ウズベキスタンひとり旅 出発編
旧ソ連を構成していたスタン系の国々。スタン系=なにやら物騒なイメージしかないにも関わらず(個人の意見です)、ウズベキスタン行きを決めました。
一言ならず二言で言うと今回の旅は「怖いもの知らず」「性善説万歳」の旅です。
関空→仁川→タシュケント
何かの読み物でウズベキスタンの地下鉄構内が素晴らしいと知る。おまけにタシュケントから鉄道旅が楽しめるとわかると更に興味が湧き、そのままウズベキスタン行きのチケットを検索し始める。
ここはやっぱりウズベキスタン航空に乗ってみたかったが、成田発着のみで関空発着はなく、アシアナ航空で韓国・仁川経由8時間弱の旅である。(後に国内線でウズベキスタン航空に搭乗、驚きのサービスだった)
関空から地図で見るとほぼ左一直線の所にタシュケント空港がある。
およそ2時間のフライトで韓国・仁川空港着。食事を摂っていたらあっという間だった。
乗り継ぎ地 仁川着にて昼シャワー
仁川からタシュケントへの乗り継ぎまで4時間ほど。これからウズベキスタンに行くので、仁川での買い物に興味もなく、ラウンジへ向かう。
お腹も空いていないので、ラウンジで昼シャワーを浴びる(笑)
ラウンジは比較的空いていて、シャワーもすぐ利用できた。
さっぱりしたので(たった2時間のフライトだったけど)、充電がてら何か飲み物でもと席を探す。
さすが韓国、辛ラーメンがラウンジでも幅を利かせている。そしてインスタントラーメンを食べている人が多い。思わず心の中で「なんで?!」とツッコむ。
充電も終え、搭乗口までのんびり移動する。なにせ広いからね。
同じくアシアナ航空で仁川16:35発に搭乗する。ここで一気に韓国人でも日本人でもない、薄くもない濃いすぎでもない顔のアジア人が半分以上を占める。
関空から乗り継ぎで一緒だった日本人男性がいたので、「もしもeSIMが繋がらず、タクシーも捕まらなかった時はあの人に着いて行こう」と勝手に見知らぬ人をお守り代わりにする。
とはいえ、客層が変わりウズベキスタンはもうすぐだとワクワクする。
スモールトーク好き
機内はほぼ満席。まもなく機内食サービスが始まり、CAに韓国語で話しかけられる。基本中の基本の韓国語しかわからないため、英語で答えるが「ありがとうございます」は韓国語で。隣のロシア系ご婦人は逆に英語は全く通じず、韓国語で答えていた。その風貌から韓国語を話しているのがなんとも不思議な光景だった。
この後、赤ちゃんレベルの私の韓国語と身振りと雰囲気で隣のご婦人と会話をする。他愛もない内容で今となっては全く覚えていないが、「よくその程度の韓国語で話そうと思ったな、私」と我ながら感心する。
4時間弱のフライトもあっという間で、窓の外はすでに夜に包まれている。20:20、いよいよウズベキスタンに到着。
ついにウズベキスタン
空港で両替をする。翌朝は朝早く鉄道に乗るため、両替所やATMへ行く余裕はなさそう。クレジットカードやUSドルの手持ちはあるが、スム(現地通過)しか使えない場合も考えて手元には少額でも持っておきたい。
事前の調べではイミグレを通過すると左右にあるはず。しかし、この両替所は24h営業ではあるが、頻繁に休憩時間があるらしい?!
写真を撮り忘れたが、時間は以下の通り。ちなみに2つの両替所は1時間ずつ休憩時間をずらしている。
朝食 7:00〜8:00
シフト入替 12:00〜13:00
昼食 14:00〜15:00
夕食 18:00〜19:00
メンテナンス 2:00〜3:00
まさに働き方改革である。いや、もしやワンオペなのか?(笑) 発着が多くないからこそ出来るのであろう。
両替所の女性は私の分の両替を済ませるとすぐさま携帯をさわる。まさに海外あるあるだ。荷物を受け取り、eSIMが使えるか確認する。wifiが繋がらないのはガイドブックすら持っていない私にはなかなか過酷だ。
さて、空港からタクシーへの移動はどうしよう?タクシーアプリをダウンロードしていたが、到着したばかりで疲れていたのでとにかくぱっと乗りたく、ここでは空港のタクシーカウンターを利用した。
場所はバゲージクレームを出てすぐ。黄色いカウンターで目立つので迷うことはない。1人なので1番安い車種で良かったのだが、出払っていたのか革張りでドライバーとも少し遠いくらい広い無駄に立派な車種しかなかった。そのため、金額も少し高かった。(日本に比べればかなり安い)
タクシーロータリーに行き、渡されたナンバープレートのタクシーを探す。すぐに見つけられなかったので、客待ちしているドライバーに尋ねる。するとわざわざタクシーの所まで連れて行ってくれた。ありがとう!
ドライバーは年齢不詳の1人のアジア女性を見て、一瞬驚いた表情を見せたが、すぐさまドアを開けてくれた。
タクシーアプリはお忘れなく
到着時は空港手配タクシーを利用したが、その後の旅路はwifiに問題がない限りタクシーアプリ「Yandex Go(ヤンデックス ゴー)」を利用した。いわゆるUberとかGrabといったタクシーアプリと同じである。
ぼったくり防止、言語、タクシーが捕まえられない場所にいる時などの問題をクリアにしてくれるのでタクシーアプリは必須。
日本でダウンロードし、設定をしておくことを薦める。何故なら他のタクシーアプリもだが、海外でアプリを設定時に必要なSMSが届かないことがある。
なお、Yandex Goの言語設定に日本語はない。英語でも簡単なので大丈夫。ちなみに言語設定はYandex Goアプリ内で行うのではなく、スマホ本体で設定するのでご注意を。
支払い用のクレジットカードの登録もお忘れなく。タクシーアプリがあれば言った言わないのタクシー降車時のストレスが無くなる。乗車後も今どこを走っているかわかるので安心だ。
とりあえず無事ウズベキスタンの地に足を踏み入れた。祝・初スタン系入国。どんな旅になるか楽しみである。