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実用数学技能検定準2級。算数、数学やり直し6年目で受験。
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算数、数学は落ちこぼれた
児童養護施設で育ち、15歳から世の中に出て働いた。自分の怠けで算数に関しては7歳頃に意欲をなくし、中学で数学は完全に落ちこぼれとなった。後、23歳で学問を決意した時も、27歳で高校卒業した時も、数学の単位はお情けででもらったようなものだ。大学では美術を美術を専攻し、数学の単位は触れることもなかった。
きっかけは長男の成長
しかしやがて自分が結婚し子供を持った時、彼らの成長に合わせて、算数や数学の宿題に関して説明された時、助けてあげることができなかったら嫌だと考えていた。やがて長男が小学3年生になったの機会に、小5からの算数やり直しに着手した。
小5、6、中学校3年間の数学やり直しを2年で終了した。そして高校数学1 A の勉強に取りかかった。それが4年前だった。
長男の算数宿題を手伝えるようになった
果たして長男が小学5、6年生になった時、算数のやり直しは役に立った。夏休みの算数の宿題を手伝うことができたからである。その時は、僕はすでに中学数学の復習を終えていたため、そのレベルならば詳しく教えてあげることができたのである。算数をやり直してよかったなと実感した時だった。
現在、長男は中1となり、数学的な質問も多くなった、彼に要点を教えることもできるし、複雑なことでも教科書を一緒に読みとけば十分、学習支援できる状態となった。自分の決断は間違っていなかった。
数検受験に至るまでに6年
高校数学は特にじっくりやりたいと考え、チャート式を購入しじっくりと日々の中で勉強していった。当時は英語も集中的に勉強していたり、度重なる転職活動やスキルの習得などを積み重なって、数学に割ける時間はわずかだった。チャート式をやり終えた時、4年が経過していた。それが年末だった。そこから過去問の練習に入り数学検定受験を決意したのだ。
数学検定の受験に至るまでは実に6年が経過していた。
社会人の勉強は常に検定獲得も合わせる
社会人経験から勉強したことは必ずそのレベルの検定を取ることにしている。せっかく勉強したのだから公に示せる形として検定を取得するのだ。
つまり6年間の数学やり直しの総決算として実用数学技能検定技能を受験した。
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受験証
事前に受験票が届くので、受験会場やテスト時間、持ち物や必要事項等を確認する。写真を貼り忘れないように
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実用数学技能検定の持ち物
試験会場に持ち込めるものはそれぞれ受ける級よって、また1次、2次試験により、変わってくるので受験票で確認。
テスト前日、当日
僕は基本、試験の前夜、当日は何もしない。リラックスするように努め、しっかりと睡眠を取り集中力を発揮できるよう務める。結局、それまでの継続が全て。
余裕をもってテスト会場へ
英検の時も同じで、試験に行く時は十分な余裕を持って家を出る。会場に早くついてその周りを散歩したり喫茶店に入ったりしてゆっくりすることが大切だ。
試験会場の途中まで考えたこと
数学検定の会場に行く道の途中に以前、マネジメント職の面接を受けた外資がある。あの時は自分が背伸びしていたのかなと思う。だから面接でも不合格になったのだろう。結局結果オーライではないが、今の結果になってよかった。今のキャリアの方が十分、自分の将来に合ってるからだ。もしあの時ここに合格したら現在はなかった。そういう巡り合わせになるために面接に落ちたとも言える。機会、運というのは偶然に見えて、しっかりちょうどいいところに落ち着くようになっている。いい結果も、悪い結果も全て意味がある。
テスト会場
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今回受験する会場は東京栄養食料専門学校。
校舎はとても綺麗で、青空に生える感じだった。早く着きすぎてしまった場合は近くに区民館があるのでそこで時間を調整すると良いと思う。そういった案内も警備員さんのがしてくれて親切だった。
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受験者年齢層
英検1級を受けた時は1次、2次試験も、むしろ若い人よりも僕と同じ年代、40代ぐらいの人が多く感じられた。また準1級の時も社会人や大学生の人が圧倒的に多かった。
これに対し数学検定の9割近くは、高校生ぐらいの年齢が多い。社会人の姿は珍しく、僕と同じような中年受験者はほとんどいなかった。
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受付の簡素さ
英検と比べて受付が簡素に感じられた。直接、受験会に場入場することができ、受験票の確認のみが試験中に行われ、身分証の確認などはない。
英検の場合はこうはいかない。まず受験会場に入室する前に受験票、身分証、そしてマスクを外してのそれらの写真との本人確認が行われる。また教室に入った後も試験開始前、あるいは試験中に身分証と受験票そして本人の確認が行われる。
別級と同室で同時受験
僕が受験した会場は、1級から3級までが同じ部屋で受験した。おそらく4級から8級までは別室で合同で受験したのではないだろうか。
受験者数は一室に45名程度。先に書いた通りほとんどが中高生で占められ、小学生らしき姿も目にした。社会人は僕を含めわずか3名だった。
答案用紙への作業と問題について
試験開始前に回答用紙に氏名や受験番号を書き込むが、英検と違ったのは回答用紙にそれぞれ自分の受験番号等が書かれたバーコードのシールを貼る作業があることだった。もちろんこうした作業のやり方は試験官の方が説明してくださる。
数学検定の場合は、英検と違い問題を持ち帰ることができない。テスト終了時と同時に1次試験2次試験の問題は回収される。
回答指示に従って答案を作る
数学検定はマークシートではない。記述式である。またその回答の仕方も指定がある。答えだけを書きなさいという場合や、解放の過程、式を書きなさいという回答指示があるので問題をよく読むこと。
圧がかかる思考時間。あっという間に試験は終わった。
英検、TOEICでは終わるまで、時に試験が長く感じた。しかし数検はあっという間。英語は子供の頃から得意としてきたことに対して、数学は落ちこぼれ組。なので自分の資質、熟練が違うため、一概に数学と英語を比較できないが、数学、数学検定のほうが、比較にならない圧力がかかる。それがいい、その困難が逆に挑戦をかき立てる面白さに。圧力の快感が数学の面白さ。試験の間は全く時間感覚が飛んで、タイムスリップしたみたい。また、受験したい。
最も数学に対して感じる困難さ、圧力は人それぞれ。子供の頃から、数学を得意としてきた人にとっては逆に英語の方が難しいということになるかもしれない。人それぞれ理解力が違う、人生が違う。そういうものだ。
受験の手応え
僕が受験した数学検定準2級のレベルは子供の時から数学を得意としている人にとっては簡単だと思う。ただ数学のやり直し組にとってはそれなりの難易度がある。だから元数学落ちこぼれ組の僕にとってはかなりの挑戦だった。
この数学検定の受験に至るまでも既に数学1 A の学習を4年積み上げてきていた。まず受験までこぎつけた自分を褒めたいと思う。
数学検定の内容に関してはきちんと学習していれば解けるレベルだと思った。自分にそれが足りない場合はやはり基本の勉強はできていないということだ。感じた手応えはそういう感じだった。まだ合格には不十分でかなり遠いレベルあると感じた。かなり厳しい結果になると思う。
受験して分かったこと
自分の集中力に驚いた。圧のかかる状況において途切れることなく集中思考できる性格であるということが分かった。これが一番の収穫だった。全くあれだけの圧ある時間を過ごしても、へこたれもせずスタミナがあるというのはなかなか恵まれていると思う。試験が終わっても全く思考が鈍らずにクリアなままだった。こういうのは英検によって培われた集中力なのかもしれない。
その他の気がついた自分の利点
・数学を楽しめる気質
・同じ問題を何時間も考え続けられる。
・挑戦、困難を好む、しつこい、努力、継続にめっぽう強い体質。
・1Aレベルの図形、三角比、因数分解、平方完成、数式問題の大半は完全に理解
★自分の準2級レベルの数学弱点、改善点
・不等式処理
・平方根計算、分母の有理化
・2次関数のより深い理解
・確率という概念の理解
・確率問題の文章問題攻略
自分にご褒美、これから
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数検では思考にめちゃくちゃ圧力がかかり楽しかった。困難な方が燃える。困難を知るほどに数学が好きになる。
今回の結果は難しくても、今日の経験を生かして既に復習や弱点を学習している。不合格の結果が出たとしてもくじけず、合格するまで再度受験し頑張っていきたいと思う。
数学検定における、あるいは数学やり直しにおける一区切り。数学検定2級まで挑戦
周りとは比較せず自分との関係性で捉えて継続しクリアしていきたい。数学検定は最終的には2級まで挑戦したい。文系数学頂点、数学2B、それに相当するのが数学検定2級だからだ。
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