流れ星一個盗んで
人に言葉を伝える、その逡巡、或いは文章でも。
どんな些細な言葉や文章でもあっても、それを人に伝える時、私は緊張している。
他人の書いた文章など、街頭で配られる選挙のチラシみたいなもので、基本的に全くの無価値であることを知っているからである。
ああ、でも日本が誇る最高のロックンロールバンド、BLANKEY JET CITYの赤いタンバリンの歌詞にある、流れ星一個盗んで目の前に差し出した時の顔が見たい、というベンジーらしいロマンチックなフレーズ。
僕の放つ言葉や文章が、あなたの目の前に差し出した流れ星であったなら、そんな願いを込めています。