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今朝の風景...そして、思ふこと

真っ白!💦

今朝、リビングの窓からの景色はこんな感じでした...(;^_^A

濃霧で目の前に見えるはずのマンションが、霧に煙ってる!

現在の住まいは関西某所。

縁もゆかりもない土地だったけど、仕事でこの少し南側には開拓したお客様があり、毎週最低1回は訪れていた。

ここに暮らし始めたのは一昨年の11月。

離婚を切り出されて、暫くは家庭内別居だったが、それまでも居場所が無かった家だったので一早く家を出たかったが、その資金も無く、財産分与等でもめた挙句、約半年の家庭内別居にピリオドを打った。

さて、何処に住もうかと考えた時、何かワクワクしている自分が居た。
これまでも時より書いた通り、いつかはしたかった田舎暮らし。

だが、現在は仕事もある。

それを考慮して、通勤できる範囲で、少しでも”田舎”を感じられる場所に住みたいと思い、探し始めた。

偶々、上司が”○○市”とかではなく、”○○町”という場所に住んでいて、通勤しているのを聞いていた。

うちの会社は直行直帰スタイル。

俺は営業だから、会社で契約している駐車場に営業車があり、そこに自分のクルマを入れ替えて仕事をして、終わると戻って帰るスタイル。

なので、出勤義務がある訳ではないので、勤怠の報告はグループLINEで行い、別途勤怠アプリで申告するというもの。

この気楽なスタイルが自分に合っていて、満員電車で通勤から解放されたときは何とも言えない解放感だった。

関東での通勤も経験したが、あれは地獄。
関西もそこまでじゃないが、大阪の中心部に出ようとすると間違いなく満員電車には乗らなきゃなんない。

勿論、車通勤の経験もあり、自分の好きな音楽を掛けながら、好きなクルマで通勤ってホント幸せだった。

話は戻ると、上司が住んでいる”○○町”はいい場所なんだけど、流石に遠いし、自分が借りて住むような物件が無かった。
で、ひとつ手前の市で探したが、希望通りの物件には出会えなかった。

部屋探しをしている時に見つけた、今の市はある程度の土地勘も有ったし、お気に入りのCafeが近くにあったので、気になって見に行ったら、一目惚れで即決した。

暫く住んでいるとポストに入った近隣の不動産情報を見て驚いた!

勿論築年数は古いが、60平米以上マンションが最低価格、600万円台からあることを知って、

『これなら家賃を払うの勿体ないやん!』

って、思って見に行ったのが始まり。

確かに最初のマンションは悪くは無いが、決定打に欠け、契約には至らず。

暫く忘れていた時に、不動産情報をネットで検索していると、80平米越えで700万円台の物件を見つけて、何か惹かれるものが有って見学を予約した。

部屋は未だ前のオーナーが住まれていて、家具も入っていたのが逆にイメージが掴み易かった。

決め手は築40年物件だけど、そのオーナーさんが幾つかリフォームされていた点。

キッチンは今風にリフォームされていて、壁だったところを上手くカウンターにされていて、ビルトイン食洗機まで入っている。
水回りは他に浴室も壁1面だけダーク系の色を配色した、落ち着いた感じ。何より、住んでいた浴室は昭和感そのものだったが、ここは浴槽で足が延ばせる。
洗面台も比較的新しいものが入っていた。

リビングは天井に埋め込み式のダウンライトが配置され、一部吊り下げ式のペンダントライトが配されていた。明るい時間帯に見に行ったが、これは期待できる!と思った。

そして、何よりはリビングからの景色だった。

住んでいた家は3階だったが、建物が傾斜地に立っていて、リビングから見る風景は普通の1階と変わらない景色だった。

で、オーナーさんが背中を押すような言葉を発した。

「ここは夜景も綺麗ですし、御来光も拝めるんですよ!」

確かに明るかったが、遠くには空港の滑走路も見え、夜景が綺麗なのは容易に想像が出来た。

それが、結果的には決め手となり契約。

しかも、前に見学した人が居て、その人が契約段階でキャンセルしたときに既に物件は価格は600万円まで値引いていたと聞いていた。

理由としてはオーナーさんは新居を建築中で、完成が今年の3月だったので、何としてもそれまでには売却したかった様子。

仲介会社の担当者には
「契約は600万円でも構わないけど、あといくらか値引きの余地が有るか聞いてみて。でも、絶対買うから無理はせんでいいよ」

と言うと、

「そんなお客さん今まで居ませんでしたよ!有難う御座います!頑張ります!」

って言うから、

「いや、あんまり頑張って貰ってオーナーさんの気分を害したくないから、ほどほどにネ!」

って言うと、

「本当にいいんですか?じゃ~無理のない範囲で聞いてみますね!」

って言ってくれて、てっきり、2,30万円でも下がればと思っていたら、何と50万円も値引きしてくれて、逆に驚いた。

これって、長年営業をやっていると分かるんだけど、ネゴが厳しい客とは付き合いたくないけど、お互いwin winの関係を気付けたら長く付き合いたいでしょ?
今回はそれを逆手にとった訳じゃないけど、営業マンに言ったことは本心だった。
大きい買い物だし、オーナーさんもイイ人そうだったし、何か遺恨を残して買いたくなかっただけなんだけどね。

結果的には物件価格が550万円と破格で買えたので、壁紙と洋室のカーペットと和室の畳を張り替えて、諸経費込みで700万円台で購入できた。

リフォーム業者も仲介会社の系列だったけど、値段のこと含めて施工会社に相談してもらっていいですよって言われて、理想のリフォームはしたけど、施工会社の方も良い方で、アドバイスを下さって無駄な出費は無かったので、それだけやってもリフォーム費用は余裕で100万以内に収まった。

考えたら、諸経費が高かったとは思うけど、何か嘘みたいな物件価格でリフォームまでして、これまで支払っていた家賃とローン、管理費、修繕積立費、駐車場代、固定資産税まで含めても月々の支払いはほぼ同等になった。

で、完成したリビングはこんな感じ

壁一面だけ石畳調の壁紙にした

そして、一番期待した夜景は…

中央辺りに見えるのが空港の滑走路

真正面には見えないが、こんな感じで夜景を拝みながら、毎晩夕食を取ってお酒を飲むのがここに住んでの楽しみの一つとなった。

冒頭で見せた真っ白の霧が晴れるとこんな景色が拝める。

朝はマンションの隙間にはなるが、ちゃんと山から太陽が昇っていく様が毎朝拝めるし、おまけに山の上だから静か。朝は小鳥のさえずりが聞こえるような環境なんだ。

まさか、人生で二軒も家を買うとは思わなかったけど、このマンションを自分の思い通りリフォームして、別に背伸びしなくても掴んだ”マイホーム”。

勿論、色んなラッキーも重なったけど、これもまた人との巡り合わせなのかなと…

実際、新築で買った一戸建ての家より、この中古で買ったマンションの方が自分好みにリフォームもしたし、何か本当の意味での”マイホーム”って思った。

確かに最寄りの駅まではバスを使わないといけないし、コンビニに行くのもクルマじゃないといけない。(一応、歩いて行けるところに小さなスーパーはあるけど)

実際、今の暮らしがクルマ生活ありきだし、別に困らない。
(実際、彼女と娘ちゃんはどう思っているは分からないけど...(;^_^A)

通勤もお互いクルマで30分程度。
元々、彼女もクルマ通勤だったし…

ただ何より、朝は日の出を拝んで朝食を採って、夜はここに戻ってくることで何か本当に自分の中のスイッチを切れるようになった。

そして、三人で囲んで獲る夕食とお酒…

改めて、”人間らしい生活”をこの歳になって少しだけ取り戻した気がした。



都心では不動産バブルで沸いていて、タワマンの取り合い…

そこから見る夜景が、どんなステータスかもしれないけど、今の生活で俺は十二分に満足。

だって、コスパ最高だし!(笑)。


要はこれが、俺の中の一つの”Quality of Life”。


ちょっとだけ、視点や価値観を変えたら、こんな生活も手に入るよってお話でした。


最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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