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【介護保険外】長年、介護施設で働いた経験が個人事業でのトラブル対処に活きている

こんにちわ、アルゴです。

プロフィールとかにも書いてありますが、特養やデイサービスなどで介護職、介護現場リーダー等管理職、相談員、施設ケアマネなどをしてきました。
今は個人で働く介護士です。

まぁ、退職→独立って
「😃自分のチカラをもっと試してみたい!」
「😃独立しないとできないことがある!」

・・・とか、職場で満足できないからするものですよね?

ただ私は
「😨ブラックな仕事から逃れて自由に働きたい…」
・・・という気持ちが一番強かったですが(笑

今は一人で介護の仕事をしていますが、昔の経験がなかったら、絶対この仕事はできていないだろうなとは思います。

今日は、現在の個人事業でのトラブル…というほどでもないですが、予測していない事象にどう対処したかを書いてみたいと思います。


臨機応変に対処すべきこと


ケース1 「転んでしまったので、今すぐ来て欲しい」と夜遅くに電話がかかってきた


過去にこんな記事を書きましたが
↓↓↓

介護保険に縛られず、ひとりのお客様に対して、「外出支援」「買い物代行」「訪問サービス」などいろいろやっていると、何でも屋みたいに思われるんですよね。

最近はなくなりましたが、何かあった時に助けを求める電話がかかってくるケースがあります。↑の記事でも書きましたが、ケアマネさんより先に頼られるというのは、本当に嬉しいかぎりです。


しかしこういった電話を受けた時、まず思うのが、
「私が行くことが最適なのか?」
ということです。

転んでしまった・・・ということは、骨も折れている可能性もあり、かけつけて下手に動かすと余計に大変です。

それよりも救急車を呼んでもらったほうが良いというケースもあるのです。

なので、こういう時は

<判断ポイント>
① 電話を受けたとき、痛みの有無の確認。緊急性があるかをご本人および介護者に確認するべき

② 救急車を呼ぶほどの緊急性がないと判断したとき、ケアマネや別居のご家族に先に連絡をとるか?後づけで良いのか?

③ 訪問したとき、可動域など、介護士個人で動かして良い範囲の確認をして介助をするべき

これを頭の中で考えて、自然に行動できましたね。

ふだんの仕事が「買い物代行」とか「外出付き添い」とか、高い介護技術が求められないものであっても、こういった緊急時には過去の介護知識や緊急時の対応の経験が活かされていると感じました。


ケース2 代理受診を求められた


つい先月のことですが、通院付き添いのために独居の80代女性(Aさま)のお宅へ伺いました。

Aさまは、いつも時間ピッタリに準備を済ませて待っているはずなのに、この日は玄関チャイムを押しても応答がありませんでした。

(ただ、鍵はいつも空いています)

その時点でまず、最悪のケースを想定し、まずひとつめの判断です。

<判断ポイント>
① 独居なので、家の中で倒れているというパターンがあるので、応答を待たずに早く家に入ったほうがいい

玄関チャイムに対しAさまの応答がありませんでしたが、「失礼します」といって中へ入りました。

幸い、ただベッドへ眠っているだけでしたが、数日前に家の中で転んでしまい、身体が痛くてトイレにも行けない状態だったのです。

そこでAさまより、
「今日は病院へ行けない。でも薬が今日で無くなるから、代わりに行ってきて」
…と言われました。

私の事業では、今まで内服薬の代理受取などは数多くありましたが、代理受診というのはありませんでした。

寝たきりの人の薬をもらうために、家族が病院へ行き処方してもらうとかはありますし、法律上、なんら問題のない事はわかっていました。

ですが、それをやることに弊害がないかということと、行動に移す前に確認することがあります。なので、

<判断ポイント>
② Aさまは身寄りがない独居だが、ケアマネジャーは転倒の事実を知っているのか?なぜ、自分に連絡がなかったか?

③ 代理受診じたいは問題がないが、A様は必ず受診時に採血検査を受けており、それに応じて内服薬が調整されるため、検査を受けずに今までと同じ薬を受け取ってきてしまって問題はないか?Drに確認してからじゃないと無駄足になるかもしれない

このような課題をやはり瞬時に考え、確認してから代理受診をしました。

結果、②や③の課題に対して、ケアマネに確認したうえで解決したため、代理受診をしました。


介護保険在宅サービス(デイサービス、ショートステイ等)の経験がないと難しい


ふと考えると、上記のようなトラブルだけでなく、日常的にいろいろなことに判断をして、臨機応変に対応できていたと思います。

重要なのは、やはり『お客様の安全』 と 『外部との協力連絡』ですね。

こういうのは、過去に介護保険のデイサービスやショートステイなどで、現場介護職、運転手、相談員などをやってきたからだと思います。


今やっている介護保険外サービスって、『買い物代行』だとか『外出支援』だとか、『電球の取り替え』とか、『ゴミ出し』とか、車の免許とかあれば介護の資格や経験がなくてもできちゃうことばっかりなんですよね。

実際、介護の資格や知識がなくても、初任者研修なんかいけば基礎的な技術は学べるわけですし。

ただ、それをもって余りうる『経験』という武器は、何ものにも変えられないものだと感じました。

私は特養やデイサービスなど、施設系と在宅系の両方を経験しましたが、今行っている保険外サービスは、在宅系で数々のお客様の支援をしてきたからこそ、できていると確信しています。


たぶん在宅系で経験のある方はこの記事の内容をみて

「😅この程度の判断、誰だってするんじゃないか?偉そうに言うんじゃないよ」
…と思われるでしょう。

そうですね。実際、当たり前のことかと思います。


ただ、特養とかグループホームとか、施設系だけでしか働いたことがないとなかなかこういう感覚って培えないと思うんですよね。

だから繰り返しになりますが、デイやショートで働いてきて本当に良かったですし、同じような形態で起業する方はこういった在宅系サービスでの業務経験をすすめたいです。


それと補足ですが、お客様の情報を個別に頭に入れておくことが大切ですね。

まず、第一連絡先はどこか?ケアマネ?別居のご家族?

こうしたことがあるから、私はサービス利用前に契約面接をして、お客様の既往症や状態について把握するという事が必要だと実施しています。



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アルゴ@介護福祉士(フリー)
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