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人は興味あるものを無意識に観察している

こんばんは、アレクサンドリアです。

犬を飼っている人、あるいは犬好きの方なら経験されたことがあると思いますが、人間単独だと覚えていないのに、犬とセットだと覚えている人っていませんか。

先日、駅まで急いで歩いていた時に、大きな声で誰かの名前を呼ぶ70代ぐらいの男性に出くわしました。ふと手元を見ると、犬を散歩させるときに使うハーネス(胴ベルト)とリードを持っていたので、犬を探しているんだな、と瞬時に分かりました。

その男性と目が合ったので「どうしたんですか?」と尋ねると、「犬、見なかった?」と言われ、残念ながら・・・と首を振ると、そのまま進んでいかれ、私も駅に向かいました。

そして2時間ほど後に、私は同じ駅から出てきて、家に向かって歩いていると、大きな声で電話で話している男性に出会いました。
その時は気づかなかったのですが、「まだ見つからないんだよ。」という言葉を耳にして、あ!あの男性だ、と思いました。

歩きながら、お気の毒に、まだ犬が見つかってないんだ、心配だろうなあ・・・と思いつつ、もしそれらしい犬を見つけても、連絡先を知らないから、犬を抱えて交番に行けばいいかな、などと考えながら帰宅しました。

私もかつて実家にいたときに、飼っていたシベリアンハスキーを夜に散歩に連れて行った際に、力が強すぎてリードを放してしまい、そのまま一晩いなくなってしまったという経験をしたので、その心配はとてもよく分かります。幸い、わが家の犬は翌朝帰ってきたのですが、車にひかれたりする可能性もあったので、本当にほっとしたのを覚えています。

そんなことを考えていたら、突然、あの男性と、その人が連れていた犬が頭の中に映像で浮かんだのです。その犬は珍しい犬種で、身体がとてもスマートで小型のきれいなグレー色をした犬でした。
私は何度か、彼らペアに、同じく私も犬を連れてすれ違い、挨拶を交わしたことがありました。
珍しいワンちゃんだな、細くて上品だな、などと思った記憶があります。

そして、その男性はなぜハーネスとリードを持って犬を探していたのか。
おそらく、その犬はとても細いので、何らかの理由でハーネスが身体から外れてしまったのではないか、と一つの仮説が思い浮びました。

というのも、うちのビーグルも、紐が緩かったり、後ずさりを強くしたときなどに、ハーネスから身体が抜けてしまったことがあるからです。

そんなこんなで、その男性だけなら全く誰なのか分からないところを、そのワンちゃんのことを印象的に覚えていたので、必然的にその方のことも思い出したのでした。

人は興味あることは、結構しっかりと見たり覚えているものだなと思いました。
それにしても、無事にワンちゃんが見つかっていると良いのですが・・・。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

#note           #犬    #散歩    #ハーネス    #迷子犬   #興味
#エッセイ

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アレクサンドリア/占星術
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