たくさんの病院へ行ってわかった、良い病院と悪い病院の違い
通院付き添いという仕事をしているので、たくさんの病院へ行く機会があります。
仕事以外でも自分自身、けっこういろんな病院へ通院したりしたので、それも含めるとこの3年間、けっこうな数になりますね。
病院といっても街の小さなクリニックから、大病院まで、様々です。
ですが、小さいから駄目とか、大きな病院だから良いとか、そういう事はないのです。
今日は様々な病院へ行って分かった、病院による違いをぐだぐだとお話します。
診察の待ち時間
病院といえば待ち時間、これほど無駄な時間はないですよねー。
私は自分の通院のときは待つことを想定に、本(小説)を持っていくことにしています。
その本は家で読まず、次の通院の時まで読まなかったり・・・
結論・・・・
待ち時間に関しては、どの病院も似たりよったりですね。
予約時間なんて、あってないようなもの。予約時間から1時間半とか普通に待たされます。
ただ、あまり待ちたくないという方は、あえて遅い時間に予約を入れるのがおすすめです。あるいは、予約しないで遅めの時間に行くというのも良いですね。
病院の診療時間というのは午前午後に分かれているので、午前だったら受付が11:00〜12:00くらいまでになります。
ほとんどの人が、朝早くに予約を入れており、また、予約が朝早くでない人も早く来てしまったりしていますね。早く終わらせたいという気持ちはわかりますが…。開店前のスーパーマーケットに並ぶくらい意味がなく、無駄な時間に思えます。
そんなわけで朝は、予約外の人も含めると非常に混雑します。
しかし、受付終了時間より30分くらい前だと、驚くほど空いているのです。
私は読書しているから良いですが、それでも待ち時間は疲れますからね。待ち時間が少ないと、その分、自分の時間を有効に使うことができるので、少ないにこしたことはないです。
しかし思うのですが、これだけデジタルやAIが進んでいるのに、病院の待ち時間がリアルタイムでわかるアプリとかを誰か開発しないのでしょうか?
予約をしていてもしていなくても、今、どれだけの人数が受付を済ませて待っているかわかるアプリがあれば、家を出る前に確認することができます。
「あ、今混んでるから、早く行っても無駄だな。😅家で用事をすませよう」
・・・というように無駄な時間を使わなくて良くなりますね。
受付や会計、処方箋などのシステムのデジタル化…そして待ち時間
やっぱりここでも待ち時間の話やデジタル化の話につながってしまいます。
会計のシステムが自動化されて、自動精算機になっているところと、未だに人がダラダラやっているところがあります。
街の小さなクリニックにこれをやれといっても、古いクリニックは難しいと思います。
ただ、いわゆる大病院でも、自動化しているところと自動化されていないところで差があるのは疑問です。
自動化といっても、何段階かあります。
① まず一番良いのは、診察が終わったらすぐに自動精算機で精算が可能となります。精算が終わると処方箋が領収証と一緒に出てきます。
精算機も複数あって、待たされることがほぼないです。
② 次は、精算じたいは自動精算機になっていますが、診察終了後、かかった科でしばらく待ち書類を受取り、それを窓口に出すパターン。
窓口に出した後に、受付番号がディスプレイに表示されたら、自動精算機へ行き、精算が可能になるというものです。
うーん、これは逆に複数の工程があり面倒くさいですよ。診察後の窓口は結局、人がやっているので、「じゃあ窓口で精算させてくれよ(笑)」って思いますね。
③ 最後は、受付と会計をぜんぶ人間がやっているパターン。割と新しめな大きな病院でもあるのですからびっくりです。
医師による診察はデジタル化することは不可能なわけですから、せめて病院で業務効率化をするところといえば、受付や会計くらいのものです。
人件費もかかるし、本当に無駄ですよ。
医師や看護師などの接遇が、病院単位で違う驚き
たとえば大きな病院でも、
その中で良い先生もいれば、ひどい先生もいる。
先生だけでなく、看護師や他スタッフの態度もそれぞれちがう。
これは当然のこと。
だから、Googleマップの評価で★ひとつの病院なんて、たまたまその人が悪い先生にあたっただけの愚痴でしかない・・・!
・・・て思いますよね。
でも、様々な病院へ行って、同じ病院でもその中でいろいろな科をまわって分かったことは、
「😃この病院の先生や看護師・スタッフの人は、どの人も丁寧だなぁ」
・・とか、その逆で
「😨全員、接遇がひどすぎるなぁ」
・・・とか、
病院単位で評価できちゃうところがけっこうあるということ。
もちろん、良い病院の全員が良いスタッフとは言いませんし、そんな事ありえません。
ただ、そういう傾向は確実にあるのです。
新しく綺麗な病院だから良いスタッフが多いとか、
汚い病院だから駄目なスタッフが多いとか、
そういう事でもありません。
やはりこれは私達介護職の世界と同じで、労働環境が大きく関係しているのかなと思います。
余裕がない状態でせかせかと働いている時、お客様に大して常に優しく笑顔で・・・というのは難しいです。
とくに病院というのは医師も看護師も人が足りてない状態ですからね。
とくに前項で話した会計や受付のシステムが全自動化している大病院は、どの科へ行っても、入院病棟へ行っても、本当に良い先生や看護師、スタッフの人ばかりなんですね。
いろんなシステムが全自動化しているだけでなく、病院内にコンビニやカフェ、スタッフ専用レストランなどもあり、内装はホテルのようです。
看護実習生もよく見かけるのですが、本当に皆さん笑顔でいきいきとしています。
自分もここで働きたいと思ってしまうくらい(笑
しかし何回も言うようですが、あくまで傾向です。
私が10年以上通っていた待ちの小さな胃腸科の先生は、地域でも評判の先生。
私が通っている間、診察では常に患者の意見を聴いてくださり、低姿勢でした。
良い先生だから待ち時間もめちゃくちゃ長く、待合室は座る場所もないくらいギッチリなんでした。
それだけ忙しいのに、それを態度に表すこともなく、夜は院長ブログなどを書いていたり、休みの日は学会などに出かけるそうです。
医師と介護士、違う分野ではありますが、サービスを提供する者として、本当に尊敬しています。