好きなもの〜影絵&イラスト編〜
小学生の頃は、ちょくちょく絵を描いていたな〜。
絵と言っても本格的なのでなくて、いわゆる少女漫画みたいな女の子ばかり描いてたの。
割と女の子なら普通のことじゃない?
中学時代の美術の時間は嫌いだった。
基本的にセンスがないんよね。
未完で提出できないことあった気がする。
あっ、それは家庭科の裁縫の授業もおんなじ。スカートもパジャマも完成しなかった。
手先が不器用なのかな?
でも絵を観るのは好き。
好きにきっかけは当時大阪にあった、だまし絵の美術館に行ったこと。
もうずいぶん前に閉館しちゃったけど、絵って堅苦しいもんじゃない、楽しい!って思えたの。
それからちょくちょく美術館に行くようになったのね。
ある日、職場の友人に誘われて行った「藤城清治さん」の展覧会。
それはそれは素晴らしかった!(語彙力が乏しすぎる)
藤城清治さんの人柄が影絵を通して感じることができる。
大阪の展覧会は全部行った!
遠く栃木県の藤城清治美術館にも足を運んでみた。
影絵を見て感動して涙することがあるなんて、思ってもいなかった。それくらい感動したの。
腹黒い邪悪な心が浄化されるような気持ちになる。
本当にとても大好きな作家さん。
100歳になられたらしい。
どうかお元気で制作活動を続けていただきたいと願います。
そして、こちらはそこまで有名ではないと思うのだけど「内田新哉さん」
当時大好きだった、もちろん今も大好きな古賀森男さん(フェビアン)のカップリング曲で「BOY」という曲があってね、その世界観が草原に風が吹いてるイメージなんだけど、それ内田新哉さんのイラストがぴったりはまったの。
百貨店でたまたま目に止まった草原にポツンと自転車が置かれてるだけのシンプルな絵、見た瞬間に「BOY」が流れて風が吹き思わず立ち尽くして魅入ってしまった。
夏の終わりの心地よい風を絵から感じる不思議。
のちに、風を描く画家と言われているのを知って納得した。
おまけでゴッホ!
絵がどーのこーのじゃなくて彼の人生や人柄にとても惹かれる。
弟のテオが出資して共同アトリエ、芸術村を作ろうとするんだけど誰も来てくれなくて、唯一強引に誘ったゴーギャンだけが来てくれたとか、切なすぎる!
喧嘩も絶えなかった2人みたいだけど、お互いを思い描いた絵もある。
精神疾患で周囲から受け入れてもらえなかったけど、テオとゴーギャンがいてくれて少しだけ救われたんじゃないかな?
生きている時に売れた絵は1枚だけなのも、これまた切ない。
あちらの世界に行った時にゴッホに会うことがあったら、そっと抱きしめてあげたい。
そして、亡くなったあとの彼の話を伝えたい。
ゴッホの絵のタッチをそのまま映画にした、ゴッホ〜最期の手紙〜も、とても良かった(ほんと、語彙力が欲しい)