美里俊(発達障害もちの自称イラストレーター)

はじめまして。ASD持ちのイラストレーター美里俊(みさとしゅん)です。 マイペースにですが、イラストや詩、小説などを書いています。31歳なのでもういいおっさんです。

美里俊(発達障害もちの自称イラストレーター)

はじめまして。ASD持ちのイラストレーター美里俊(みさとしゅん)です。 マイペースにですが、イラストや詩、小説などを書いています。31歳なのでもういいおっさんです。

最近の記事

この世界に立ち

この星に生まれてすぐ 僕はまだ自分で立てなかった お父さんやお母さんに支えられて 1年くらいで立てるようになった 立てるようになったら 今度は外の世界を歩きたくなった でも やっぱり上手く歩けない またお父さんやお母さんに支えられる 1年したら 走れるまでになった 周りに僕と同じような子たちがいる 僕はその中での立ち方に戸惑う みんなは同じように立てるのに 僕だけみんなとなんだか違う 僕はそれでも立とうとした だけど 前みたいに楽しくない 立つことがこんなに苦しいなんて

    • バイトしてたころの私

       今はこんなですが、学生時代はいくつかアルバイトしてました。  その頃はまだ自分に何か問題があるなんて夢にも思ってないわけですから。  カラオケやコンビニ、塾講師、営業スタッフ、イベントの派遣など。3ヶ月いないに辞めることが多く、どれも長続きはしなかったのは、今考えると、この障がいのせいだったのかもしれませんね。  先生がおっしゃるには、 「君は普通の人が普通に振る舞うやり方を、120%の力でやろうとする。でも、実はそれはすごく無理をしてる。周りの人は、それを見て普通

      • 東京通院日

         数ヶ月に一度、福島から東京の主治医の先生のもとを訪れます。  私が大学生の頃、4年間東京にいたので、電車乗るくらい大丈夫!慣れてるよ!なんて思いたいのですが、そう上手くはいきません。  ずーっと1つの部屋に篭ってばかりなので、それが急に駅に行って人がたくさん行き交う中を潜り抜けるなんて、どれだけ難易度が上がってるのでしょう。  人にぶつかりそうになりながら、電車に乗ります。なんか、すごく衰えてるなと感じずにはいられません。  周りの同じくらいの年齢の人は、スーツ姿で

        • 仕事に就けない僕

           これを書いてる今も、僕の頭の中は将来への不安でいっぱいです。  僕は、2017年に就活に失敗し、その次の年も何社か受けましたが、結局80社近く全て全敗で、自信はなくなり、鬱っぽくなり、自分を責めるしかなくなり、そして、何より他の人間が怖くなってしまい、僕は家に引きこもるようになりました。  今日まで、7年。僕は、他の同級生が役職級にそろそろなり、家庭を築いたり、先の人生の設計図を順調に描いてる中、時間が止まったまま、子供に退化した醜い大人として、生きています。  仕事