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悪者に仕立て上げられた、佐々木朗希に思うこと。

「暑い」というワードを言わない未来が想像できないバンカーショットです。

今回は、自分の趣味の一つである野球観戦に関する話題。

コロナ禍を経て歓声が戻ってきた野球。
WBCや各球団のプロモーションもあり、観客動員数は全球団増加しているそうです。

今回の話題は、その選手たちのなかでも上位の知名度であろう
千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手(以後敬称略)についてです。


なぜ佐々木朗希なのか?

なぜ野球全体のことではなく、一選手のことなのか。

それは、最近の報道や論調に思うところがあるからです。

今や、日本一嫌われている選手?

私の主観が入っていることは否めませんが、
2023年オフから急速に向かい風の記事やコメントが多くなった気がします。
大谷翔平も難癖を付けられたり、福岡の球団の数名も色々言われていますが、気になる記事・出来事を記していこうと思います。

ポスティング申請

風向きがおかしくなったのは、2023年末のポスティング申請報道からではないでしょうか。
実際は「将来的に」という話であったと明言されていましたが、
これ以降、球速を落としたり登録抹消になった際など、
枕詞に「どうせメジャーに行くし」というワードが目につくようになった気がします。

選手会脱退

同じ時期に報道されたニュースとして、選手会脱退がありました。
選手会は、一般企業で言う労働組合です。
海外志向の強い選手が、NPBの選手会にいても
メリットを感じないというのは一理あります。
代理人のことを考慮したとも思えますが、
25歳ルールを考えたら時期尚早では?とも思いました。

度重なる怪我・特別扱い?

毎年長期離脱しているのは、残念だし頂けない事実です。
肘や肩は怪我していないのは不幸中の幸いですが、
事あるごとに登録抹消されているため、
「甘やかし」「特別扱い」という声も。

はっきり言います、彼は「特別」でしょう。
リリーフでさえ投げるのがやっとな160キロを、
先発でコンスタントに出せるんですから。
ただ、出力の高さを考えれば身体への負担も大きいのは当然の話。
怪我だってしやすいし、回復に万全を期すのも少し考えれば分かる話では?
お勉強が足りない気がします。
無論、本人にも怪我しないようにしてほしいですが…
あと荻野貴司に比べりゃマシ。

ドジャース行き報道・ポランコとの会話

「佐々木朗希はドジャースに行くことが事実上内定」という記事や、
元メジャーリーガーでもあるポランコとの会話で、
メジャーリーグの球団名を挙げては
「ここへ行く!あそこへ行く!」と言ってくるという報道も。

前者はともかく、後者は(冗談で)と記載もありました。
余計なお世話だよ。

どうしてこうなった。

では、なぜこのような世間の風向きが生まれてしまったのでしょうか。

「佐々木朗希」が目を引くおもちゃであることに気付いた

報道が刺激的であれば、事実か否かはどうでもいいんです。
ポスティング以降の報道も裏とりが怪しい、
言わば妄想で書かれたような記事ばかりです。

ですが、「佐々木朗希」をタイトルにつければ
アクセス数などが稼げると気付いたのか。
正確性ではなく数字のために記事を書いているのではないでしょうか。
そして、それを真に受けて踊らされている方々も多いのでしょう。

「大谷への故意死球発言(コ・ウソク)」
「イチローの愛弟子(フリオ・ロドリゲス)」
が見出しについているのと同じようなことでしょう。

佐々木のスタンス

佐々木自身のスタンスも、この問題を大きくしている要因かもしれません。
本人の性格なのか球団の情報統制なのか、
公の場で話すことはほぼ見ません。
ロッテに久しくスーパースターがいなかったから扱い方が分かっていないとか言わない。

それが災いしているのか、火が消されることなく燃え続けています。
「言っていないことを説明する必要はない」ということでしょうか。
怪我の影響で成績が伴わないため、言われ放題な面もありそうです。

オリックスファン説

これは完全にネタです。
完全試合された腹いせに、オリックスファンの記者が
炎上目的で書いたのではとさえ思っています。
※繰り返しますが、ネタです。

騒ぎすぎ・雑音

言葉は悪いですが、受け取り手の理解力が欠けているのが一番の問題。
結局全てはココなんですよ。
影響力のあるOBYoutuberも、この話題を扱って火に油を注ぐ形だから
質が悪い。

少し考えれば、
・25歳以下であること(球団が受け取る譲渡金に関わる)
・規定投球回に到達したことがなく、実績と耐性がないこと
 (大谷も怪我はありましたが、周囲を納得させる成績を残していました)

から、フェイクニュース・妄想記事であることは、
容易に想像できるはずなんです。
ポスティング申請に球団はNOと言うでしょうし、
それが想定できないほど佐々木も馬鹿ではないはず。

記事を書いた人間も、それを脊髄神経で真に受けた人間も馬鹿です。
本人からのコメントもなく、憶測で書かれた記事ばかり。
憶測・妄想がさらなる憶測・妄想を生み、
佐々木は不快な存在に仕立て上げられた。ある意味「令和の怪物」です。
そしてSNSがヤフコメの如く汚染されるわけです。

そして私は、「佐々木朗希」から距離を置くことにした。

先日佐々木に打球が直撃し降板しましたが、
ひどい言われようで見てられなかった。
もちろん応援の言葉も多かったのは大前提ですが…。

元々キツイ言葉が多く、そういった言葉・話題を避けつつも
公式からの発信は見たいので処置はしませんでした。
しかし、今回の件で私が限界に達してしまった。
適応障害になるような心の持ち主なので、情けないですが
簡単に精神不調に陥ります。
自分の心を守るため、憶測の記事で叩かれる佐々木の姿を見ないために、

私は「佐々木朗希」をネットで見えないようにしました。

ノイズが鳴り止むとき。

メジャーへ行けば収まる?

現在佐々木が色々言われる主な要因は、「早期のメジャー移籍」。
ここがなくなれば=メジャーに移籍し叩く材料・燃料が無くなれば、
純粋に応援する人が増えていくのではと思います。
メジャーに行ってもそれはそれで叩かれることもあるでしょうが、
憶測や妄想記事ではなく成績に関してでしょうから、
納得はできると思います。

イチ野球ファンとして。

千葉在住ということもありロッテの試合を見ることが多いため、
贔屓目があることも否定はしません。
ですが、他球団の選手であっても気の毒なほど
色々言われていると思います。
例を挙げると、各球団の捕手でしょうか。リード云々とか。

選手会は誹謗中傷に対してようやく動き始めていますが、
アホの目を覚ましてあげる意味でもハッキリ指し示してほしいです。
当の佐々木が選手会を脱退しているのは皮肉ではありますが…。

完全試合を行ったときのように、佐々木朗希が
純粋に「すごい投手」と憧れになることを願って。

ではでは。


めっちゃ長くなってしまった…文字数見てびっくらこいた。

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