『介護の仕事が好きなのか』を、判断する基準
こんにちはアルゴです。
介護保険外サービスを開業するために、日々、頑張ってます。
しかし当面は、それだけじゃ食っていけないということは、過去の記事でもお話しました。
投資やストック資産を構築しつつ、好きな介護の仕事を自分らしく続けられるような環境づくりをしているために、寄り道もけっこう多いです。
ですが、正社員という道を外れてフリーになっている環境で、今しかできない事を今やらなければ、この先ずっと後悔することになるはずです。
私は介護福祉の仕事が好きなのだろうか?
しかし、日々生活していくうえで、「自分は介護の仕事が好きなのか?」ということを問うようになりました。
長らく施設介護職をしていましたが、ここ1〜2年の間は、
・夜勤を月7〜8回
・休日出勤(ほとんどサービス)
・残業月50時間以上(半分以上サービス)
…という地獄から抜け出したいと思っていたばかりでした。
正直、ブラックな環境でした。私が退職する以前に見切りをつけてやめていった人がいましたし、なんで自分は無理に残って続けているんだろう・・・と思いました。
そんな環境から、2ヶ月前にやっと脱出することができたんです。
しかし、この後におよんで、またもや介護の仕事をしようとしているのは、何故なのだろうと考えます。
これまでずっと、給料が低い地獄の労働である介護職を長く続けていましたし、今後は単体で十分な収益が見込めないと思われる介護保険外の事業をやろうとしているのは、馬鹿なんじゃないかと。
私は介護しかスキルがないわけではないし、世の中、そんな人いません。
漫画を描いたりキンドル本を出したり、クラウドソーシングで仕事を引き受けたり、他にいろいろ手段はあるはずなのに・・・。
介護が好きかを判断する問い
そう考えた時、自分は『介護』の仕事が好きなのだろうな…と思いました。
なぜなら、たとえ収入がゼロになっても、介護の仕事をしたいと考えているからです。
日本や世界各国では、近い将来、ベーシックインカムが来るとも言われています。
私は前回記事で書いたとおり、ベーシックインカムがこなくても大丈夫なように資産防衛をしていますが、ベーシックインカムが実装されることには賛成派です。
国民ひとりひとりが、働かなくても食べていける状態になった時、自分はなにをするのだろう?と考えました。
一日中、ネットフリックスを見ていても、ゲームをやっていたって良いのです。私は漫画を描くことが好きなので、それをずっとやっていてもよいのです。
そんな世界を想像したとき・・・・
やはり、現場でお年寄りや障害のある方と接したいと思えたのです。
そうか、働く必要がなくても、たとえ『介護』がボランティアになってもやろうとするということは、やっぱりこの仕事じたいは好きなのだな・・・と。
だとすると、フリーになった今も、今後も、介護福祉に携われるということは幸せなのだと思います。
まとめると、その仕事が好きかどうかの基準とは
1,収入がゼロになっても続けるか?(他で収入があって生活できても続けるか)
2,働く必要がなくなってもやるか?
この2つの問いにイエスと答えられなければ、「好き」ではないということです。
そして、その好きでないことを、お金のためにやっているということなのです。
お金のために働くから嫌いになる
逆説的ですが、お金のために働くから嫌いになるということもあります。
私は文章を書くことも、漫画を描くことも、子供のころから大好きでした。
誰からも強要されないのに、率先して行うことは、「好き」の基準です。
そして、フリーになった今、文章もイラストも、キンドル出版やブログのアドセンス収入などを通じて収益化しています。
ですがそうなると、「今日も絵を描かなくてはいけない」という義務感になってしまうのです。
あれほど好きだった物書きや絵描きも、ちょっと面倒くさいことに思えてきます。
介護もこれと一緒。
介護が本当に好きだったとしても、お金のため・・・と思ってしまうと、少しでもイヤなことがあったときに、さらにイヤになってしまうのです。
繰り返しになりますが、そうならないために、私は「介護」以外の部分でしっかりと収入基盤を作ろうと思っています。
しばらくは週1,2日、パート労働をするということも、そのひとつです。
とにかく収入の礎を作る。
それができたとき、私はよりレベルが高いチャレンジをできるのではと感じています。