櫻坂46という、俺にとって新しい世界

コロナ禍で暇すぎた俺の生活に突如入り込んできた。櫻坂46。

欅坂46はある程度知っていた。言っても平手友梨奈、サイレントマジョリティー、風に吹かれてもぐらい。ある程度じゃないね。この程度だね。当時の俺はアイドルに興味がなかったから、音楽番組を観た感じ、キャピキャピした感じじゃなくてメッセージ性が強いなぁぐらいにしか思ってなかった。

2020年、欅坂が改名するタイミングで興味を持ち始めた。ホームステイもといステイホームで相当暇だったからね。そのときはまだテレ東深夜の番組を観るぐらいで、この子可愛いなぁぐらい。曲は全く聞いていなかった。

2021年に発売された3枚目シングルを、握手会のために買いまくった友達から一枚もらって、初めて曲を聴いた。度肝抜かれた。ソーシャルメディア社会への不満を持ったリリック、カッティングを連発するギター。聴いたことのあるアイドルソングではない、思想と曲調が激しい作品だった。

そこからドップリ。CDは買う、ライブはオンラインで観る、出演してるテレビは観倒す、推しは作る、そんな感じになっていった。ちなみに渡邉理佐さん→小林由依さん→大園玲さんの流れ。今、玲ちゃん。

そして2024年、初めてライブに行ってきた。場所は東京ドーム。アリーナツアーの千秋楽。日曜日。

初日の土曜日の開演前はめちゃくちゃ物販並んだらしいが、それを見越して、土曜の開演中に買ったからすんなりいけた。もちろん推しメンである玲ちゃんのタオル、ペンライトを買った。
そういえば初めてペンライトというものを買った。感想は「ドライヤーみたいな持ち手」「色めっちゃある」

さてライブ当日。ロックバンドのライブしか行ったことなかったから、新鮮さを味わうために「コールというものがあるらしい」「この曲はペンライトを消さないといけないらしい」ぐらいの予習で行った。
会場外のイベントブースで遊んで、特典を貰って、いざドームの中へ、といっても開演1時間前。暇すぎてル・マン24時間レースをずっと観てた。そんなことはどうでもいいね。

いよいよ開演。メンバーが注意事項の再確認をしている時、ファンが一斉に「はーい!」と返事をした。引いた。(これは悪い意味じゃなくて「圧倒された」の意。いや声デカッ!すごっ!の意でもある。)
オープニングSEが終わると山﨑天ちゃんが見えた。気づいたら泣いてた。そこから怒涛のパフォーマンスを観た(たぶんブルーレイ出るからもうそれ観て)。

初めて生で観る櫻坂46は、鳥肌と感動が止まらなかった。初めてのライブ参加でコールが分からないため声はほとんど出せていなかったが、一生懸命ペンライトをフリフリしていた。それでも楽しかった。
俺が観てきたロックバンドのライブと違って、曲間の映像演出だったり、ダンスゾーンだったり。ファンの面でいえば、ペンライトを使ったり、歌詞ではない独自のコールがあったり、体験してきたものとは全く違うものだった。
今まではオンラインでライブを観ていたが、現地に行くことで、ファンの熱量や独特な緊張感を体感することもできた。
間違いなく櫻坂46は、俺に新しい世界を体験させてくれたグループだった。

一番の感想は、みんな可愛すぎ。特に玲ちゃん。

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