レン

『ちょっとの気づきが毎日を作る』をコンセプトに書いています/会社員/エッセイスト

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『ちょっとの気づきが毎日を作る』をコンセプトに書いています/会社員/エッセイスト

最近の記事

自分の考えをコロコロ変えているやつってさ…

自分をアップデートしている証拠なんじゃないかなぁ。 僕はそういう人が好きだ。 正直、「他人の生き方がどう変わろうがどうでも良い」と思う人がほとんどだろう。 でも、たまにその変化に気づいて、「前はこう言っていたじゃん」とか、「自信満々に言っていたのに?笑」とわざわざ伝えてくれる人がいる。 その言葉からは、 意見が変わること=ダサイ という方程式が伝わってくるのだ。 こんな言葉を教えてくれた本はなんて本だったかなぁ。 影響を受けやすい僕は、自分の意見をコロコロ変える

    • 「美意識に反することをしない」ということ

      ある日の仕事帰り、エレベーターに乗ると、壁に注意書きが張ってあった。 翌日。出勤時にエレベータに乗ると、粘着力が弱かったのか、その張り紙は床に落ちていた。 こういうとき、あなたはどうするだろう。 ・紙を張りなおす? ・誰かがやってくれるだろう、とスルーする? 僕はどうしたか。 少し迷って、紙を張りなおした。 誤解がないように伝えておくと、僕はあなたに自分が善人であることを伝えたくて、この件を書いたわけじゃない。 僕が大切にしている”美意識”について伝えたくて、この

      • 他人からどう思われているのか気になって仕方がない日がある。

        あぁだめだ。今すぐ会社を飛び出して家に帰りたいー。 その日は突然やってくる。 いつもなら気にしないことが気になる。 話している相手の言葉や表情、なにを思っているのか。 もしかしたら嫌われているんじゃないかー。 なにがきっかけでもないのだけど、そんな気持ちが強くなって、自分の話し方もぎこちなくなる。 繊細な僕にピッタリな『嫌われる勇気』は何度も読み返したはずなのに。 他人の気持ちのコントロールなどできるはずがないと学んだはずなのに。 どうしてだろう。 『嫌われる勇気

        • 良いことを3つ数える。それだけで世界が違って見えた。

          どうして、俺のことをもっと理解してくれないんだ。 どうして、もっと優しくできないんだ。 どうして。どうして。 そう思っていたときがあった。 大学院生のころ、研究室の先生からの言葉に耐えられなくて。 後輩や留学生が同じ部屋にいるなか、溢れ出る涙を抑えることができなかった。 社会人1年目のころ、お客さんから強い言葉で指摘を受けた。 今にして思えば、あの言葉は僕ではなく会社に向けられたものだったのだけれど、当時の僕はそれを理解できなくて。 どうしてそんなに強い言葉に言

        • 自分の考えをコロコロ変えているやつってさ…

        • 「美意識に反することをしない」ということ

        • 他人からどう思われているのか気になって仕方がない日がある。

        • 良いことを3つ数える。それだけで世界が違って見えた。

          転職を決めたきみへ。伝えたいことを3つだけ

          「わたし、本当に、転職することにした」 とある晩のこと。 2週間ぶりに出会った彼女は僕の部屋に入るやいなや、すぐにそう言った。 すでに転職エージェントにも申し込んで、面談も始めているみたいだ。 転職したい、とこれまでも何度か聞いていたが、特に転職活動をしている様子は見せていなかった。 だからこそ、転職したいと言っているだけで実のところそこまで転職する気はないのかな、と思っていた。 転職は強要するものではない。 けれど、早く転職すればいいのに、が僕の本音。 なぜな

          転職を決めたきみへ。伝えたいことを3つだけ

          僕らの世界を作っているもの

          たとえば、 「これ重いから気をつけて」と渡してくれる宅急便の兄ちゃん たとえば、 「温めますか?」と笑顔で聞いてくれるコンビニの店員さん たとえば、 「どうぞ」と渋滞でも道を譲ってくれるおじさん そういうものが世界を作っている 「今日は何が世界を作ってくれただろう」 僕は毎晩思い出しながら、あたたかい気持ちで眠りにつく

          僕らの世界を作っているもの

          チー牛こじらせたせいで、10年後に妄想彼女が出てきた話

          「これディズニーで買ってきたから、お互いリュックにつけよ」 彼女の手に持っているのは、ミッキーの小さなぬいぐるみである。 たしかに僕たちと同じように最寄り駅まで歩いている高校生カップルを見ると、同じようにお揃いのぬいぐるみをつけている。 なるほど。 「俺たち付き合っているんだよね」と堂々と言うのは恥ずかしいから、こういうもので、ほんのりとアピールするのか。 「いいね、つけようか」 僕は彼女の手からぬいぐるみを受け取り、リュックのチャック部分に早速つけた。 「なんか

          チー牛こじらせたせいで、10年後に妄想彼女が出てきた話

          冷静でいられる失恋なんて、失恋じゃない

          脳が壊れるほどの失恋をしたことがある。 いや、「いっそ壊れて記憶を消してください」くらいまで願っていた気もする。 それだけじゃない。 「俺がこんなに辛いのに当たり前に1日が始まるなんておかしいんじゃないか」と世界にキレていた。 これは死ぬほど辛くて、生まれたときくらい泣いて、今の自分を作ってくれた恋愛話。 昨日まで当たり前に連絡を取れていたのに、「わかれたい」のたった五文字で世界の色が変わってしまったあなたに届いたら嬉しい。 出会った頃の印象は、とにかく話が合う、だ

          冷静でいられる失恋なんて、失恋じゃない