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プラモデル/タミヤ1/700駆逐艦松② 組み立て続き、お絵描き、読書。

駆逐艦松を作ることになったいきさつ、および、組み立て等、前回からの続きになります。


駆逐艦の対空砲火強化

駆逐艦は、もともと、日本海軍の艦隊決戦思想に強く関係し、それを支援するための水雷夜戦を実行する大切な艦隊でした。しかし、いざ、米国との戦いが始まると、珊瑚海戦であったように、空母機動部隊同士が互いの姿も見ずに、艦載機を繰り出し、応酬しあうという戦いに変化してきました。さらに、航空勢力の消耗戦が始まると、日本はミッドウェイでの大量のパイロット、航空機の喪失を挽回できず、艦隊は、航空攻撃にさらされ、まともに作戦行動がとれなくなりました。


さて、艦橋等、装備を追加していきます。12.7cm主砲(仰角角度改)、95式機銃3連装を設置

そんな中、この松型駆逐艦は、さらにコストを下げて、対空砲火を充実させるという苦肉の策がとられました。12.7cm主砲は仰角角度を上げていますし、3連装の95式機銃ほか、25式機銃が多数、すえられました。プラモデルでも、甲板前部にそれがきちんと再現されています。



日本の駆逐艦の宿命、対潜水艦駆逐性能の遅れ。

日本の輸送船は、大量にアメリカ潜水艦に沈められてしまいました…。日本海軍が駆逐艦のこうした機能、技術の発展、そして、アメリカ海軍がドイツU-ボートとの実践で編み出した対潜水艦戦術をマスターしていたら・・と、悔やまれて仕方ありません・・。しかし、日本とアメリカは、戦争の戦略、駆逐艦の運用理念が違いました‥。デカい戦艦を沈めに行く日本の駆逐艦思想だと…かっこよく、ロマンもあるんですが・・潜水艦による輸送船撃沈を徹底したアメリカと、潜水艦対策が違ってくるのは避けえないことでした‥。

アメリカは、イギリスと共闘したドイツ戦において、Uボートに手ひどい損害を受けていました。痛い思いをして着実に、Uボート対策を戦略と、戦術研究、そして、兵器等の開発を行い、数年かけ、封じ込めに成功していたのです。そのため、アメリカの駆逐艦の第一優先は、潜水艦を狩ることです。デカい戦艦を水雷で仕留めることではありません。

さらにアメリカは、ドイツのユーボートの経験から、輸送ルートを断つ(たたれる苦しさ)を身をもって知っていました。資源のない日本です。それさえ立てば、戦艦なんか沈めなくても、勝てるんです。おまけにターゲットは、戦闘力ゼロの輸送船です。

アメリカの戦争は、陸海軍が共同、一致して
①日本の南洋ルート輸送を優先してつぶす
②南太平洋の島々を日本から取り返し、数珠つなぎで日本に上陸

という点で徹底していました。

それに比べ日本の戦争は、海軍と陸軍は別々に行動し
①(海軍)あくまでも艦隊決戦に持ち込む(機動部隊による空母撃滅)
②陸軍(仮想敵はソ連)アジアルートを開いて中東においてドイツと連携
という戦略しかありませんでした。

九四式爆雷投射機(通称Y型砲)2基。後部甲板最後尾に爆雷投射機を設置。何で、Y型なの?というのも見てわかりました。これで、どんどん、潜水艦を駆逐したいものです!

アメリカ潜水艦乗りの苦難を描く アメリカ潜水艦隊の戦い

巻頭のアメリカ潜水艦の損失リストを見るだけで、いかにアメリカ潜水艦隊が、日本との戦いで犠牲を払ったか、わかります。悲惨です・・。

アメリカも多くの潜水艦を失った

アメリカ海軍では、潜水艦乗りになることは避けられていました。死傷率が異常に高かったからです。多くの潜水艦が撃沈され、未帰還となりました。保有数と比べ、喪失数が多かったのがアメリカの潜水艦でした。


組み立てを進める。魚雷発射管を設置

煙突、さらに機銃などを組み立てていきました。ピンセットを使わないと、単機銃などは、すえることができず、かなり苦労しましたが、大好きな駆逐艦の姿がだんだん、現実的になり、わくわくしました。

甲板中央に、61センチ魚雷発射管を取り付けた時、よっしゃ!と思いました。これと高速こそが、駆逐艦の最大の武器です。

水雷夜戦において、魚雷発射管が93式を放つとき、暗闇の中で、シュッ、シュッ、シュッと、鋭い音が響きます。放たれた魚雷は、高速で敵に肉薄します。火薬量は連合軍魚雷の倍です。食らう方は悪夢でしかありません。


真ん中に位置するのが駆逐艦の伝家の宝刀、61センチ4連装魚雷発射管です。

悲壮、猛烈な最後となった松の勇姿がよみがえる!

悶絶、かっこよすぎる!!ひとまず、この日の制作は終わりました。

日本駆逐艦全史1986~1945

アマゾンで頼んでいた日本駆逐艦全史1986~1945が到着しました。悶絶・・家宝として大切にします。駆逐艦のかっちょいい写真満載です!幸せです。


製作後、および、乾燥待ち時間等は、お絵描き

妄想の第23水雷戦隊旗艦 駆逐艦 夏風(ナツカゼ)のお絵描きを進めます。プラモデルで作っている駆逐艦松の特徴を多く盛り込みました。


塗料、道具の調達、おもちゃ屋さん訪問

次回に控えている1/350駆逐艦陽炎の制作に使用する塗料や、プラモ道具を買いに行きました。


子どもたちのプラモ制作状況

次男君は、この前買ってあげましたが、今回は、お小遣いでほしい!と決めたこちらを買いました。

長男君はスタンドを購入し、過去制作のものをポージングさせてました。
例のシリーズをお兄ちゃんは購入したようです。(コンプリートは10体らしい)

家族三人で、ニッパーは使いまわしです・・


再度、塗る。

塗りムラ、ランナーから切り離した部分の塗り残しを再度、塗装しました。

使用カラーは、箱の彩色指示に従いました。

説明書に、気になったことなど、メモしておきます。でないと、あとで、忘れてしまう・・塗り、乾燥、組みと、効率的にやらないとダメなので‥あ!この部分、昨日、ぬってなかった!とかになると、組みができません。

この日はここまででした。乾燥時間です。プラモやゆっくりやりましょう!


読書 ガダルカナル戦記

ガダルカナルに関しての日米の戦略の違い・・死に物狂いで第一優先としてがっつりと全力で島を取りに来た米国に対し、日本側が戦力小出しにしてしまった要因、その背後の裏にある、海軍、陸軍の戦争観、そして資源がない国日本ゆえに(短期で決戦に持っていける)という観測的期待の悲しさが描き出されます・・駆逐艦も、この奪回消耗戦に大きなかかわりを持ちました。


駆逐艦 夏風 お絵描き

第23A水雷戦隊は、潜水モンスターの駆除を第一優先する。近年、飛来した隕石がソロモン海域に多数着水し、その中に、外来水性害獣、未確認モンスターが多数、存在し、当海域で、繁殖、成長しているとの知らせを受け、第23A水雷戦隊は旗艦ナツカゼ、以下、3艦をもって、輸送船護衛、海上ルート哨戒、潜水モンスターの撃滅に出撃した。

第23A水雷戦隊の直衛はもちろん、ビーライダーズが担当します。

食料も自給持参。イエロウテイル(ぶり)を捕獲



ランチを設置

ランチをのせたところ、より、かっこよくなりました!

ランチの塗装は彩色指示通り、デッキタンのタミヤカラーを使用しました。

思わず、近寄ってみてしまいます。直衛機が空中から、味方艦を見ている感じです。

ヨコからのシルエットにしびれる!

グおおおお!カッコいい!!

失敗!

嬉しさに浸っていたところ…ん??

ん???

バカやろー、煙突の位置が違うじゃんかあ!!ひとつ前の穴だよ、接着場所は!!(しかも、ランナーから取り外す際、この部品を折ってしまうという情けないことをしていたのである!)

きちんと説明書を見ましょう!!って反省しました。

この部分は、ランナーから外す際、折ってしまいました。かなり、小さく、細い煙突です。取り外す際、さらに折ってしまうかもしれません・・。
悲しくなりましたが、この日は、ここでやめました。


操艦部分を描く。

絵の中では、プラモで間違えた部品も、アイデアとして、描きこみました。座席後部にあるのが、4連装魚雷発射管です。


取り外し成功と、マスト穴開け 

煙突は、無事、取り外すことができました。艦橋のマストを通す穴をあけました。しかし、穴の角度が真っすぐすぎで、斜めにマストが入りませんでした。後ろから支える部分と接合できない状態です。

穴をあける

駆逐艦の錨が小さすぎで、苦戦。

駆逐艦(雪月)の錨は海上自衛隊基地内に現存します。実際の形はあんなふうになっているんですね。プラモデルだと、それはわからないですね。いつか見に行きたいです。
都内の病院内(墨田区山田記念病院)にも、駆逐艦の錨は現存していて、見ることが可能です。


ここまでのプラモデル駆逐艦松の勇姿

マストを立てるとさらに、軍艦らしくなります。

横から見るともう・・サイコー!

めちゃくちゃカッコいいです!!

先週の制作は、ここまででした。


そして、プラモデルと並行し、駆逐艦お絵描きも進めることができました。

駆逐艦、かっちょいい!最高!日本海軍すべての駆逐艦に栄光あれ!


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