バイトしてたころの私

 今はこんなですが、学生時代はいくつかアルバイトしてました。

 その頃はまだ自分に何か問題があるなんて夢にも思ってないわけですから。

 カラオケやコンビニ、塾講師、営業スタッフ、イベントの派遣など。3ヶ月いないに辞めることが多く、どれも長続きはしなかったのは、今考えると、この障がいのせいだったのかもしれませんね。

 先生がおっしゃるには、

「君は普通の人が普通に振る舞うやり方を、120%の力でやろうとする。でも、実はそれはすごく無理をしてる。周りの人は、それを見て普通の人と同じようにできると期待してしまう。

だから、仕事も色々与える。でも、120%の力でずっとその仕事をやれるわけではない。どこかでボロが出て、そして、失敗する。そこで、周りの人は期待と現実のギャップに失望して、君に辛く当たるようになる。」

と言われて、ああそうかもしれないと納得しました。

 人が怖いから、人に怒られたくないから、意外と無理をしてたのかなって。他の人から言わせれば、「そんなの無理なんて言ってたら社会で生きていけねえよ。」なんてお叱りを受けるかもしれませんが、怒られたことをずっーと記憶に留めて、何かあるたびに蘇るのって、結構きついです。消す方法も今のところ色々試しても効果がなかったですし。

 カラオケでバイトしてた時、窓掃除を自分では教えられた通りしっかりやったつもりなのに、先輩に「適当にやってるんじゃない!」って怒鳴られてしまい、やり直しを何度もさせられて、なんでちゃんとやったつもりなのに叱られたのか分からず、何日も悩みました。

 コンビニでも、裏方で段ボールを片付ける仕事を指示されてやったのですが、やっぱりこれも先輩に叱られて、やった数が足りなすぎると。あいつは口だけで簡単にサボりやがる、なんて周りの仕事仲間に言いふらされて、結局居心地悪くて辞めるしかありませんでした。

 まあ、私自身に能力がないばかりにと思うのですが。でも、人って期待というか、出来る仕事を与えたのに、それをこなせなかった時の怒りようって、本当怖いです。

 それなら、もう少し自分に合った仕事を与えてほしいと思うのだけど、人には私は「普通」だと思われてしまう。そのギャップをもっとなんとかできたら、違うのですかね。



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