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迎撃システム「アイアンドーム」

イスラエルの軍事発明で有名なのはやはり、ミサイル迎撃システム「アイアンドーム 」ではないでしょうか。


ニュースでよく報道される、ガザやシリア側からイスラエルに向けて、ミサイルが発射される際、いつもどうやって防いでいるのか?

あれだけミサイルミサイルと騒いでいるのに、イスラエル側でシリアの紛争地域で起きているような大惨事が起きている、というような報道は日本で聞かないと思います。

ほとんどのミサイルは、イスラエル軍の防空迎撃システム、「アイアンドーム」が察知しています。

まず、ミサイルがイスラエルに向けて発射されると、ドームのように張り巡らされたセンサーが飛来物を察知します。

そして、「これはミサイル」と今までの情報から認識し、向かっているルートや計算して情報を共有、そして地上迎撃ミサイルが空中で撃ち落とす、という、何ともすごい代物です。

迎撃率は90%とも言われています。

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2019年5月にガザからロケットが飛んできた時、たまたま私はガザから40km離れたキブツでボランティアをしていました。

サイレンが夜に鳴って、ルームメートと寮の外にあるシェルターへ避難するとき、空中で何か光って飛んでいるのがチラッと見えました。

そのあとすぐに、鈍い花火のような爆発音が聞こえたのは、あれがアイアンドームで感知したミサイルを地上から撃ち落とした瞬間だったんだなと後になって気づきました。

アイアンドームを開発しているイスラエルの会社は物体認識や、マシーンラーニング、AIなどの技術を活かして、電力を効率よく運用するシステムや、農業灌漑を効率化するシステムなどを開発しているようです。

ひとつのジャンルにとらわれず、どんどん技術を取り入れていくのはイスラエルのオープンイノベーションが成せる技なのかなと感じます。

※この記事は2019年8月に書かれました。

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