古臭い体質をいつまでも変えようとしない介護施設や介護保険
こんにちわ、アルゴです。現在は一人で介護の仕事をしています。
20年くらい介護の仕事に携わっているんですが、時代が進んでご高齢者の方も進歩しましたね。
進歩した・・・って、失礼な言い方かもですが、若い人に負けずいろいろなものを使いこなすようになっているのは事実です。
代表的なものはスマートフォンですね。
ご高齢者に限らず、小学生など、日本国民は誰でも持っているものですし、全体的に普及率が増えているので、まぁ、自然な流れといえます。
しかしそれでも、90歳を超えたお年寄りがスマホでゲームをしているのを見るとびっくりしますよw
著書などでも書いていますが、介護の個人事業をしていると、仕事中に電話をとることができません。
ほとんどのお客様は独居で、用事がある時に連絡してくるのですが、私はメール、LINEなどで連絡をもらうようにしています。
留守電などにメッセージを残すのでも、結局かけ直さなきゃいけないし、書け直した時に今度は相手が出るとも限りませんしね。
まぁスマホは持っていてもLINEやメールの使い方が分からないという方も中にはいますが、使い方を教えたりすると面白がって使ってます。(もちろん、そうした指導もサービス利用料に含まれますが…)
高齢者 → 昔の人 → 現代の技術はついていけない というわけではないんですね。
ショートステイで働いていたころ、90歳を超えても新しい事を覚えたいと、いつも勉強されていた方を思い出します。
国や介護施設は未だに古臭いシステムを継続
高齢者のお客様がLINEで連絡していて、ケアマネジャーや地域包括の方ともLINEでやりとりをしているんですが、中には電話しなきゃいけない面倒な人もいるんですよね。
ホリエモンが「電話なんて時代遅れだ」といって、一切電話をしないというのを10年前くらいに本で読みましたが、今になってその気持ちがすごいわかります。
まぁ、私にとってはケアマネさんもお客様といえばお客様なので応じていますが、はっきりいって電話連絡って、よほど急な事がない限りはしたくないものです。
しかし電話連絡しかできないケアマネさん以上にもっと時代遅れなのは、介護施設のシステムそのものや介護保険のシステム自体です。
先程スマホでゲームをする90歳のお年寄りの話をしましたが、ショートステイで働いていたころは、インターネットをしたり、LINEをしたり、電子書籍を読んだりしている方がたくさんいました。
中には、現役のデイトレーダーで食べている足の不自由なおばあさんもいました。
私は現在、買い物代行という業務も行っていますが、スマホを使ってAmazonや楽天で買い物をして、ウーバーイーツで食事を頼む人が増えています。
はっきりいって、私のサービスを使うよりそっちのほうが手数料も安いし、私としても買い物代行は手間の割に報酬が合わないのでいずれサービス内容から除外する予定です。
時代は変わっていくし、サービスもそれに対して変えていかなければならないんです。
そんな中、未だに介護施設は時代やお客様のニーズについていけず、古臭いシステムを採用し続けているんですよ。
代表的なものはレクリエーションですね。子供だましの塗り絵や折り紙、幼稚園のような輪っかの壁飾りをやらせたりしています。
<参照記事>↓↓↓
レク以外の業務においても・・・
●FAXを用いた連絡(平成…いや、昭和かよ…w)
●SNS全盛期に、SNSを全く活用しない
●未だに手書きで介護や看護の記録を書いている
…などなど、時代遅れ感はあります。
介護保険においても、2年前に始まったLIFEのフィードバックが全く役に立たない様子。
各法人や現場スタッフなどが多大な手間をかけて作成したものを、いつになったら有効活用できるようになるんでしょうか?
↓↓ 私はLIFEが導入された2年前に記事を書きました ↓↓
記事でも書いてますが、私はLIFEの導入については肯定的でした。
しかし、懸念していた点もあり、見事にそれが的中してしまっています。
スタッフの多大な労力の割に、実際のケアに役に立たないデータばかりかえってきても仕方ないんですよ。
導入から2年たってこれ?? 介護保険… 本当にやばくないですか?