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怪文?!避けるべき日本語
大人だから・上司だから・大企業だから正しい日本語を使っている、と思ってはいけません
どんなに人生経験が豊富な人でも、時折お客様や取引先に対して誤解を招くような表現や不適切な言葉遣いを用いることがあります。
本記事では、私がびっくりした誤用の例を取り上げ、その正しい使い方を解説します。
例1: "○○させていただきます”
例文:
申込書を送付させていただきます。
ご記入の上ご返送ください。
“させていただく”は、相手の許可を得て何かを行う際に用いる表現です。
この例では、申込書の送付に対して相手の許可を得ているわけではありません。
そのため、この場合は「送付いたします」と書くのがいいでしょう。
“させていただきます”の使い分けは難しいため、可能であれば使用を避け、シンプルな敬語表現を選ぶと無難です。
例2: "ご査収"
例文:
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
下記の書類を送付いたしますので、ご確認の上ご査収頂けますようお願い申し上げます。
“ご査収”とは“確認して受け取る”という意味があります。
この例文では、“ご確認”と“ご査収”が重複しており、冗長な表現になっています。
冗長を避けるためにも、言葉の意味を調べる癖をつけましょう。
例3: “ご恐縮ですが”
例文:
ご恐縮ですが、当メールにご返信ください。
“恐縮”は、自分が相手に対して恐縮している状態を表す謙譲語です。
そのため、接頭辞“ご”を付けるのは不適切です。
正しい敬語表現を使用することで、相手に対して誠実な印象を与えることができます。
言葉の力を見直そう
私自身の意見ですが、言葉を丁寧に扱わない人は仕事全般においても雑さが目立つ傾向があると感じます。
言葉は相手の気持ちを動かす魔法のようなものです。
一人ひとりが会社の顔としてお客様や取引先と接する際、この魔法をうまく使いこなしてほしいと思います。
日常的に言葉の意味を調べ、適切な表現を選ぶ習慣を身につけましょう。
これが、信頼されるビジネスパーソンへの第一歩です。
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