戦没者追悼記念日&イスラエル建国記念日
5月7日の日没〜5月8日まではイスラエルのために戦って亡くなった23,741人の戦没者と、テロ被害で亡くなった3,150人を追悼するメモリアルデーでした。
そしてそれが終わり、5月8日の日没になると、間髪入れずに建国記念日のお祝いになります。
今回はその様子をリポート。
5月7日の20時からここBar’amも含めイスラエル全土で2分間のサイレンが鳴ります。そしてみんなで黙祷。
式典も行われBar’am出身の亡くなった人達の名前があげられ最後はみんなで静かに合唱。
印象的だったのが、家族が小さな子供達を連れてきている事でした。
先週Lahavにいる時に行われたホロコーストメモリアルの時も催し物がありましたが、小さい子達はいませんでした。
式典が始まるまではみんな遊んでいたのにサイレンが鳴ると、小学校低学年くらいの子達もピタッと止まり黙祷していました。
それ以下の子は恐がってしまい、お母さんやお父さんに抱きつきます。
イスラエルのすごい所はこうして一年に一回、小さな子から大人まで全ての人が止まり、一緒に祈り、気持ちを団結しているところです。
こうして過去を忘れず、子に伝え、そしてこれから起こりうるだろう争いに対して気持ちを固めて強くしている印象があります。
そんな事をモルドバ人のバディム、デンマーク人のローズ、リオールと語りながら寮まで帰りました。
翌日も午前11時に今度はイスラエル全土で2分間のサイレンが鳴り、仕事中でも外に出て黙祷をしました。
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そして日が変わり、今度はイスラエルの建国記念日です(5月9日)。
みんなその日のお仕事は午前中で終え、パーティに備えます。
この日の日没までは戦没者追悼記念日が続いているため、式典の最初は暗い感じで始まるのですが、それが終わると国旗が掲げられ、一気にお祭りモード!
子供達が旗を振りながら行進します。
式典の最後には花火が打ち上げられました。
その後はダイニングルームでコンサートが始まりました。
印象的だったのがキブツのほぼ全員が参加してるんじゃないかというくらい人が多い!みんなこの日を待ってましたと言わんばかりに楽しんでいました。
コンサートにはボランティアのアンドレス(コロンビア人)がバイオリンで参加。(奏者真ん中)
会場の後ろでボランティアで来ているコロンビア勢が、アンドレスの演奏を応援しています。みんな平均20歳くらい。
大学を休学してギャップイヤーで来ている人が多いです。英語を学ぶのと、旅行が目的で来ています。
このキブツはボランティアと打ち解けているのがとても素敵だなと思いました。
料理も用意されています。
写真手前はキブツで農業技術を学ぶために数カ月滞在している、フィリピンとタイから来た大学生たち。
その後はボランティア達だけで集まって、リーダーが買ってきてくれたピザとビール2本を無料で食べてまた焚き火と音楽をかけてパブが開くまで待ちます。
私も食べたかったのですが、実はこの日の夕方頃から調子が悪いなと思っていたら熱と嘔吐下痢が止まらなくなってしまい、残念ながらその後のパブまで付いていけませんでした、、、。悔しい、、、!!
今もベッドでおとなしくしているのですが、このキブツは金土が休みなのでゆっくり休めます。
ちなみに前のLahavキブツのボランティア達にどうしているか聞いたら、建国記念日でも朝から晩まで働いていたそうです。
キブツによってボランティアの扱いが違うようです。
※この記事は2019年5月11日に書かれました。