企業選びで最も大事な視点『日本的企業の中で1960年代のまま』な企業が思っている以上に多いこと
アレックスです。
今日は、「リアルより、オンラインが優れているんじゃなくて、どっちも大事」という話です。
前回、働き方で「テレワーク」っていうキーワードをあげました。
ただ、この記事、あとで読み返してみると、「ちょっと説明足りない」な、と。
あ、、、なんだ補足のブログ?・・・いえいえ、大事なポイント書きましたので、是非。
いきなりですが、
「優れたビジネスアイディアや競合優位性ある付加価値」って、どうやったら生まれると思いますか?
恐らく今思い浮かんだこと、全部正解だと思います。
いろいろな視点がありますから。
私が思い浮かんだのは、「その人にとって最適な環境」ですね。
これほんと人によりますよね。
でも「みんなでわいわい系」
そして「独りでマイページ系」
職種によってもありますけど、「どんな人にだって、ありますよね。」
そして、そのとき「最適」を考えるときに、当然ですが、
「仕事」だけじゃなくて、「家庭」「パートーナー」「友人知人」と全体含めて考えないと「最適」にはならないです。
さらにいえば「趣味とか副業」とかスタイルもいろいろです。
もう一度、質問繰り返します。
「優れたビジネスアイディアや競合優位性ある付加価値」って、どうやったら生まれると思いますか?
まずは、「その人の“全体性”をしっかりバランスさせる(最適なバランス)」であること。
もうひとつは、組織としてできるだけフラットで、自由であること。
これが2大条件だと思います。
「その人なりに、最適なスタイルや環境であること」
「しかも性別・年齢・階関係なく、自由にディスカッションできること」
逆表現しますと、
「一律的・固定的ではないこと」
「トップダウンが強くないこと」
これですね。
ところが、日本はこの「逆パターン」多いです。
だから、世界的にみても日本の生産性が低いっていうデータをみると、「ああ、そうだろうな」と思います。
だって「ひとりひとりの最大価値」を引き出してないので。
少子高齢化だから仕方ないってよくいいますけど、同条件でも成長している国あります。
20年以上デフレなんて世界で日本だけですね。
政治や金融政策など、いろいろな要因ありますけど、そのうち結構強力な理由が「イノベーションだなんだと言葉は踊っているけど、世界トレンドからすると、本気の変革ができていない」ことだろうな、と思います。
「一律・固定的」「トップダウン」
これがなんで残っているのか?っていうと、この2大条件って、「高度経済成長期の成功キーワード」なんです。
当時は「モノ自体がありません」
しかも供給は急がないといけない。
もちろんITなんてまだない。
そこでとったのが
「空間的・時間的に、“一か所”にガッと集約して、一気に生産する」スタイルです。
東京一極集中。
全員とにかく集まれ、と。
そして「集まったら、同じように働けということで、固定勤務。」
「とにかく男はバリバリ行け、女性は家庭を守れ」
こんな感じです。
でも、忘れちゃいけないのは「高度経済成長期」って異常な時代ですね。
戦後まったくのゼロからの復興です。
「モノがない」わけです。
だから「異常な時代」
だけど、このとき成功体験を積んだ人が、だいたい経営上層部にいます。
そして「自分たちの成功が特殊条件下だった」という認識が弱いですね。
だから
「仕事っていったら、みんなで出社することなんだ」って、気持ちが強いです。
はい。
ここで「リモートワーク登場」
この方々はどう認識するかというと、
「コロナだから仕方がない」
つまりリモートワークは「定型外の回避的措置」と認識します。
ところが実は、世界トレンドは、「ひとりひとりの最大価値を引き出す」観点から、その人にあった柔軟な働き方として、リモートワークやメタバース的なものがドンドン進化している。
つまり「コロナがきっかけに普及したのは間違いない」
でも、「もともと大きなトレンドの中で、既にあったもので、本質的なもの」ということです。
というわけで「リアルとオンライン」は、こう考えないといけないですね。
「どちらもメリット・デメリットがある。“どっちが”ではなく、どっちもうまく、しかもその人なりにバランスさせることが重要」になります。
なので、先日、働き方改革を本当に理解している会社の見分け方を話しました。
そのとき「テレワーク」「リモートワーク」を取り上げましたが、
「リアルがだめで、リモートワークがいい」とかそういう意味で使っているわけではないです(ここでやっと、冒頭の回答の答えにたどりついた感じですが、、、これが補足として言いたかったことです)
それにしても、
「働き方改革」「ワークライフバランス」「ダイバーシティ」
たくさんの企業がそんなことを、会社説明でもIRでもたくさんアピールしていますね。
でも、実態的にちゃんと本質を理解してる企業って、特に「日本から古くからある、ちょっと名の通った会社」は、思った以上に少ないんじゃないかなって感じます。
高度経済成長期のメンタリティ。
勝手にそう呼んでますけど、
「リモートワークって、コロナだから“緊急回避手段”だ」とか。
「ワークライフバランスは、要するに育児とか介護がある人の話だ」とか。
そう思っている経営者。
たくさん「残存」しちゃってると思います。
だからほんとに「働き方改革をちゃんと理解し推進しているか?」っていうのは、見極めないといけないです。
すなわち
「世界的変革を理解しているのか?」
「ひとりひとりの価値の最大化を本当に目指しているのか?」
ここが明らかになりますので。
だから、人事に、さりげなく聞いてみましょう。
「リモートワークって、コロナでだいぶ普及したと思いますが、御社としては、出社してリアルなコミュニケーションを大事にしたいですか?」と。
そこで返ってきた言葉で、本当に「自分に合うかどうか」吟味してみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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