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ファシリティドッグ。子どもの心を癒やし、勇気づける犬たち。
こんにちは。
今日は、我が家でも応援しているファシリティドッグのご紹介です。
セラピードッグというのは聞いたことがあるかもしれませんが、「医療計画に関与する」という高度な機能を持つ犬です。
▍子どもだけではなく、家族をも癒やし勇気づけるベイリー
セラピードッグは、いろいろな施設を移動し、そのパートナーの人は看護資格が必要ではありません。
ファシリティドッグは、特定の施設に常駐します。
ハンドラーと呼ばれる人のパートーナーは、看護師経験5年以上あり、医療知識を有しています。
1日平均10人から20人の子供に面会します。
ハンドラーは、それぞれの子供のカルテを確認し、最適な関わり方で接していきます。
このファシリティドッグ。
神奈川県立こども医療センターなど3カ所にいます。
子供たちの中には、難病を抱えており、時に余命宣告を受けた子供もいます。
薬を飲むのも、リハビリをするにも、術後の痛みに耐えるのも、子供たちにとっては相当負担になります。
子供の中には、一日中泣いている子もいるそうです。
そんなときにファシリティドッグが面会すると、目に見えて子供たちの様子が変わるようです。
今まで笑おうともしなかった子が笑顔をみせたります。
注射をいやがる子も、ファシリティドッグが側にいるとがんばれるそうです。
すばらしいのは、家族の心も癒やすことです。
我が子が病気で闘うというのは、親にとっても苦しいことです。
でもファシリティドッグが、子供に添い寝し、子供が笑顔になることで親もいやされるようです。
このファシリティドッグ。
2010年1月に静岡県立こども病院でスタートしました。
初代のベイリー(ゴールデンレトリーバー)は、2012年から2020年の8年間で2万2,000人の子供たちに接してきました。
ベイリーは天寿を全うし、昨年10月に天国に旅立ちましたが、ベイリー、そしてハンドラーの森田さんはパイオニアとして功績を残し、今は3匹のファシリティドック、2匹の候補犬が元気に活躍しています。
ベイリーが最初に配属になったとき、まだ病院で入れる場所も限られました。
ウィルスなど慎重にならざるを得ませんでした。
しかし、ベイリーたちの活動は、認められ、今やファシリティドッグはほとんどの病室や設備にいって、子供たちを励まし続けています。
▍是非動画をご覧ください
初代のベイリー。
本当にすばらしい犬でした。
是非ご覧ください。
運営は、シャイン・オン!キッズという団体です。
アニー、ヨギ、アイビーの3匹が現在活躍しています。
▍優しさで共に支え合う社会を目指して
とはいえ大きな課題もあります。
運営コストです。
年間1,000万(だったと記憶しています)くらいの費用がかかります。
神奈川県立こども医療センターでは、その半分は病院から出していますが、半分は寄付などを募っています。
ファシリティドッグは、子どもたちの心を癒やし、勇気を与えてくれます。
病院でも、ファシリティドッグはスタッフとして扱われ、会議なども参加するそうです。
病院スタッフの信頼も厚く、病院スタッフも癒やされる存在です。
犬などの動物が、人間の心を癒やすことは様々な事例があると思います。
ファシリティドッグの活動がもっともっと広がって、全国のたくさんの子供たちを支えていける存在になることを願っています。
私たち家族も、ささやかながら寄付をさせていただいております。
毎回というわけではありませんが、お金に余裕があるとき、本当に気持ちばかりですが寄付させていただいております。
何度かクラウドファンディングをされています。
今みてみると、新たな募集をしているようです。
今、コロナで病院経営も、寄付も厳しい状況のようです。
よろしければ一読いただければと思います。
またファシリティドッグだけではなく、セラピー犬の活動も重要です。
今苦しんでいる人が多くいる中、ひとり親家庭支援、フードバンクなど様々な支援が、readyForに限らず、たくさん募集されています。
正直、政府の対応は「自助」ばかりで、苦しい人はますます苦しくなっているのが現実です。
ほんの少し。
気持ち程度でもよいと思います。
ファシリティドック以外にも、たくさんの優しさで共に支え合う社会になればと思っています。