入後も定期的にヒアリングを行い、お客様からのフィードバックや相談に対応することで、さらなる運用改善を図っていきます。


ここまで開発プロセスをフェーズごとにご紹介してきましたが、ソリューション導入のイメージは深まりましたでしょうか?
複雑な課題だからこそ、ALGO ARTISはこれからも「ヒアリングから運用まで」一貫してお客様に寄り添い、共に課題を乗り越える二人三脚のアプローチを大切にしていきます。

Webサイトではプロセスを含めた事例も掲載していますので、ぜひこちらもご参考にしてください。

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