【Bookalyst】本は何のために読むか?~苦手意識を無くすために~
本を読むのが苦手なあなたへ
Bookalystがどんな目的か、は以前この記事で書きました。
で、今日は。
私が本を日々読みまくっている理由を共有することで、
社会人で本を読むのが苦手という人に、本を読むのが得意になってもらいたいという願いを込めて、その秘密?をここに言語化をしておきます。
そもそもなぜあなたは本を読む?
本を読むのが好きな人はさておき、本を読むのが苦手なあなた、なぜあなたは本を読もうとするのでしょう。
本を好きでない(=苦手=それに時間を使わない)人は、
本を読む目的が、「本の内容を理解するため」
だとすれば、その前提こそが本を好きになれない理由だと考えられます。
私は、どんな本でも、読む理由は
他の手段よりコスパのいい人生の過ごし方
だからです。
今一度、本を読む理由を思い出す
ここでは、他人に強制されて読むように言われた本は「一旦除外」して考えます。
あなたはなぜ、本を読まなければいけなくなったのか。
それは社会人であれば大抵の場合、ビジネススキルの向上を求められて、とのことだと思います。
しかし、実際にその本を頭から読んでみると、なかなか頭に入ってきません。
一日で一冊読み切る時間もないでしょうから、何日かに分けて読もうとしますが、いつの間にかその本を読むモティベーションもなくなってしまったりしています。
そして、最後には自分はやはり本を読むのは苦手なのだ、と思ってしまいます。
この悪循環に陥ってしまう人は、根は真面目ですが、仕事でなかなか成果が出てない人に多いです。
ここで、今はまだこの考えを記事にしていませんが、
世の中はすべて金だ
という考えでこの行為を見直してみましょう。
社会人であればすでにご自分の収入を得る方法を手に入れてるかと思います。
本を読むきっかけも、先ほど述べましたがビジネスの向上=年収の向上を狙ってのことだと思います。
仕事における目的については、以下の記事で私の考えを書いていますので参照いただけるとこの後の話が分かりやすくなると思います。
今一度自身を振り返ってみてください。
なぜ、その本を読もうとしている、または読まなければいけないんでしたっけ?
本はコスパ最強のエンターテイメント
本がコスパ最強である、ということを記事にされる方はnote界隈でも非常に多いですね。
軽く読める記事です↓
丁寧な説明付きの記事です↓
本題に戻ります。
本を読むのが苦手だという人は、どこかの時点で「本を読むこと自体を目的」にしているから、苦手になるのだと思います。
仕事でうまくいかない人の共通点は、手段を目的と認識する場合がほとんどです。
本を読むことは手段であったはずなのに、目的と感じてしまうのは、本というものは買ったからには全部読むことが当たり前だと思っているせいかもしれません。
ここで、読書と同様に「何か」が得られるものを紹介します。以下は読書と共通点があると思います。
・映画、動画視聴、研修、講演、Audible
いずれも、
「誰かが、大衆に向けて発信している情報」
です。
ここで想像してみて欲しいのは、例えば映画、動画視聴、その時あなたはどんな態度でその映像に向き合っていますか?
つまらなければ途中で見ることをやめたりしませんか?
面白かったら何度も見たりしませんか?
実は、読書もそのスタンスで良いのです。
もし、内容がつまらないと感じたら、その先を読まなくたっていいのです。
見方を変えれば、読書は映画同様のエンターテインメントであると言えます。
ちなみに、「本は一冊全部読まなくていい」って本がありましたので紹介しておきますね😅
本の強み
読書は映画同様のエンターテインメントだ、とかなり強引なことを書きましたが、読書好きならほとんどの人が同意していただけると思います。
読書が苦手なあなた。
まず、読書を「エンターテインメントの一つ」と考えてみてはどうでしょうか?
そうすると、本がいかにコスパ最強で融通の利く媒体であるか、ということが分かります。
映画は現在だと1500円程度でしょうか。 動画はまあ無料のものもありますが、いずれも「自分のペース」で進めるのが難しい媒体です。
動画であれば目次があるものもありますが、本の目次に比べればその細かさには大きな差があります。
そして。
本を読む目的はなんでしたっけ?
何かを得ようとしていたから、でしたよね?
何かを得るためというのが目的なら、たとえ200ページある本でも、その必要なところだけ読んで、あとは読まなくてもよいのでは?
もちろん、ビジネススキルを得るために、そこだけを読んですぐに実践できるとは限りませんし、実践できないことの方が多いです。
では、本を読むことには何の意味があるのでしょうか?
ここで、先ほど「一旦除外」しておいた
他人に読むように強制された場合
について考えてみます。
あなたがその本を手に取った理由に、
・信頼、尊敬できる人に勧められた
・上司に読むように言われた
があるならば、これはあなたにとってかなりのチャンスだと言えます。
なぜなら、その人は
あなたがその本に書かれていることを会得すれば、
あなたは期待の働きができる
と信じて、勧めているはずだからです。
先ほど紹介したnote記事にも似たような表現がありますが、
本は著者の考えや経験を濃縮して言語化したもの
と言えます。
映画や動画も言語が映像になっただけで、意図としては製作者の意図をどう受け取るかを聴衆に判断してもらっている点では同じです。
しかし、ビジネスにおいてのやり取りは、そのほとんどが言語で行われるため、理解も言語でないとビジネス上で応用させることは困難だと言えます。
そして本は、一度購入してしまえば、ずっとあなたのそばに、いつでも、必要なときに開いてくれることを待つ、優秀な教師でいてくれます。
AIが仕事につかえるようになったわけ
近年、AIの躍進は目覚ましく、みなさんの仕事でも活用される機会が増えてきたと思います。
AIの学習手法は、実はあなたが本を読むことに非常に似ています。
AIは初め、期待通りの動作を示さないことがほとんどです。
これには理由があり、簡単に言うAIは「あいまいさ」は常に残しつつ、入力された言語に対して常に自分ができる最大の結果を、演算によって言語を出力しています。
人間も、実はしていることは同じです。
子供が日本語を習得する様子を想像してみてください。
子供は特に文法や単語の細かな定義を教わらなくても、いつのまにか勝手に日本語を自然に話します。
これは、
何を言おうか考えた結果(演算)、発言(出力)するたびに
相手の反応を記憶(AIにおける評価)し、
同じフレーズ(入力)に対しても最終的には相手の期待通りの
バリエーションで返事をする
からです。
ここで注目して欲しいのは、
同じフレーズでも、相手の期待通りのバリエーションで返事をする
です。
仕事でいわゆる「応用が利かない人」は、
スキルアップ=知識の習得
と誤解している場合が多いです。
ここでは詳しく説明はしませんが、AIが決まりきったアクションでなく、毎回違った出力をしているように見えるのは、
膨大な入力を適当に取捨選択し、その場で最大の評価となる出力
をするからです。
同様に仕事ができる人は、一見同じような上司の指示やお客様の要望も、
膨大な経験を適当に取捨選択し、その場で最大の評価となる行動
を取っているから、と言えます。
いずれ、これを解説した記事も書きたいと思いますが、つまり読書においても、
同じ個所を何度も読む
行為でさえ、あなたが成長し続けている以上、それは常に異なった入力として脳は認識している、ということです。
本は「自分が何者であるか」を気づかせてくれることも多い、本当に優れたエンターテインメントだと私は思います。
効果的な本の読み方
最後に、本をたくさん読むための秘訣を紹介します。
この記事も参考になります。
本とは、著者またはそれに関する知識、経験が濃縮されたものです。
あなたはある目的を達成するために、本に関心を持ちます。
そしたらまず、その本のレビューを見たり、古本屋にあるようであれば立ち読みしてみます。一冊にかける時間は5分くらいが良いでしょう。
ここで、5分以上その本に関心を持ってしまったら、著者が誰なのか、見てみてください。
その人はどんな人か。他にどんな本を書いているか。
本には、著者の人生の一部が詰まっています。
気に入ったら、買ってみるのもよいでしょう。
値段がちょっと厳しそうなら、お気に入りにでも登録しておきましょう。
さて、買ったはいいですが、手に取ってみて、どうですか?
まだ、読むモチベーションは残っていますか?
あれば、さっそく読んでみてください。
無ければ、近くに置いておきましょう。
本は、逃げません。
あなたに本を勧めた人は、あなたに何かを期待しています。
同じ指摘を受けるようなら、
「どこ読めばわかるのかなあ」
と、またその本に探りを入れるのが良いでしょう。
初めから、うまくできる人はいません。
何度も、何度も、その本に触れればよいのです。
無理せずに。
その本でどうも効果がないな、と思ったら、その本を疑いましょう。
もしかしたら、同じようなテーマで、違う著者がもっとわかりやすいことを書いているかもしれない。
本は、日々、増えています。
そのうち、答えは見つかります。
諦めなければ。
目的が変わっていなければ。
人脈を広げると仕事がうまくいくのは、ビジネスの常識です。
新たな本を求めて、また人から、ネットから、情報を仕入れましょう。
そしたらもう、読書はあなたの苦手になっていないことでしょう。
================
最後まで読んでくださりありがとうございました。