Aマッソを観てきた
7月の真ん中。立っているだけで滝汗が流れ落ちてくる季節に、今年もAマッソ単独公演を観てきた。第11回公演「縦」
前回と違ってタイトルが短くて良いね。
「Aマッソ 第10回公演『ヘンリー・ヒャッハーの帽子はどこだ?』」って。
いっつも「『どこだ』だっけ?『探せ』だっけ?」ってなる。
そんなことはその辺にぶん投げて、そもそも俺とAマッソの出会いは、静岡朝日テレビ制作のネット番組「Aマッソのゲラニチョビ」だった。たしか芸人失格ツアー。
大喜利の面白さと、ロケに文句言ってる姿が新鮮だった。そこからゲラニチョビの過去の動画も観た。今でこそ売れきっているけど、フワちゃんも出ていた。フワちゃんといい、ぱーてぃーちゃんといい、加納軍団の系譜が売れまくってるのいいね。
ほんで単独の感想。
村上さん、もといあいぴー、もといきゃみを中心に公演が進んでいってた。きゃみが持つ不満、 アバ、思想などなど。ひとつの大きなコントの中に小さなコントと漫才が入っている感じ。
漫才「 むらきゃみの理想」から、コント「 むらきゃみの脳内」はボーダレスに続いた。トークのダメ出しやらをしてくる、ちょっと身長が低い加納さんが全肯定してくれて、甘やかされたいきゃみ。確かに素晴らしい世界。脳内だけど。
コント「 むらきゃみの葛藤」では、一生分の成人女性の嗚咽とゲボの音を聴いた。たしかに中華はトロミがかかってて、ぐちゃぐちゃっとした料理多いけど。あぁ〜食べるとき思い出すじゃん!ゲボみたいだなって。
コント「 むらきゃみの愉楽」では、一生分の成人女性が発する「セックス」という音を聴いた。
自殺しようとする人に「生きてればもっとセックスできるから!」「いろんなセックス、体験できるから!」。これ案外使えるかもな。バカバカしくて。地球で最後に聴く音がこれじゃあ、死んでも死に切れんな。
(あとは配信買って観て)
きゃみを中心に公演を進めていくという縦線しっかりあった。実験的で、独創的ですんごく面白かった。幕間のコントにも「縦」要素が散りばめられていた。あーあ、縦、縦!最高に楽しい。