宮崎本大賞のこと

昨年の夏ぐらいに、某◯◯屋書店のIさんから電話があり「今度、書店の垣根を越えて宮崎本大賞というのを設立したいのですが、そちらのお店は協力いただけますか?」と。私「はい、いい企画だと思います。協力できるところがあればぜひ」と快諾しました。それからうちのグループで集まった際に、実行委員と選書メンバーを選ぶことに。実を言うと私は表にバーンと出ていくタイプでないため、いつのまにか他の同僚に決定した。それからそのメンバーを中心に他書店と月に何回かミーティングを重ねて選書されていった。その過程は月一回の報告会で進捗状況が伝えられて月日が流れていった。そして何冊かの文庫本が選ばれ、(中略)私のもとに最終結果が届いた。大賞は青山美智子さんの「木曜日にはココアを」というこの著者さんのデビュー作とのこと。正直私はこの作品を読んだことがなかったので、発表日の約1ヶ月前に読みました。そしてこの著者の青山さんをTwitterで検索してみました。そしたらアカウントがあり、その感想をお伝えしたいなと思ったのですが、やはり突然メールするわけもいかず、おまけにフォローもしてないのでどうやって伝えようかと悩んで、まずはフォローをこちらからして、感想を呟いてみようと思い呟きました。そしたらその日に青山さんからリプライが返ってきました←正直びっくりしました。それですぐにメールを思いきってしたのです。内容は「宮崎本大賞のことはどこまでご存知なのか?など」そしたら内定の通知は受け取っていらしたとのことでした。私はせっかくのご縁なので大賞発表の日まで少しでもなにか気持ちを通わせることができれば、大賞発表後もいろんな事がお互いに楽しくできるのかなと思い青山さんといろいろメールのやりとりをしました。←そこにはビジネス的なことも入ってなかったといえば嘘になるかもしれません(書店と作家の)しかしそのやりとりを何回も繰り返すうちに1書店員と作家というよりも、1作品のファンまたお友達(私が勝手に思ってる(笑))としてやりとりすることが楽しくなりました😊そしてぜひお会いして、作品の話やいろんなお話をしてみたいなーと思うようになりました。それぐらい青山さんのお人柄に惹かれていったのかもしれませんね。そういうときに、新コロがヒタヒタと広がっていったのです。はじめは大賞発表の日に青山さんに宮崎に来てもらい授賞式をと考えてました。←あ、ちなみに私は宮崎本の実行委員ではなかったのですが(^^;

そしてこのやりとりを実行委員のIさんに伝えました。そしたらどうぞ実行委員の中に入って青山さんと連絡をとりあってもらうと嬉しいと言ってくれました。

そして授賞式は延期となりました。そしたら青山さんの方から、宮崎に行けない代わりに、期間限定でブログ形式で、「木曜日にはココアを」のスピンオフを書いてくださるとのこと←正直驚きとともに嬉しい気持ちになりました。

そして、今回の12話のスピンオフとなったわけです。

はじめは、1書店員と作家という関係でしたが、そこからそれを超えたなにか不思議な絆というのが生まれた気が個人的にはしてます。

誰かを想う・・・誰かのために・・・

1年前はいまのこのようなウイルスと共存する社会が訪れるとは思いもしませんでした。

しかし、だからこそいまのこのSNSというツールしかり、本と読者。繋がりかたはそれぞれだけど人はそういう繋がりによって、自分が元気になったり相手を元気にしたりして生きて行くんだと思いました。

本は、読み始めたその瞬間からその物語の登場人物になれます。

いま、あらためてこのお仕事につけてることで、いろんな人のなにかの支えや生きる力のお手伝いができればなと思います。

こういう気持ちを思い起こさせてくれた、青山美智子さんにあらためて感謝します。

とりとめのない文章になりましたが、140文字ではお伝えしきれないので、今回こういう形で書かせていただきました。

お読みいただきありがとうございました。


りょう書店員J




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